ログイン
ログイン
会員登録
会員登録
お問合せ
お問合せ
MENU

法人のサステナビリティ情報を紹介するWEBメディア coki

群馬県が副首都に立候補 嘲笑と支持が交錯 災害リスク低い候補地とは

コラム&ニュース コラム ニュース
リンクをコピー
群馬県 副首都 立候補
群馬県の山本一太知事が30日、副首都への立候補を表明した。
東京一極集中の是正と災害時の首都機能バックアップを目指す新制度のもと、大阪や福岡などが先行する中で関東から手を挙げた形だ。
近さと災害の少なさで迅速支援を強調する一方、ネットでは「グンマー帝国」ネタが飛び交い、賛否が分かれている。
 

群馬県の立候補詳細と知事の主張

山本知事は30日の定例会見で、群馬県として副首都に立候補したいと正式に表明した。
副首都法が24日に成立した直後の動きで、県議会の理解を得たうえで手続きを進める方針を示した。
知事が挙げた強みは「災害リスクの少なさ」「東京から近い優れたアクセス性」「広域交通インフラの充実」の3点だ。
海なし県で津波の心配がなく、過去の地震データでは東京より震度が一段階低い傾向があることを強調。
新幹線で東京から約50分、高速道路も整備されているため、首都直下地震などの有事に迅速に首都機能や経済機能を代替し、復興の最前線に立てると訴えた。
さらに前橋赤十字病院が全国唯一の航空搬送拠点病院に指定されている点や、陸上自衛隊の駐屯地があることで救助・復旧部隊を素早く展開できる点もアピールした。
単純に人口や都市機能の規模だけで決まるものではなく、1つの自治体がすべてを担う必要はないとして近隣自治体との広域連携や役割分担の可能性にも触れた。
知事自身は参議院議員時代から危機管理分野に関心を持ち、知事就任後も防災体制の強化を進めてきた経緯がある。

 

ネット上で広がる嘲笑する声

発表直後からX(旧Twitter)では冷ややかな反応が広がった。
「群馬副首都は草」「パスポートが必要な地域が副首都になるのか」「グンマー帝国の副首都決定戦が始まった」といった投稿が目立ち、群馬あるあるの定番ネタが再び活気づいた。
ライブドアニュースの速報投稿は160万ビューを超え、いいね7000件超、引用1400件超と大きな拡散を記録。
リプライ欄には「空港もないのに」「知事が目立ちたがり屋だから」「関東圏で同時被災したら意味がない」といった辛口意見が並んだ。
Yahooニュースのコメント欄でも「同一地方はダメだろ」「富士山が噴火したら関東全体が厳しい」「田舎が調子に乗るな」との批判が目立ち、全体としてネタ扱いや疑問視が優勢な空気となった。
山本知事の派手なキャラクターも相まって、本気度を疑う声が少なくない状況だ。

 

一方で群馬を推す声も一定数

否定一辺倒ではなく、肯定的な意見も存在する。
ある投稿では「大阪や名古屋より真っ当な候補だと思う」と指摘。
大阪は過去に阪神・淡路大震災などの大きな被害を経験し、名古屋は南海トラフの影響や台風の通過コースに当たりやすいとして、群馬の方が災害面で現実的だと主張した。
東京に近く比較的災害率が低いなら、迅速な代替や復旧支援で役立つという見方だ。
首都直下地震の場合、関東平野での避難民受け入れや後方支援拠点として機能する可能性を評価する声もある。
災害の種類によって最適なバックアップ先が変わるという指摘は、議論の本質を突いている。
単なる近接性ではなく、過去の震度データや内陸の特性を根拠に「意外とアリ」とする冷静な意見も一部で見られる。

 

現在までの主な候補地の動き

副首都法の成立を受け、複数の自治体が名乗りを上げている。
大阪府は経済規模と京阪神の連携を武器に、維新の会が強く後押し。
独自の副首都ビジョンを策定済みで、準備の先行性が際立つ。
福岡県は福岡市と北九州市と連携し、首都直下や南海トラフとの同時被災リスクが最も低い大都市だとアピール。
人口増加が続く成長性とアジアへの近さを強調する。
愛知県・名古屋市は製造業の集積とリニア中央新幹線を強みに挙げ、経済機能での優位性を訴える。
北海道は札幌市と連携し、地理的な孤立性でどの大規模災害からも遠く、同時被災の可能性が極めて低い点を前面に出す。
このほか広島や宮城なども意欲を示す動きがあり、群馬の参入で候補地競争はさらに広がった。
複数指定の可能性も指摘されており、1カ所に絞らない形もあり得る。

 

災害リスクが低い他の候補都市と指摘ポイント

同時被災を避ける観点で相対的に有利とされる都市を比較する。

都市名同時被災リスク主な強み主な課題
福岡非常に低い成長性・国際性・インフラ充実経済規模が大阪に劣る
北海道・札幌極めて低い地理的孤立性・低震度予測距離と寒冷・積雪
広島低い西日本での独立性経済規模と認知度の不足
岡山比較的低い地盤安定・新幹線と空港大都市機能の集積不足

福岡は日本海側に位置し、南海トラフの震源域からも首都圏からも離れ、同時被災のリスクが最も低い大都市の一つとされる。
北海道は首都直下・南海トラフ・富士山噴火のいずれからも遠く、震度6弱以上の揺れ確率も主要都市中で最低レベルとの試算がある。
広島は過去の政府調査で東京電力管内の大規模停電想定でも影響なしとされた地域の一つだ。
岡山は活断層が少なく地盤が安定し、交通アクセスも良いとして一部で大穴候補に挙げられる。
これらの地域は「東京が麻痺しても機能を維持しやすい」点で群馬や大阪・名古屋とは異なる位置づけになる。
最終的な指定は災害面だけでなく、経済規模や国の出先機関の集積、行政体制も総合的に判断される。

Tags

ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

関連記事

タグ

To Top