
6月に他人名義のクレジットカードで3500円を使った疑いがあり、7月には本人Instagramで死亡報告が出ていた。
死を装った末の逮捕に批判が集まっている。
逮捕の経緯と認められた不正使用の中身
多田容疑者は千葉県市原市青柳在住、会社員として逮捕された。
2026年6月13日午後5時ごろ、東京都墨田区の個室ビデオ店で20代男性名義のカードを使い、利用料3500円を不正に支払った疑いがある。
事件直前、JR錦糸町駅近くで酔って寝ていた男性の財布からカードを抜き取ったと供述し、金に困っていたと認めている。
コンビニでの食料品購入形跡も調べられている。広島の知人男性は、5月下旬に自身が経営するバーで従業員の財布から現金30万円がなくなり、防犯カメラに多田容疑者が抜き取る様子が映っていたため被害届を出したと語る。
知人は週5、6回ほぼ毎日飲みに来て、払える日は払い、払えない日はツケ。競艇やパチンコに明け暮れるその日暮らしだったと振り返る。
死亡報告の後も金を貸した、持っていかれたとの連絡が知人のもとに届き、生存と関東への移動は把握されていた。
いずれ捕まると思っていた、と知人は語っている。
Instagramに載った死亡報告とその後の削除
2026年7月、アカウント(@daisuke_8525)のストーリーに死亡報告が流れた。
画面は通常のフィード投稿ではなく、24時間で消えるストーリーズ形式だった。文面は次の通りだ。
本人からログイン情報を預かり現在更新しております。この度、兼ねてから患っておりました肝臓癌が再発し、5月後半から闘病生活をしておりましたが、6月21日に亡くなりました。
生前多くの方にご迷惑をおかけして申し訳ございませんでしたと最後に伝えて欲しいと本人から申し出がありましたのでご報告をさせて頂きます。またこのアカウントは近々消去させて頂きます。生前応援をして下さった皆様ありがとうございました。
第三者にログイン情報を預けた体裁で、本人死亡を前提にアカウント閉鎖まで予告していた。
現在このストーリーは残っておらず、原文は保存画像と報道引用でしか確認できない。
役所への虚偽死亡届が出されたとの情報はなく、SNS上の告知が中心だった。
知人は死んだふりをして広島を出て追及を避けるためと指摘する。
元捕手の経歴と逮捕までの生活実態
多田大輔容疑者は1996年5月25日生まれ、徳島市応神町出身。
鳴門渦潮高等学校から2014年ドラフト7位で広島東洋カープに入団し、契約金2500万円、年俸450万円で仮契約した。
身長189センチ、体重100キロ超の大型捕手としてスカウトの注目を集め、高校では強肩と長打が売りだった。
しかし2015年から2017年の在籍中、1軍公式戦出場はなく、2017年10月に戦力外通告を受けた。
退団後はバンディッツ、伯和ビクトリーズ、GXAジェッツ、軟式のエースファクトリーなどでプレーし、一時期は住吉姓で登録した記録もある。
近年はブレイキングダウン15と16のオーディションに参加し、InstagramではLDH所属の歌手志望を報告した時期もあった。
プロでの成功はなく、退団後も広島の飲食店に入り浸る生活が続き、金銭管理の乱れが周囲の証言で繰り返し語られる。
逮捕時は土木関係の仕事をしていたとされる。高卒で得た契約金が生活の起点になった一方、戦力外後の金銭感覚が崩れたとの指摘が知人から出ている。
現役と元選手の不祥事が重なるカープへの批判
多田容疑者は2017年戦力外の元選手であり、現在の1軍編成とは直接つながっていない。
それでも2026年の広島東洋カープは別の問題で揺れていた。
1月、当時所属の羽月隆太郎選手が指定薬物エトミデート、通称ゾンビたばこの使用容疑で逮捕され、契約解除となった。
公判で周囲に吸っているカープ選手がいたと述べ、SNSでは自分を含め6人が同じ人物から購入したと語った。
その後、譲渡した男が逮捕され、週刊誌が矢野雅哉選手とホテルで同席した写真、小園海斗選手や田村俊介選手がバーで同席した写真を掲載した。
球団は矢野選手を登録抹消し、7月末には矢野選手と前川誠太選手の居宅が家宅捜索を受けたと発表。
松田元オーナーは涙ながらに謝罪した。
元選手の金銭事件と現役周辺の薬物疑惑が同じ年に重なり、SNSではカープは問題ばかりとの書き込みが増えた。
他球団にも不祥事はある。ただ短期間に逮捕、捜索、涙の謝罪が続いたことで印象が固定されやすい。
球団は捜査協力と再発防止を強調するが、ファンの不信は簡単には消えない。
元選手の事件までカープ枠で語られる空気が、今回の炎上を大きくしている。



