
ハンドクリームを使うと、ねこが寄ってくる。そんな小さな出来事を、ねことひとの距離を縮めるきっかけに変えるブランドがある。ヤマシタキカクが展開する「ねこいちゃ」は、国産無農薬のまたたび果実エキスを配合したハンドケア製品などを通じて、日々のケアと自然なスキンシップをつなげている。
ハンドクリームを使うと、ねこが寄ってくる
ねこと暮らしていても、思うように距離が縮まらないことがある。近づきたい。触れ合いたい。けれど、無理に距離を詰めようとすると、ねこは離れてしまう。言葉を交わせないからこそ、日々の小さな接点が関係性をつくっていく。
ヤマシタキカクが展開する「ねこいちゃ」は、そんなねことひとの距離に着目したブランドである。ブランドが掲げるのは、「ねこともっと仲良くなる体験」だ。
中心となる商品は、ねこがよろこぶまたたび配合ハンドクリーム「ねこいちゃ」。国産無農薬のまたたび果実エキスを配合したハンドクリームや泡ハンドソープなどのハンドケア製品を展開している。
特徴は、手肌をケアするだけで終わらないことにある。日常的に使うハンドケア製品の中に、ねことの自然なスキンシップが生まれる設計を組み込んでいる。ハンドクリームを使うと、ねこが寄ってくる。そんな小さな出来事が、ねことひとの距離を少しだけ近づける。
同社は、ねこいちゃを単なるハンドケア製品ではなく、“関係性をつくるプロダクト”として位置づけている。機能だけではない。かわいいだけでもない。日々のケアを、ねことひとがふれ合う時間へと変える。その発想が、ねこいちゃの大きな特徴だ。
日常のケアを、ふれ合いの時間に変える
ねこいちゃが大切にしているのは、言葉を交わさないねことひとが家族になり、アイコンタクトやスキンシップ、日々のケアを通じて愛と信頼を深めていく関係性である。
ねことひとがともに暮らす中には、「うまく距離が縮まらない」「信頼関係が築けない」といった課題がある。ねこいちゃは、そうした課題を強く押し返すのではなく、ふれ合いのきっかけを生むプロダクトを通じて、やわらかく解決したいと考えている。
ハンドクリームや泡ハンドソープは、毎日の生活の中で自然に使うものだ。そこに、ねことのスキンシップが生まれる仕掛けを重ねることで、ケアの時間はただの習慣ではなくなる。手肌を整える時間が、ねこと向き合う時間になる。使う人にとっても、ねこにとっても、日常の中に小さな接点が増えていく。
さらに、ねこいちゃはハンドケア製品にとどまらない。ねこが遊ぶ「蹴りぐるみ」も展開し、ふれ合いの時間そのものをデザインしている。ハンドクリームや泡ハンドソープがスキンシップのきっかけを生む商品だとすれば、蹴りぐるみは遊びを通じてねことひとの時間をつくる商品である。
安心安全な原料選定と、ストーリー性のある体験設計。ヤマシタキカクは、その両方を重視しながら、ねことひとの関係性に寄り添う商品を届けている。
“関係性をデザインするブランド”として
ねこいちゃの特徴を一言で表すなら、“関係性をデザインするブランド”である。
商品を使うこと自体が目的ではない。商品をきっかけに、ねことひとの距離がほんの少し縮まることを目指している。ハンドクリームを塗る。ねこが近づいてくる。目が合う。触れ合う。そうした小さな流れの中に、ブランドが届けたい価値がある。
この考え方は、今後の事業展開にもつながっている。ねこいちゃは、ねことひとの距離を自然に縮めるためのグローバルブランドを目指している。ハンドクリームや泡ハンドソープといった日常の習慣の中に、ねことのスキンシップが生まれる設計を組み込み、「ねことひとのより豊かでしあわせな毎日」をつくっていくという。
今後は、香りや触感、そして安心を軸にしたプロダクトを拡張していく。スキンシップを生み出すハンドケアに加え、遊びや生活をデザインする一貫した体験を提供していく方針だ。
5年後には海外展開を本格化し、10年後には世界中で“ねこと仲良くなるプロダクト”のスタンダードとして認知される存在を目指している。日常の小さなケアから、ねことひとの関係性を豊かにする。その発想を、国内だけでなく海外にも広げていこうとしている。

動物・ひと・社会がゆるやかにつながる仕組み
ねこいちゃの取り組みは、商品を通じたねことひとのふれ合いだけにとどまらない。事業の中には、人や社会とのつながりも組み込まれている。
同社は、またたびの収穫や蹴りぐるみの制作を障がいのある方々に担っていただくことで、新たな仕事の創出にも貢献している。商品が生まれる過程そのものにも、人との接点がある。
また、売上の一部を保護猫活動へ寄付している。さらに、公式LINEの友だち登録1アカウントにつき22円を寄付する仕組みを設けている。商品を購入する人だけでなく、公式LINEに登録する人も支援に参加できる形だ。
動物・ひと・社会がゆるやかにつながることで、持続可能でやさしい共生社会の実現に貢献していく。ねこいちゃが目指しているのは、ねことひとの関係性を豊かにするだけではない。その背景には、商品を通じて支援や仕事の機会を生み出す視点もある。
もちろん、その入り口はとても身近だ。ハンドクリームを使うと、ねこが寄ってくる。そんな日常の小さな出来事から、ねことひとの距離が少しだけ近づく。
ねことの距離が、ほんの少し縮まる。そのきっかけになれたらうれしい。ねこいちゃには、そんな思いが込められている。




