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株式会社茂呂製作所

https://moross.co.jp/

〒407-0001 山梨県韮崎市藤井町駒井3169

0551-23-3366

社員の家族からみた茂呂製作所 広川さん編

ステークホルダーVOICE 社員・家族
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宮下さんのお父様に続き、今回は、サービス部の広川さんのご家族のインタビュー記事をお届けします。

広川さんの妻・楓(かえで)さんは、保育士としてのキャリアを歩んでこられ、現在は育児休業中。
元気いっぱいの4歳の息子さんと、生後8ヶ月の娘さんの育児に奮闘する日々です。

休日は広川さんもくたくたになるまで息子さんの相手をしてくださるそう。ご家庭での広川さんの様子から、茂呂製作所の印象まで、楓さんの視点でざっくばらんに語っていただきました。

茂呂製作所への転職で「個人プレイヤー」から「連携プレイヤー」に

-まずは自己紹介をお願いします。

広川の妻の広川楓と申します。このほど第2子を出産しまして、8ヶ月になる娘の育児のために育児休業中です。職業は保育士をしておりまして、2024年4月から復帰予定です。

元々は東京の生まれですが、山梨県で育ちました。広川とは、彼がまだ北杜市で車の鈑金塗装の仕事をしていたころに知り合いまして、6年ほど前に結婚しました。

-ということは、ご結婚から数年後、広川さんが茂呂製作所に転職されたのですね。楓さんは転職をどう受け止められましたか?

広川の決断を「受け止めた」というよりは、将来のことを話し合うなかで、2人とも転職という選択肢に合意していた感じです。

車の業界の中でも町工場は先を見通すのが難しく、私の仕事も保育士なので、なかなか家族を養う「大黒柱」としては心許ない部分がありました。

そんな話をしたのがちょうど30代前半くらいのころ。転職のタイミングとしては良いタイミングということで、転職先を探し始めたという流れです。

広川はどちらかというと手先が器用なタイプなので、私も広川も「ものづくりの仕事がいいかも」と考えていました。

その観点でいくつかの会社を見るうちに、広川が茂呂さんとお話して「ここがいいな」と思ったみたいです。そこからはポンポンポンとスムーズに決まりました。

-茂呂製作所に入社してから、広川さんにはどんな変化がありましたか?

全く異なる業種だったので、やはり最初は人に慣れるのも仕事を覚えるのも必死な様子が見受けられました。

でももう、「やるしかないよね」と。4年目に入った今はもう、ずいぶんと成長していると思います。
いちばんの変化は、「個人プレイヤー」から「連携プレイヤー」に変わったことですね。

前の職種は、どちらかというと個人で取り組む仕事が多く、「ノルマはここまでだから、ちょっと遅くまで残業しても間に合えばいいや」「自分が頑張ればいい」といった意識だったと思います。

でも茂呂製作所に入社してからは、周囲の皆さんに協力してもらったり、逆に自分が仲間を助けたりと、会社全体に意識が向いている印象です。

―その変化は、いつ頃から見られましたか?

入社して3年ほど経ったころでしょうか。

いろいろな仕事を任せていただいたり、若い社員や後から入社してこられた社員の方々に対して先輩として伝えないといけないことが出てきたりすると、個人的な考えだけではうまくいきません。

自然と意識が変わってきたのかもしれませんね。

茂呂製作所は「私にとってもすごく影響力のある会社」

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-ちなみに、休日の広川さんは、ご家族とどんなふうに過ごされているのですか?

子どもとよく関わってくれています。

上の息子が4歳で、とにかく外で遊びたい年頃。近所の公園に行って午前中フルに遊んできてくれて、ふだんの仕事の疲れもあいまって夜などはすっかりくたびれています。

息子が寝る前にいつも絵本を読んでくれているのですが、そのころにはもう文字も読めないくらい、くたくたになっています(笑)。

-本当に「良きパパ」なのですね!

