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東大医学部卒・杉村健太氏が日本プロ麻雀協会を退会 全ツモ切り問題、同時配信は事実でないと協会が確認

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日本プロ麻雀協会は2026年8月25日、公式対局中に第三者と通話し、対局をおろそかにしたとして杉村健太氏に処分を下し、その後に本人から出された退会の申し出を受理したと発表した。杉村氏は東大医学部卒の医師と麻雀プロの二刀流を掲げ、24期後期に入会した新人だった。

発端は、株式会社スリーアローズコミュニケーションズが運営する麻雀スリアロチャンネルが23日午後9時41分、同日開催の第3期MBG「ルーキーサバイバー」予選C日程で、杉村氏が3回戦の東1局から終局まで、すべての手番でツモ切りを続けたと公表したことにある。

運営は当初、大会とは別の「雀魂」配信を同時間帯におこなっていたと説明したが、協会の確認でこの部分は事実ではないと判明した。一方、対局中に第三者と通話していたことは確認された。

 

東1局から終局まで全ツモ切り スリアロは参加禁止を発表

MBG(Mahjong Break Genesis)は、新人麻雀プロの育成と競争を掲げる企画である。第3期の「ルーキーサバイバー」予選は、オンライン麻雀ゲーム「雀魂」を使っておこなわれた。

ツモ切りとは、山から引いた牌を手牌に加えず、そのまま捨てる打牌を指す。局面に応じて選ばれる通常の打ち方でもあるが、スリアロが確認した牌譜では、東1局から終局まで全ツモ切りが続いていた。

スリアロは、同卓した3選手の成績にも影響が生じたとして、杉村氏には今後、スリアロが関係する大会や企画への参加を一切認めないと発表した。所属プロ団体へ報告するとともに、不利益を受けた選手への救済措置を実施するとした。

 

杉村健太氏「家庭の緊急事態が発生」 コラボ配信は予選終了後

杉村氏は25日正午、Xに4枚の声明を掲載した。

3回戦中に家庭の緊急事態が発生し、その対応をしながら対局を続けたため、全ツモ切りになったと説明。突然の事態に混乱し、スリアロへ速やかに連絡できなかったとして謝罪した。

この家庭事情は本人による説明であり、協会発表では通話相手や内容、通話時間は明らかにされていない。

大会については真剣に勝ちにいっており、1回戦はトップだったとも記した。一方、大会当日の23日午後9時に開始予定だったマリオカート元日本代表「とれいん。」氏とのコラボ配信については、予選終了後に始めており、大会と配信を同時におこなった事実は一切ないと反論した。

4戦を3時間で終えると見込み、時間が重なればコラボ相手に開始を遅らせてもらうつもりだったと説明。その見通しが甘く、余裕を持った予定を組むべきだったとして関係者に謝罪した。

あわせて日本プロ麻雀協会からの退会を表明し、約1年間の活動で関わった人々への感謝をつづった。

 

協会が対局中の第三者との通話を確認 処分内容は公表せず

本人の声明から約3時間後の25日午後3時4分、日本プロ麻雀協会が調査結果を発表。本人への聞き取りと関係各所への確認で、公式対局中に第三者と通話した事実を確認した一方、「配信活動と対局を同時におこなっていた」とする当初の指摘は、時系列を追うと事実ではなかったとした。

協会は、競技と関係のない通話によって対局がおろそかになったことを不適切と判断し、杉村氏に処分を下した。処分の種類や期間は公表していない。

その後、本人から退会の申し出があり、協会が受理した。協会は、スリアロ運営のスリーアローズコミュニケーションズとの間では、事実関係の確認と協議を経て解決したと説明している。

協会がウェブサイトで公開するPDF版の競技規定の付則では、選手に真剣かつ公正な対局を義務づけ、規定を無視して風紀を著しく乱した場合の処分例として、警告、出場停止、除名などを挙げている。

協会は今回の適用条項も処分内容も明らかにしておらず、退会は処分とは別に本人が申し出たものだ。

 

MBG本戦は32人で9月29日開幕 杉村氏は出場せず

スリアロは24日、A・B・Cの予選を経た本戦出場者32人を発表した。杉村氏は含まれていない。本戦はA・Bの2ブロックに分かれ、9月29日のAブロック第1節から始まり、決勝は2027年1月17日に予定されている。

日本プロ麻雀協会は、スリアロの初動について当時の状況を踏まえた現場対応だったとの説明を受けたとした。そのうえで、スリアロなどの関係者への批判や憶測に基づく発信、杉村氏への誹謗中傷や過度な攻撃を控えるよう呼びかけている。

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ライター:

東京都出身。一日中ネットに張り付いている。

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