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日本自動ドア株式会社

https://www.jad.co.jp

〒165-0031 東京都中野区上鷺宮3-16-5

03-3970-2511

地元駒込で70年愛される蕎麦店「利久庵」と日本自動ドア

ステークホルダーVOICE お客様
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店舗の外観

豊島区駒込の住宅街に佇む蕎麦店『利久庵』。最寄りの駒込駅からは徒歩7分、巣鴨駅からも10分弱の立地だ。周辺地域は昔ながらの住宅街だが、近年は高級マンションも建つようになった。

創業およそ70年、当地で町並みのうつろいを見守ってきた利久庵にお邪魔し、二代目店主の天近晴彦(あまちか・はるひこ)氏に話を伺った。

地元で親しまれる利久庵。味はもちろん、安くて量が多いことにも驚きます。

天近

そば屋は本来、地元の人がふらっと立ち寄って、お腹を満たして帰っていく、そんな気軽な場所です。

うちはごく普通のそば屋で変わったことはしていませんが、そんな気軽な場所でいられるように値段と味のバランスは工夫しています。

「めかぶそばがくせになっちゃったよ」と通ってくれる常連さんもいますし、親子四代で通っていただいているお客さんもいらっしゃいます。続けている限りは、地元で愛されるそば屋でありたいですね。

出前も長年続けていらっしゃいます。おそば屋さんの出前は見ることが少なくなりましたね。

天近

出前をするのがそば屋だと思っています。今は核家族化が進み、みんなが集まったからおそばを食べようという時代ではなくなりましたが、二つ、三つでも届ければお客さんと話もできますからね。

この辺りはお寺が多いので、お寺に集まったときにまとまった注文をいただくことはありますが、基本的には注文数は少ないです。お店も出前もどちらもやるのが私にはちょうどいいと感じています。

最近では出前のバイクは珍しくなったようで、出前中に写真を撮らせてほしいと言われたこともあります。

手打ちそばも提供されているのですか?

天近

手打ちそばは4〜50年続けています。うちではすべてを手打ちそばにすることは難しいですが、毎朝手打ちそばを2キロ打って、それが無くなるまで冷たい蕎麦に混ぜて出しています。

手打ちそばが混ざっていると「美味いね」と気が付くお客さんもいますよ。そばのおいしさは粉で変わると言われていますが、私は打ち方で決まると思っています。

高い粉を使うと値段も高くなってしまいますが、安い粉でもおいしいそばはできます。手打ちそばは何十年やっていても納得することはなく、だからこそ面白いですね。私にとっては遊びですよ。

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70年の歴史が染み込んだ店内。居心地の良い空間だ。

自動ドアはいつ頃導入されましたか?

天近

2〜30年は経つと思います。内装を改築したときに業者さんから日本自動ドア社を紹介されて導入しました。

それまでは引き戸でしたが、出前に行くときにそばを持ったまま引き戸を開けるのが不便でしたし、お客さんにとっても引き戸は不便だったと思います。

自動ドアはタッチ式ですか?

天近

両面ともタッチ式で、加えて内側のみセンサーも付いています。外側はのれんに反応してしまうため、センサーを付けていません。

これまでに故障はありましたか? メンテナンス契約も結んでいらっしゃいますね。

天近

故障という故障は無いですね。メンテナンスは年に2回ぐらい来てくれます。モーターも無料で替えてくれますし、不具合も直してくれますので、大満足です。

メンテに来る職人さんが若い社員さんを連れてくることもあって、聞いているとけっこう厳しく指導していますよ。「技術だけじゃなくて、気持ちでメンテナンスするんだ」と教えていることもありました。

そういう様子を見ていても、良い会社だなと思います。

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店内から自動ドア越しに染井通りを望む。

自動ドアに対する要望はありますか?

天近

多くの場合は問題ないのですが、外側にセンサーを付けていないためか、お客さんが出入りしている途中でドアが閉まり始めてしまうことがあります。

グループ連れのお客さんや、お年寄り、お子さまなど歩くスピードが遅いお客さんなどの場合ですね。ケガなどに繋がるようなことではないのですが、この点が改善されると良いと思います。

地元に愛される利久庵ですが、今後についてお聞かせください。

天近

コロナ禍のときもやめようと思いましたし、これまでに十回以上はやめようと思ったことがあります。今でも、機械が壊れればその時点で終わりと思っています。

数百万円かけて新しく機械を買ったところで、今後何十年も続けるわけではないですからね。また、私は今72歳、家内が66歳ですが、身体を壊したり病気になったりすれば続けられません。

私たちには娘が二人いますが、どちらも店を継ぐ予定はなく、利久庵は私の代で終わりですが、それでいいと思っています。今はそば屋という商売は大変ですよ。

肉体的にもきついですし、売上も安定しないですから。でもまあ、私にやる気があるうちは続けるつもりです。お客さんに喜んでほしいですし、店に出ていた方が身体にもいいですからね。

ご主人にとって「そば」とは何ですか?

天近

そばはシンプルなものだと思っています。色んなことをしなくても、分かる人には分かる。そばの好みは人それぞれで、好みが合わなければそれまでのことです。

私がおいしいと思うそばを出して、分かる人に分かれば良いと思っています。

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◎店舗情報
店舗名:利久庵(りきゅうあん)
店舗住所:〒170-0003豊島区駒込6-1-1
連絡先:03-3917-3728
営業時間:11:00~15:30、17:00~20:00
定休日:金・土
設備・サービス:バリアフリー、出前あり

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ライター:

東京都出身の音楽家。こちらはライターとしての世を忍ぶ仮のペンネーム。平易な言葉で情緒的な文章を書く。対象の思いを汲み取り、寄り添うことを重視。少年期より難病を持ち、弱者への眼差しが裏テーマ。自分の頭や心を使って、形のない美しさや優しさを世の中にひとつずつ増やしたい。書きもののほか、BGM、テーマソング、賑やかし、癒やしなど、音楽全般も承り〼。

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