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株式会社茂呂製作所

https://moross.co.jp/

〒407-0001 山梨県韮崎市藤井町駒井3169

0551-23-3366

管理職へ昇進!お互いに考えていることを言い合えるような雰囲気づくりを

ステークホルダーVOICE 社員・家族
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年間を通して、茂呂製作所の社員さんの成長を追っていく企画。

サービス部で働く、広川龍太さんは23年1月に係長へと就任し、マネジメントの立場に。
日々の仕事だけでなく、若手の成長にも一役買う立場となった広川さんは前回と比較してどのように成長してきたのか、
また今後どう成長していきたいのかを伺いました。

広川さんの過去の記事は下記からもご覧になれます。

第一回|茂呂製作所は、助け合いながらより良いものを生み出していける場所
 
第二回|公私ともに次なるステージへ。係長就任&親になるの巻

祝・電気工事士合格! 係長のリーダーシップに期待大

-この2~3ヶ月で何か変化はありましたか?

電気工事士の試験、受かりましたよ!

-素晴らしい!

仕事でも早速、電気工事士の資格が活かされました。今、野菜を切る機械を作っていて、私が回路設計に挑戦してみました。

-その機械は、ゼロから作ってるのですか?それとも修理案件?

ゼロから作っています。もちろん全部を私がやってるわけじゃないですよ(笑)。

-なるほど、成長されていますね。前回お話を聞いたときは、管理職になって間もない頃でしたね。

設計や組み立ては別の者に協力してもらい、それを動かす電気的な部分を私がメインでおこなっています。例えば「この条件でモーターが動く」とか、制御盤を作るだとか。

先輩に聞きながらですが、そういった部分ではすごい成長できたかな。

-なるほど、成長されていますね。前回お話を聞いたときは、管理職になって間もない頃でしたね。

そうなんです。管理職としての役割がまだ全然できていなくて、それが課題です。

皆がどんな作業をしているか、まだよく把握できていません。もう少しきちんと管理できるようになりたいですね。

がんじがらめに管理する気は全くありませんが、何かあったときにフォローできるようにしておくためには、各々の仕事を把握しておかなければなりません。 「何やってるの?」と日頃から声をかけるところから、意識的にやっていきたいと思っています。

-人を管理することに正解はありませんし、難しいですよね。では、広川さんが前回おっしゃっていた「人と時間を管理できるようになる」という目標の達成度、前回は60点くらいということでしたが、現在は何点くらいですか?

まだまだ60点のままです。

―残りの40点を埋めるには何が必要ですか?

もっとお互いに考えていることを言い合えるような雰囲気づくり、仲間意識を持って働ける職場づくりに取り組みたいです。

先ほども「管理」という言葉を使ってしまいましたが、上下のイメージではなく、皆で一丸となって仕事ができる雰囲気を作りたいです。 実は今、職場の若手5、6人が集まる「広川班」という小グループがあります。まずはそこに集う皆で成果を出していきたい。言い訳になってしまいますが、このところ例の野菜を切る機械の方に手一杯だったので、あまり「皆で成果を出す」ことに注力できていませんでした。その仕事が一段落したら、まずは小グループから本腰を入れて取り組みたいです。

-グループの若手に対する教え方としては、それぞれのタイプに応じて変えているのですか?

どうでしょうね。年下の若手メンバーに教えていて難しさを感じるのが、反応が見えにくいことです。返事が返ってこないことがあったり、「今、笑うとこだよ!」のポイントが伝わらなかったり(笑)。

もうちょっと相づちを打ってくれたら嬉しいですね。あと、私が教えるときにどうしても擬音語を多用してしまう傾向があって。「ここ、きゅっきゅとやって、こうやってこうだよ」みたいな。

―長嶋茂雄みたいな(笑)。

これはちょっと、私がどうにかしなきゃダメですね(笑)

―自分がやる分には問題がなくても、人に教えるとなると、伝わらなければ意味ないですもんね。ちょっと工夫が要りそうです。

私も60代の先輩に「ぺっぺっとやるんだよ」という感じで教わってきて、そのうち感覚をつかめるようになっていきました。そういう教え方に慣れているので、つい擬音語を使ってしまうんですよ。

でもそういえば当時、私も「ぺっぺって何だよ」と思ってましたね(笑)。

-時代の変化もあるので難しいところですね。いや、でもすごい。広川さん自身は前回と変わらず「60点」とおっしゃってますけど、私から見るとだいぶ管理職としての思考の切り替えができているようにお見受けしました。資格を取得したり、係長に昇進したりされたことに対して、ご家族の反応はいかがでしたか?

電気工事士に受かったときは、「本当に要領いいよね」と言われました。 そういうところは、たしかに要領がいいかもしれません。理解よりも「受かること」を優先に、自分なりに勉強方法を考えて実践するんです。理解は一旦置いておく。でもそうすると、資格が取れても理解は不十分だから本当はあまり良くないんですけどね。

-学校のテストでも要領よくクリアできていたタイプですね。うらやましい。係長になったことを報告したとき、奥様の反応はいかがでしたか?

どうだったかな。喜んでくれていたけど、ふつうに淡々と「おめでとうございます」と言われたような気がします。

-素直に嬉しい一言ですね。それでは今、「ありがとう」を伝えたい相手はどなたですか?

変わらず妻ですね。子供が生まれて5カ月ほどなんですが、まだ夜泣きもあって大変で、妻が本当に頑張ってくれています。

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仕事で家を空けないといけないとき、育児が大変な時期にもかかわらず「行っていいよ」と言ってくれますし、最近泊まりがけで社長と東京に講習を受けに行ったときにも、「いいよ」と背中を押してくれました。すんなり送り出してもらえると、やはり嬉しいものです。

-奥様も、「ありがとう」と伝えられる広川さんも、素晴らしいですね。次回また一回り成長された広川さんにお会いできるのを、楽しみにしています。本日はありがとうございました!

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ライター:

1985年生まれ。米国の大学で政治哲学を学び、帰国後大学院で法律を学ぶ。裁判所勤務を経て酒類担当記者に転身。酒蔵や醸造機器メーカーの現場取材、トップインタビューの機会に恵まれる。老舗企業の取り組みや地域貢献、製造業における女性活躍の現状について知り、気候危機、ジェンダー、地方の活力創出といった分野への関心を深める。企業の「想い」と人の「語り」の発信が、よりよい社会の推進力になると信じて、執筆を続けている。

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