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福岡県議会「金銭授受」疑惑が副首都構想に波及 支払い証言4人、中尾副議長は続投

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福岡県議会の正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑で、現金を支払ったと証言する県議・元県議は4人に広がった。名指しされた中尾正幸副議長は7月14日の会見で、録音音声について自身の声との認識を示した一方、金銭授受への関与を否定し、続投する意向を表明した。

16日には、日本維新の会の吉村洋文代表が福岡の副首都構想への影響に言及。立憲民主党福岡県連も、民主系会派から副議長を務めた県議らに金銭授受の有無を聞き取る方針を決めた。

 

吉松源昭元議長「5回で約2000万円支払った」

元自民党県議団の吉松源昭元議長は、2020年の議長就任前、2018年から2020年にかけて自民党県議団幹部からゴルフ会や料亭での会食費などを名目に現金を要求され、5回で約2000万円を支払ったと証言している。

吉松氏が公表した2019年10月の録音には、現金1000万円を指すと吉松氏が説明する「荷物」について、当時の県議団幹事長だった中尾氏とされる人物が、受け渡しの日程や管理に触れる会話が収められていた。

1000万円について、吉松氏は、松本國寛県議が預かり、中尾氏が受け渡しに立ち会ったと説明している。

 

音声鑑定は「99.99%以上、中尾氏の声」

テレビ西日本と西日本新聞は、日本音響研究所に音声鑑定を共同で依頼した。吉松氏の録音と7月6日の中尾氏の会見音声を比較した結果、多数の特徴が一致し、「99.99%以上、中尾氏の声」との結論が出た。

中尾氏は当初、AI生成の可能性などを理由に音声の信ぴょう性を疑っていた。14日の会見でも同様の主張を続けたが、記者からAI生成の可能性が極めて低いとの鑑定内容を示されると、会話をしたとの認識を示した。

ただし、現金1000万円を見たことも受け取ったこともないとし、金銭授受への関与は否定。「責任を取る考えはない」と述べ、外部有識者による調査へ協力するとした。

 

江藤秀之県議は825万円 新たな2人も支払い証言

江藤秀之県議は、副議長就任前の2020年1~2月ごろ、中尾氏に現金500万円を紙袋で直接渡したと証言している。さらに吉松氏と会食代やゴルフ代を折半し、計325万円を負担。支払総額を825万円としている。

テレビ西日本の取材では、別の自民党現職県議で元議長の人物も、議長就任前に「運営費」として県議団幹部へ300万円を渡したと証言した。

民主系会派の元県議も、副議長就任前に福岡市内の料亭で蔵内勇夫議長へ現金500万円を渡し、会派を超えたゴルフ会でも約100万円を負担したと話している。正副議長就任をめぐって現金を支払ったとの証言者は、これで4人となった。

 

松本國寛県議は面会と1000万円受領を否定

1000万円を預かったと名指しされた松本國寛県議は、吉松氏、中尾氏との面会そのものを否定した。

松本氏は、受け渡しがあったとされる日は県議会の最終日で、別の予定も入っていたと説明。議会を早く離れたため、3人で会う時間はなかったとして、現金の受領を否定している。

蔵内議長は、弁護士を含む外部有識者が全県議へ聞き取りを行うよう議会事務局に指示。服部誠太郎知事は15日の会見で、中尾氏らの説明を受けて県民の疑念がさらに深まったとの認識を示している。

 

吉村洋文氏「副首都を引っ張るエリアにはならない」

日本維新の会の吉村洋文代表は16日、一連の報道が事実なら、議長就任をめぐって多額の現金を要求する地域は、日本の副首都を担う地域にはなれないとの考えを示した。

立憲民主党福岡県連も、県議会の民主系会派から副議長に就任した複数の県議らに聞き取りを行う。県連の原中誠志幹事長は、民主系会派から自民党側へ金銭を渡す行為はないとの認識を示している。

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ライター:

東京都出身。一日中ネットに張り付いている。

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