と、言っておいたほうがよさそうですね(笑)。

-ところで、楓さんにとって茂呂製作所とは、どのような会社ですか?

夫の勤め先であると同時に、私にとってもすごく影響力のある会社です。

夫がよく、「社長がこういうことを教えてくれた」「若い同僚からこういうことを聞いた」など、仕事のことを話してくれます。

そういうふうに話を聞く中で、仕事への向き合い方や人間関係などについて、私の仕事にも役立つ発見が多々あります。

茂呂社長はすごくポジティブな考えをお持ちの方で、私も賛同できる部分が大きいです。

たとえば、「残業をしないようにするにはどうすればいいか?」ということを夫がよく考えていた時期があって、そのときに社長にいただいたアドバイスについてこんなことを言っていました。

社長は「残業は極力させません」と言うとき、単に「残業してはいけない」と言うのではなく、「なぜ残業すべきでないのか」という問いを投げる。

残業をしないということは、イコール、その時間内に仕事を終わらせなきゃいけない。

ということは、前もって先々のプランを立てて動かなければいけないし、自分だけではなく周りの仲間のことも考えて動かないといけない。

その話に、夫も「そういうことだよな」と納得していましたし、私も共感しました。

きっと夫が私に話していないだけで、社長や同僚とのやりとりを通して夫自身が「会社にとって自分はどんな存在なのか」を考える機会が、他にもたくさんあるのだと思います。

-ご家族の立場からご覧になって、茂呂製作所により良くなってほしい点はありますか?

会社全体が1つにまとまれるような、「これは絶対ゆずれない」というビジョンのようなものがあればいいのかもしれません。

社長がビジョンをお持ちでも、社員の皆さんがどれだけそれを認識しているか、賛同しているかは、分かりません。

会社の中にはやはり、まだ残業を続けてしまう人もいるでしょうし、仕事の進捗の「報・連・相」を怠ってしまう人もいると思います。

ともすると時代遅れのように捉えられがちなことでも、基本的なところがしっかりしていれば、1つの会社としてより発展していけるような気がします。

私が言うのもおこがましいのですが、より良い会社になるだろうなと期待しています。

-お互いを思いやる気持ちも大事ですね。

私たち保育士にも共通して言えることですが、お互いがスムーズに働けるような気配りが大事だと常々思います。

それと、ここまで求めて良いものか分かりませんが、家族ぐるみで茂呂製作所に関われるような環境があれば嬉しいです。

例えば、子どもが親の働く姿を見られるイベントなど、いかがでしょうか。息子もたまに、夫が仕事に行くとき「今日は仕事なの?僕も見に行きたいな」なんて言っています。

子どもが親の姿を見て「将来こんな仕事に就きたい」と思うようになるかもしれませんし、親としても息子に見られるとなれば、「怠けるわけにはいけない。かっこいい姿を見せなきゃ!」と張り切るに違いありません(笑)。

また、夫婦だけでは「〇〇してもらえて助かったよ。ありがとう」と感謝の言葉をかけあえる機会も少なくなってきます。

家族同士が交流できる機会があれば、茂呂製作所で働く夫をサポートする家族にとっても、ちょっとしたご褒美のような嬉しい時間になるのではないでしょうか。

-コロナ禍でそういったことも実現しにくい状況でしたが、そろそろ何か企画できそうですね。茂呂社長にお伝えしておきます。
本日は、お忙しいところありがとうございました!

【社員の成長日記 広川さんの記事はこちらからもご覧になれます】

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ライター:

1985年生まれ。米国の大学で政治哲学を学び、帰国後大学院で法律を学ぶ。裁判所勤務を経て酒類担当記者に転身。酒蔵や醸造機器メーカーの現場取材、トップインタビューの機会に恵まれる。老舗企業の取り組みや地域貢献、製造業における女性活躍の現状について知り、気候危機、ジェンダー、地方の活力創出といった分野への関心を深める。企業の「想い」と人の「語り」の発信が、よりよい社会の推進力になると信じて、執筆を続けている。

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