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東京発航空機の車輪格納部から男性遺体 クアラルンプール空港で発見、死後72時間超

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東京からマレーシアのクアラルンプール国際空港第2ターミナル(KLIA2)に到着した航空機の右側車輪格納部から、身元不明の男性の遺体が見つかった。男性は17~25歳と推定され、身分証明書を所持していなかった。警察は死後72時間以上が経過した可能性があるとみて、身元と死因、格納部に入った経緯を調べている。

 

異臭で発覚、着陸から25分後に遺体を発見

マレーシアのニュース局Astro AWANIによると、航空機は2026年8月27日午前6時30分ごろ、東京からKLIA2に到着した。

午前6時55分ごろ、車輪格納部を開ける担当の整備スタッフが異臭に気づいた。右側の格納部を確認すると、男性がうつぶせで倒れており、すでに死亡していた。空港運用管制センターから連絡を受けた警察は、午前7時ごろに最初の通報を受理し、鑑識担当者を現場へ派遣した。

発見場所は航空機が駐機していた区域内で、遺体は腐敗が進んでいた。警察の初期調査では、死亡から72時間以上が経過していた可能性がある。

 

白い「Oakley」パーカー、身分証明書も外傷もなし

男性は体格から17~25歳と推定されている。白いパーカーの背面には竜の図柄、前面には「Oakley」の文字があり、薄い青色のジーンズ、茶色の革ベルト、靴下、黒いスポーツシューズを身につけていた。

遺体から身分証明書は見つからず、外見上の外傷も確認されなかった。遺体はセルダン病院の法医学部門へ搬送され、司法解剖の対象となった。警察は突然死案件(SDR)の手続きに沿って捜査しており、28日午後時点で死因は発表していない。

 

死後72時間超、東京で格納部に入ったとの確認はない

警察が公表したのは、遺体のあった航空機が直前に東京から到着したという事実までだ。航空会社名、便名、東京の出発空港、機体のそれ以前の運航経路は明らかにされていない。

死後72時間以上という初期推定が正しければ、死亡時期は東京出発より前までさかのぼる可能性がある。ただし、推定時刻には幅があり、男性がどの空港で格納部に入ったかを示す証拠も公表されていない。このため、「東京発便で見つかった」ことを「東京で侵入した」と置き換えることはできない。

 

車輪格納部を襲う低酸素と氷点下の環境

車輪格納部は、離陸後に脚と車輪を収めるスペースで、客室のような与圧区画ではない。米連邦航空局(FAA)の研究資料では、巡航高度3万5000フィート付近の外気温は華氏マイナス65度前後で、摂氏では約マイナス54度となる。酸素分圧の低下に伴う低酸素症と低体温症が同時に進み、意識を失う危険があるという。

FAAは、車輪格納部に潜んだまま飛行し、生還した事例を紹介している。一方、車輪格納部に入り込んだ状態で飛行し、死亡した例も複数報告されている。

KLIA地区警察は憶測を控えるよう呼びかけ、情報提供を受け付けている。

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ライター:

東京都出身。一日中ネットに張り付いている。

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