
俳優・佐藤二朗氏への聴取を担当したと報じられた弁護士・江黒早耶香氏をめぐり、顔写真が公式プロフィールに掲載されていないことから、SNSでさまざまな憶測が拡散している。
江黒氏はシティユーワ法律事務所のカウンセルで、2025年には国分太一氏の番組降板をめぐる日本テレビのガバナンス評価委員会委員を務めた。顔写真は公表されていないものの、氏名や経歴、公的活動は複数の公式資料で確認できる。
佐藤二朗氏が「脅しのよう」と証言 江黒氏は取材を辞退
デイリー新潮によると、佐藤氏は4月14日、フジテレビのコンプライアンスを担当する弁護士から事情を聞かれた。佐藤氏は、橋本愛氏に万一のことがあれば「佐藤さんのタレント生命にも傷がつきますよ」と告げられ、「脅しのように聞こえた」と証言している。
SmartFLASHによると、『週刊新潮』紙面で江黒氏として実名が報道された担当弁護士に、佐藤氏の証言と国分太一氏の事案への参加について取材したが、当該弁護士は「弁護士法上の守秘義務との関係」によって取材を受けることは難しいと回答。聴取内容への見解は示していないという。
国分太一氏の問題では「調査担当」ではなく評価委員
日本テレビホールディングスの2025年7月25日付中間意見書には、江黒氏がガバナンス評価委員会の委員として記載されている。同委員会は、国分氏の番組降板をめぐり、日本テレビが事案を把握してから降板の決定・公表に至るまでの対応を、ガバナンス、人権擁護、説明責任の観点から評価する組織だった。
意見書は、降板理由となった事案そのものや同種事案の調査を目的としていないと明記している。なお、江黒氏が国分氏本人への事情聴取を担当したとの記載もない。
江黒早耶香氏の経歴 東大法学部から内閣官房、シティユーワへ
シティユーワ法律事務所の公式プロフィールによると、江黒氏は東京大学法学部を卒業し、同大学法科大学院を修了。
2008年に司法修習を終え、第一東京弁護士会に登録した。
2008年から2012年まで弁護士法人曾我・瓜生・糸賀法律事務所に所属し、2009年から2011年まで内閣官房国家戦略室に勤務。
2012年にシティユーワ法律事務所へ移り、現在はカウンセルを務める。
主な取扱分野は、行政庁対応、ハラスメント・危機管理、内部通報、知的財産権、コンプライアンス案件。シティユーワ法律事務所は、江黒氏らが中外製薬を代理した特許権侵害訴訟で、知財高裁大合議が製薬分野では初めて均等侵害を認めたと紹介している。
扶桑化学工業の社外取締役、日本女性法律家協会副会長、経済産業省・文部科学省・総務省の委員なども務めている。
顔写真を掲載していない理由は公表されず
シティユーワ法律事務所の江黒氏のプロフィールには顔写真が掲載されておらず、登壇資料等にも顔写真が見当たらない。これを受け、Xでは「出自からして謎」「政府によって顔を隠されたエージェント説」などの投稿が拡散した。
江黒氏や所属事務所は、公式プロフィールに顔写真を掲載していない理由を公表していない。



