
登録者数約1540万人の魚さばき系YouTuber「きまぐれクック」のかねこ氏が7月19日、空き巣被害に遭ったことをXで明かした。盗まれたのは釣具とカメラで、本人の概算で総額約500万円。防犯カメラには死角から黒いスプレーを吹き付けられ、バールで扉をこじ開けられたという。かねこ氏自身にけがはなかったが、撮影環境の復旧とセキュリティ強化のため、当面は動画の投稿頻度を下げるとしている。
防犯カメラに黒いスプレー バールで扉を破壊
かねこ氏は19日夜、「空き巣にはいられました。」とXに投稿し、錠の周辺を大きくこじ開けられた黒い扉の写真を公開した。
続く投稿では「怪我はないです」とした上で、「被害は釣具とカメラで総額500万くらいです」と説明。防犯カメラには死角から黒いスプレーを吹き付けられ、バールで侵入されたといい、「完全に慣れた手付きの犯行でした」と記した。
投稿には、多数のルアーが並ぶ壁面やロッドスタンドなど、被害を受けた室内の写真も添えられている。かねこ氏は「しばらく撮影環境とセキュリティ強化のため動画頻度下がります」としており、盗難は所有物の損失だけでなく、今後の動画制作にも影響することになった。
魚さばき動画で登録者1540万人 「きまぐれクック」とは
「きまぐれクック」は、愛知県の知多半島を拠点に活動するかねこ氏のYouTubeチャンネル。珍しい魚や巨大魚を鮮やかな包丁さばきで調理する動画で人気を集め、海外にも多くの視聴者を持つ。
動画配信に加え、調理器具などを販売する「かねこ道具店」や鮮魚店「うお一番」も手がけており、今回盗まれた釣具とカメラは活動に欠かせない道具だった。
侵入窃盗は2025年に4万7233件 前年比9.8%増
警察庁が公表した最新の年間確定値によると、2025年の侵入窃盗認知件数は4万7233件で、前年から4197件、率にして9.8%増加した。
侵入強盗や住居侵入を含む「侵入犯罪」全体は5万8492件に達しており、その約8割を侵入窃盗が占める。侵入窃盗は2024年に減少したものの、2025年には再び増加に転じた。
今回の犯行では、防犯カメラの死角を利用して映像を遮断した上、バールで扉を破壊している。かねこ氏が「慣れた手付き」と表現した通り、防犯設備の存在を前提に侵入を進める手荒な犯行だった。
500万円の盗難にとどまらない 投稿頻度低下で制作にも打撃
今回盗まれた釣具とカメラは、かねこ氏にとって単なる趣味の所有物ではない。釣行や魚料理の撮影に使用する、チャンネル制作の中核となる機材だ。
約500万円という被害額に加え、機材の再調達、撮影予定の変更、防犯設備の強化にも時間と費用がかかる。高額な制作機材が盗まれたことで、登録者数1500万人超のチャンネル運営まで減速を余儀なくされた形だ。



