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エルコレGOLD・麗羽レイトのDV&海外売春強要疑惑  ホストの海外出稼ぎ(売春)はなぜ逮捕されない?

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麗羽レイト Instagram
麗羽レイトさん Instagramより

「私が死んだら、こんなに事態が大きかったんだと気づいてもらえると思った」。そう語る被害女性の悲痛な声は、狂乱の街・歌舞伎町の深い闇を浮き彫りにした。

 

9月22日、実業家の青汁王子こと三崎優太氏がYouTubeで公開した告発動画が波紋を呼んでいる。

大手ホストグループ「エルコレ」傘下の店舗「GOLD」に所属するホスト・麗羽(うるは)レイト氏から、日常的なDVを受けた末、マカオやシンガポールでの海外売春を強要されたという一般女性(Rさん)の痛ましい証言だ。

昨今、「頂き女子リリちゃん」事件や、有名セクシー女優倉木華さんの飛び降り自殺など、ホストクラブの高額請求や売掛(ツケ)を巡る問題が社会問題化しているが、今回の事案はさらにその底なしの悪質さを示している。

 

偽りの「彼女扱い」から始まった暴力と搾取

Rさんが麗羽レイト氏と出会ったのは昨年のこと。当初は頻繁に時間を共有し、いわゆる「本営(本命の彼女として扱う営業)」の形で関係を深めた。しかし、交際から数ヶ月が経過した5月頃から男の態度は豹変する。「彼女なのに金を使わないのはおかしい」「会う頻度を減らす」と脅しをかけ、店舗への来店と高額な売上を要求し始めたという。

同時に凄惨なDVも始まった。口論のたびに殴る、蹴る、首を絞めるといった暴力が繰り返され、6月には半裸で屋外に締め出されたRさんを近隣住民が通報。麗羽レイト氏はDV容疑で現行犯逮捕されている。

その後、Rさんは「慰謝料の支払い」と「男が違法薬物を使用していると思われる動画データの削除」を条件に示談に応じたものの、現在に至るまで慰謝料は1円も支払われていない。

 

「行かせたが、店で金は使わせていない」悪質ホストと店側が逃げ切る“法の抜け道”

男がRさんに要求した金の捻出方法、それが「海外出稼ぎ」だった。渡航先の海外(マカオなど)では、現地の客が直接女性を選ぶシステムが構築されており、1日30万円ほど稼げるという。麗羽レイト氏自らが航空券を手配し、泣きながら出国するRさんを見送っていた。

読者が最も疑問に思うのは、「なぜここまで悪質な売春強要が行われているのに、ホストや店が売春防止法などで逮捕されないのか?」という点だろう。ここには、彼らが悪用する巧妙な“法の抜け道”が存在する。

 

国内での売春斡旋は即座に摘発の対象となるが、海外での行為に対しては日本の警察の捜査権が及びにくく、証拠集めが極めて困難になる。さらに悪質なのが、ホストクラブ側の「言い逃れ」のロジックだ。

動画内でRさんは、エルコレのトラブル対応窓口である「ソリューション部」の担当者と連絡を取っていたと明かしている。店舗側はRさんが海外出稼ぎに行っている事実を確実に把握していた。しかし、Rさんが精神的に追い詰められ自殺未遂を図るなどメンタルを病んでしまったため、最終的に店側は「今回は(海外で稼いだ金を)店で使わなくていい」と判断したという。

 

ここに彼らの逃げ口上が隠されている。「結果的に女性が海外へ行ったかもしれないが、店ではその金を使わせていない(=店は利益を得ていない)。だから店も担当ホストも悪くない」という、未遂を盾にした主張だ。実態として航空券まで手配して行かせているにも関わらず、決定的な証拠である「売春で得た現金の店舗での受け渡し」が完了していないことを理由に、売春の教唆や幇助の罪から逃れようとしているのだ。

 

「特段珍しくもない」スカウトを経由する“海外出稼ぎ”の巧妙なマネーフロー

この海外売春ルートは、決して麗羽レイト氏個人の暴走ではない。Rさんは「同じ店舗にいる7〜8人の女性が海外出稼ぎに行かされていた」「海外で稼ぐのが当たり前の感覚になっている」と証言している。

本誌が以前、別のホストに取材を敢行した際、彼は平然とこう語っていた。 「女の子を海外出稼ぎに送るというのは普通にある話。特段珍しくもない。上がってきたお金は、仲介するスカウトなどを介して売掛金の回収に充てたりしている」

 

この証言から、ホスト業界に深く根付く「マネーフロー(資金洗浄)のシステム化」が浮かび上がる。 ホストが直接、女性から「海外売春で稼いだ現金」を受け取れば、管理売春に問われるリスクが跳ね上がる。そこで彼らは、間に「スカウト」や「海外ブローカー」を噛ませるのだ。

Rさんの証言でも、「スカウト経由で海外送金のお金を受け取りに行ってくる」という手法が常態化していることが語られている。 【女性が海外で売春】→【現地のブローカーから日本のスカウトへ送金】→【スカウトから女性へ渡る、あるいは直接ホストの売掛金として処理される】という複雑な経路をたどることで、「ホストが女性を管理して売春させている」という直接的な繋がり(証拠)を分断しているのだ。

 

さらに、今回の青汁王子の告発動画の内容について、ある大手グループに所属する現役ホストに意見を求めたところ、返ってきたのは残念ながら堅気の世界とは倫理観のかけ離れた言葉だった。

「今更『海外出稼ぎ』が問題と言われるのは、正直そちらの方に驚きです。この業界のズレなのかもしれませんが……」

一般社会から見れば明らかな人身売買的搾取が、ホスト業界の内部では「効率的で安全な売掛回収システム」として完全に麻痺し、正当化されている。彼らにとって女性は、血も涙もないマネーフローの末端に組み込まれた“歯車”に過ぎない。

 

日本の若い女性たちを暴力と洗脳で縛り付け、海外の闇へと売り飛ばす組織的なエコシステム。もはや「男女の痴話喧嘩」や「自己責任」という言葉で片付けていい段階はとうに過ぎている。警察の本格的なメスが入ることが急務だ。

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寒天 かんたろう

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ライター歴26年。月刊誌記者を経て独立。企業経営者取材や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

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