
開会式で八王子実践の矢沢陵磨主将が行った選手宣誓がXでトレンド入りした。
令和8年熊本地震に言及した内容が注目を集め、1回戦の組み合わせや選手、チケット状況も関心を呼んでいる。
開幕戦は札幌日大が仙台育英に敗れ、大会は本格的に動き出した。
選手宣誓
開会式は午後4時から行われ、初出場の八王子実践(西東京)の矢沢陵磨主将(3年)が選手代表として宣誓した。
宣誓では「人生には幾多の困難が待ち受けています。人々が明日へ踏み出そうと歩みを進める度に、自然は何度も大きな試練を与えてきます。しかし困難は下を向く要因ではなく、前を向き仲間とともに支え合い道を切り開く大きな原動力である」と述べた。
7月28日の熊本地震を念頭に置いた表現だ。
さらに「今、野球ができることは決して当たり前ではありません。だからこそ高校球児はいい顔をして野球をしよう」と続け、緊張した顔や涙をこらえる顔、満面の笑顔を挙げた。
矢沢主将は200回以上練習を重ね、本番後「人生で一番緊張した。120点」と話した。
Xでは「言葉が良すぎて泣けちゃう」「考えさせられる」などの投稿が相次ぎ、トレンド入りした。
開会式では熊本代表・有明の入場にも大きな拍手が送られ、全体で黙祷がささげられた。
1回戦の対戦カード
大会は2部制で進行する。主な1回戦の組み合わせは次の一覧の通り。
| 日付 | 試合 | 対戦カード |
|---|---|---|
| 8月5日 | 第1試合 | 札幌日大(南北海道) 1-3 仙台育英(宮城) |
| 8月6日 | 第1試合 | 東筑(福岡) 対 神村学園(鹿児島) |
| 8月6日 | 第2試合 | 聖隷クリストファー(静岡) 対 佐野日大(栃木) |
| 8月7日 | 第1試合 | 東海大甲府(山梨) 対 鶴岡東(山形) |
| 8月7日 | 第2試合 | 八幡商(滋賀) 対 健大高崎(群馬) |
| 8月7日 | 第3試合 | 立命館宇治(京都) 対 有明(熊本) |
| 8月7日 | 第4試合 | 立正大淞南(島根) 対 長崎日大(長崎) |
| 8月8日 | 第1試合 | 遊学館(石川) 対 青森山田(青森) |
| 8月8日 | 第2試合 | 白樺学園(北北海道) 対 東日大昌平(福島) |
| 8月8日 | 第3試合 | 日本文理(新潟) 対 大分商(大分) |
| 8月8日 | 第4試合 | 英明(香川) 対 関東第一(東東京) |
| 8月9日 | 第1試合 | 新田(愛媛) 対 花巻東(岩手) |
| 8月9日 | 第2試合 | 岡山学芸館(岡山) 対 鳥取城北(鳥取) |
| 8月9日 | 第3試合 | 鳴門渦潮(徳島) 対 八王子実践(西東京) |
| 8月9日 | 第4試合 | 中京(岐阜) 対 霞ケ浦(茨城) |
| 8月10日 | 第1試合 | 明徳義塾(高知) 対 日南学園(宮崎) |
| 8月10日 | 第2試合 | 横浜(神奈川) 対 沖縄尚学(沖縄) |
大会第6日の横浜対沖縄尚学は優勝候補同士の初戦激突となる。
大会の注目選手
投手では横浜の織田翔希(3年)が最速157キロを記録し、ドラフト1位候補に挙がる。
沖縄尚学の末吉良丞(3年)は昨夏の優勝投手で左腕の主力。
聖隷クリストファーの高部陸(3年)も150キロ左腕として注目される。
打者では花巻東の古城大翔、仙台育英の田山纏、履正社の辻竜乃介が長打力で期待される。
横浜の池田聖摩は遊撃手と投手の二刀流で152キロを投じる。
開幕戦で勝利した仙台育英の投手陣も大会を通じて注目を集めそうだ。
これらの選手の活躍が大会の行方を左右する。
チケット争奪戦の状況
一般販売のチケットは人気カードで争奪が続いている。
横浜対沖縄尚学を含む8月10日午後の部は、開幕前に外野指定席まで完売した。
甲子園球場の一塁側と三塁側に位置する応援専用席「アルプス席」は、出場校の関係者や応援団が優先的に利用する学校枠となっており、両校で申し込みが集中している。
仙台育英や関西勢の試合でも需要が高い。2部制のため午後の部への集中が目立つ。
神奈川大会では横浜高校の試合が特に人気を集め、4回戦の東海大相模戦では前夜から徹夜組が現れ、深夜2時頃にはすでに列ができ、朝には800メートルを超える大行列となった。
平日開催ながら約1万人が詰めかけ外野席も開放される異例の状況で、こうした人気が甲子園でのチケット争奪にもつながっている。
前売りで残席がある場合に限り当日券が阪神甲子園球場窓口で現金決済のみで発売される。
準々決勝以降はさらに競争が激しくなる見通しだ。



