cokiは“社会の公器”を体現している企業を取り上げ、法人が人や社会をどれだけ大切にできているかを情報開示する場です。
今回、cokiでは人と人とのつながりをテーマに「あなたがありがとうを伝えたい相手とは？」という企画を開始しました。
皆様が今までお世話になった相手、なかなか言える機会がない「ありがとう」をcokiの場を借りて発信します。
今回は東京都千代田区にある新見正則医院の院長 新見正則さんから「ありがとう」のメッセージをいただいたのでご紹介します。
※読者の皆様へ：cokiの場を借りて「ありがとう」を伝えたい方がいましたらcoki編集部までお問合せください。
目次
マルチな場で活躍するドクター 新見正則
僕は外科医×免役学者×漢方医というかけ算でレアな存在になっています。社会人人生は外科医で始まりました。34歳までに外科医としてはある程度なんでも手術ができる技量を身につけました。
そしてふと思い立って英国オックスフォード大学博士課程で勉強できる奨学生に応募し幸いにも選ばれました。
そしてゼロから5年間オックスフォードで免疫学の勉強に励みサイエンティストの素養を身につけました。そして帰国した1993年からは漢方の勉強も始めたのです。
その後大学では外科学と移植免疫学、そして東洋医学の三分野の医学部博士課程の指導教授をやっていました。
その合間にトライアスロンに挑戦したり、ビジネススクールで勉強したり、法律の勉強もしました。
人を信じ、人に任せる。助けてもらっている全ての人にありがとう。
周囲の人が一人娘に「お父さんはいろいろなことをやっていていつ寝てるの？」と尋ねられると、彼女は「パパは結構暇にしているから、私とも一緒に遊んでくれるよ！」と答えていました。
そうなんです。結構暇にしているのです。むしろ暇にしていないといろいろなことができないのです。余力がないと創造的な活動ができないのです。その余力は周りの人が作ってくれます。
僕はいつも「助けて！」と周囲に遠慮なく連呼しているだけなのです。そして何故か周囲の人が助けてくれるのです。その助けてくれる人とはお金では繋がっていません。
僕は嘘をつかず、誠実だから、多くの人は助けてくれるのだと思っています。そして業績を独り占めしたりしないからです。
人ができることは人に任せることにしているのです。僕のイメージは新雪を軽やかに滑るスキーヤーであったり、新雪を力でかき分けて進むブルドーザーであったりします。新しいことが大好きなのです。
新しいことを思いつくには余白が必要なのです。ボーッとしている時間が必要なのです。
そんな時間を与えてくれるのは僕の代わりにいろいろなことをやってくれる、助けてくれる人の存在なのです。いつも彼ら、彼女達には感謝の念で一杯です。
人生を豊かにするために必要なのは「余白」と「人間関係」
人に迷惑をかけてはいけないという思いで、全てを自分で抱え込む人もいます。
それも素晴らしいことですが、助けてもらえることはどんどんと助けてもらって、余白を作って新しい創造性ある時間を過ごすことも大切と思えます。
そんな余白の時間で娘と一緒に遊ぶことからも新しいことが生まれます。みんなで楽しい空間を共有して創り上げることは楽しいですね。
周囲のそんな応援をしてくれる人達に僕は感謝の念で一杯なのです。
◎病院概要
名称：新見正則医院
URL：https://niimimasanori.com/
住所：〒102-0071東京都千代田区富士見2-3-10飯田ビル5＆
◎プロフィール
新見正則医院院長
1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得（Doctor of Philosophy）。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授（外科学、移植免疫学、東洋医学）。2013年イグノーベル医学賞受賞（脳と免疫）。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠（臨床外科、整形外科、東洋医学）に輝きました。
新見正則の生き方論はAmazonで予約受付中です。
しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通
