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「新幹線足はみ出し男性」投稿が炎上 PC画面から“旭化成社員説”浮上…問われる公共交通機関での情報管理

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新幹線車内で隣の席まで足をはみ出す男性
投稿画像を筆者にて加工

Threadsで投稿された「足をはみ出して座る男性」の写真が話題に。画像内のPC画面から「旭化成」「PC管理番号」とみられる情報が確認され、座席マナーだけでなく情報セキュリティやコンプライアンスの観点でも議論が広がっている。新幹線でのPC作業は問題なのかを整理する。

新幹線マナー論争から企業名特定騒動へ 晒し投稿から浮上したコンプライアンス問題

Threadsで投稿されたある新幹線車内の写真が、大きな議論を呼んでいる。
発端は、隣席の男性が自分のスペースにはみ出して座っていたとして、あるユーザーが不快感を訴えた投稿だった。

しかし注目を集めたのは足の位置だけではなかった。
写真に写り込んだノートPC画面から、「旭化成」「PC管理番号」などの文字が確認できたことで、
「旭化成社員ではないか」
「情報セキュリティ的に大丈夫なのか」
という別の論争へと発展している。

 

発端は「隣席の男性の足がはみ出していた」という投稿

投稿者はThreadsで、
「皆さん、ここにも足を引っ込められない人間がいます。陣地守れよ」
と投稿。

さらに、
「写真撮ったら文句言ってきた上に、駅員にもクレームつけに行ってた」
「写真消せとしつこく言われたので、ここに晒す」
と続けた。

添付された写真には、隣席の男性の足が投稿者側へはみ出しているように見える様子が写されていた。
SNSでは、
「確かに迷惑」
「自分のスペースに収めるべき」
という声がある一方、
「こういうはみ出し告発系の中ではあんまりはみ出ていない方では」
「勝手に撮影してSNSへ投稿するのはどうなのか」
という意見も見られ、議論となった。

 

思わぬ形で浮上した“旭化成社員説”

さらに話題となったのが写真に写り込んだPC画面だ。
画像には、「旭化成」の社名、「PC管理番号」とみられる記載などが確認できた。

これを見たSNSユーザーからは、
「旭化成の情報セキュリティ担当の方、このPCを使っている人に警告してください」
「新幹線で資料丸見えはまずいのでは」

といった声が相次いだ。

一部では、
「去年の10月 東北新幹線で隣の人がタイピングうるさくて、画面見たら同じく「旭化成」でした!!!しかも覗き見防止フィルターも何も対策されてなくて、資料の中身も丸見え」
という投稿まで現れ、話題が拡大している。
なお、写真のみで人物の所属を断定することはできず、実際に旭化成社員本人であるかどうかは確認されていない。

 

新幹線や飛行機でのPC作業は情報漏洩になるのか

今回の騒動で多くの人が疑問に思ったのが、
「そもそも新幹線で仕事をしていいのか」
という点だ。
結論から言えば、新幹線や飛行機でPC作業を行うこと自体は珍しくない。
営業担当者や管理職、経営者など、多くのビジネスパーソンが移動時間を活用している。

問題となるのは、第三者に情報が見える状態になっているかどうかである。

企業によってルールは異なるが、
・覗き見防止フィルターを装着する
・機密資料を表示しない
・顧客情報を閲覧しない
・周囲から画面が見えない席を選ぶ

といったルールを定めている企業は少なくない。
実際、多くの企業で情報セキュリティ研修の対象となっている項目でもある。

 

一方で「晒し行為」への疑問の声も

今回の騒動では、男性の足のはみ出し行為だけでなく、本人の許可なく撮影しSNSへ投稿したことについても議論が起きている。

SNSでは、
「迷惑行為と晒し行為は別問題」
「まず駅員や車掌に相談すべきだったのでは」
「個人特定につながりかねない」
という意見も見られた。

近年は迷惑行為の告発がSNSで行われるケースが増えているが、
一方で過度な私刑や個人攻撃につながる危険性も指摘されている。

 

問われるのは乗車マナーだけではない モラルと責任ある行動を

今回の騒動は、もともと新幹線での座席マナーをめぐるトラブルだった。
しかし結果的には、
・公共交通機関でのマナー
・企業の情報セキュリティ
・コンプライアンス意識
・SNS時代の情報管理
といった複数の問題を浮き彫りにする出来事となった。

写真だけで実際に機密情報が漏洩したと断定することはできない。また、写り込んだ人物が本当に旭化成社員であるかも現時点では不明だ。
それでも、企業から貸与されたPCを使用する以上、従業員には会社や顧客の情報を守る責任がある。公共の場で業務を行う際には、覗き見防止フィルターの利用や表示内容への配慮など、情報管理の意識がこれまで以上に求められている。
同時に、座席の利用マナーについても周囲への配慮は欠かせない。自分では気付かない小さな行動が、他人に不快感を与えることもある。

今回の騒動は「SNSに晒されるから気を付けよう」という話ではない。
会社を守るため、顧客を守るため、そして同じ空間を利用する他者への敬意を示すために、一人ひとりがモラルと責任ある行動を取る必要がある。

そんな現代社会の課題を改めて考えさせる出来事だった。

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軽田 カルダモン

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スパイスの妖精。ライター歴10年。

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