
木原官房長官の秘書官が公費出張中に知人女性をホテルへ招き入れていた問題を受け、CLASSY.の「恋人でもある内閣官房副長官から機密情報を受け取る大人女子コーデ」が再注目されている。SNSで「予言していた」と話題になった背景と、機密情報漏洩の法的問題について整理する。
「現実がCLASSYに追いついた」と話題に 機密文書コーデが再注目
木原稔官房長官の秘書官が、公費出張中に知人女性を宿泊先ホテルへ招き入れていた問題が国会でも取り上げられ、波紋を広げている。
そんな中、SNSでは意外な過去コンテンツが再注目されている。
それが光文社『CLASSY.』の人気企画「着回しDiary」だ。
2023年に公開された企画には、「恋人でもある内閣官房副長官から機密情報を受け取る大人女子のきれいめコーデ」という衝撃的な設定が登場していた。
今回の報道を受け、
「CLASSY予言してるじゃん」
「3年前に未来を見ていたのか」
「政治スキャンダルまで着回し企画になるの強すぎる」
などの声が相次いでいる。
木原官房長官の秘書官が公費出張中に女性をホテルへ招き入れ、情報漏洩について確認中
問題となっているのは、木原官房長官の秘書官を務める男性職員についての報道だ。
国会答弁によると、
・2025年に大阪・関西万博関連業務で出張
・出張中に知人女性をホテルの自室へ招き入れた
・合計5回招き入れたことを本人が認めている
・そのうち2回は翌朝まで滞在していた
という。
木原官房長官も、「ご指摘の通り」と事実関係を認めた。
さらに野党側からは、「情報漏洩や情報管理に問題はなかったのか」との追及も行われている。
これに対し木原官房長官は、「経済産業省と協力し確認中」と説明した。
CLASSY「機密文書を受け取る女子コーデ」が再発掘
今回SNSで再び話題になったのが、CLASSYの着回しDiary企画だ。
着回し企画では、
「9/5(火曜日) マサシを問い詰めると… え?機密文書? ハカセが訴える「日本沈没説」のデータが、 正式に認められたことが記載されていた」
という文章とともに、男性から封筒を受け取る女性のカットが掲載されていた。
男性の設定は、「恋人でもある内閣官房副長官」である。
今回の秘書官問題と、政府関係者・恋人・機密情報というキーワードが妙に重なったことで、SNSでは
「CLASSY.が時事ネタを3年先読みした」
「現実が着回しDiaryに追いついてきた」
と盛り上がっている。
中には2023年の記事だと気づかず、
「今回の時事ネタをすぐ企画にするなんて、対応が早すぎる」
と勘違いするユーザーまで現れた。
本当に機密情報を恋人へ見せたら犯罪になるのか
今回の報道では、機密情報の漏洩が実際にあったかどうかは確認されていない。
しかし多くの人が気になったのが、もし本当に恋人へ機密情報を見せていたらどうなるのかという点だろう。
特定秘密保護法第23条では、
特定秘密を取り扱う業務に従事する者が、その職務で知り得た秘密を漏らした場合、
・10年以下の拘禁刑
・または1000万円以下の罰金
が科される可能性がある。
もちろん、すべての行政情報が「特定秘密」に該当するわけではない。
また、同じ業務に従事する職員同士で必要な範囲で情報共有することと、私的な関係にある人物へ伝えることでは意味が大きく異なる。
今回も国会で情報管理上の問題が指摘された背景には、こうした公務員の守秘義務への高い社会的関心がある。
毎回話題になるCLASSYの着回し企画 過去には不謹慎で謝罪も
もっとも、今回の再注目はCLASSY.らしいとも言える。
同誌の着回しDiaryは以前から、日本沈没・防災・不倫・陰謀論など、ファッション誌とは思えない設定で話題を集めてきた。
特に有名なのが、今回の「日本沈没まであと1ヵ月…防災女子の着回しDiary」だ。
SNSでは、
「ストーリーが気になりすぎて服が入ってこない」
「これ読みたくて久々に雑誌買った」
という声が続出していた。
一方で、「ドロドロ病院内不倫を卒業して、新たな恋に踏み出さなきゃ!?オペ看護師が主人公!スカートしばりの3月着回しDiary」という企画では、看護師と医師を不倫設定で描いたことが批判を浴びた。
現役医療従事者から抗議が相次ぎ、CLASSY.は後に「看護師、医師に関する表現は誠に不適切で配慮に欠けるものでした」と謝罪している。
笑い話で終わらない情報管理の問題
今回SNSでは、「CLASSY.が現実を予言していた」と盛り上がっている。
確かに偶然とは思えないほど設定が重なっており、ネットミームとして消費されるのも無理はない。
しかし現実の問題は、ファッション誌のストーリーのように軽いものではない。
公費出張中の行動が適切だったのか。
情報管理上の問題はなかったのか。
そして国民の税金で行われる業務に対する信頼を損なう行為ではなかったのか。
今後の調査結果によっては、単なる不倫疑惑ではなく、公務員倫理や情報管理の問題としてさらに議論が広がる可能性もある。
一方で、今回もまた「コーデよりストーリーが面白い」と言われ続けるCLASSY.着回しDiaryの伝説に、新たな1ページが加わったことだけは間違いなさそうだ。



