
東京五輪競泳男子200メートルバタフライ銀メダリストの本多灯選手(24)が、自家用車を運転中に人身事故を起こし、危険運転致傷罪で起訴されていたことが8月7日、日本水泳連盟の発表で明らかになった。代表入りしていたパンパシフィック選手権とアジア競技大会は辞退する。一方で、事故や起訴について連盟への報告が「相当期間を経た後」だったことも判明し、競泳界に波紋が広がっている。
東京五輪銀メダリスト・本多灯が危険運転致傷で起訴 国際大会辞退へ
日本水泳連盟の発表や日刊スポーツ、読売新聞などの報道によると、本多灯選手は自家用車を運転中に人身事故を起こし、危険運転致傷罪で起訴されていたことが明らかになった。
本多選手は今月開幕するパンパシフィック選手権(米国)と9月開幕のアジア競技大会(愛知・名古屋)の日本代表に選出されていたが、本人との協議の結果、いずれの大会も出場を取りやめることになった。
日本水泳連盟は、「本件の重大性に鑑み、我が国を代表して出場する国際総合競技大会の代表選手として活動を継続することは適当ではないと判断した」と説明している。
一方で、事故が起きた時期や場所、事故の具体的な状況については、「被害者のプライバシー保護および関係機関による手続きへの配慮」を理由に公表を控えるとしている。
「事故発生・起訴から相当期間後」の報告 連盟も異例の謝罪
スポニチなどによると、日本水泳連盟は本多選手から事故や起訴についての報告が「事故発生及び起訴から相当期間を経た後」だったことも明らかにした。
連盟は、「公益法人として社会に対する説明責任を果たすべき立場として重く受け止めており、深くお詫び申し上げます」とコメントし、把握と公表が遅れたことについても謝罪している。
今回の発表では、事故そのものだけではなく、「事故発生」と「起訴」から一定期間が経過した後に連盟へ報告が行われたという経緯も注目を集めている。ただし、現時点で日本水泳連盟は、代表辞退について「本件の重大性に鑑みて判断した」と説明しており、報告時期のみを理由としているわけではない。
復活を目指していた矢先の急転 今後の説明にも注目
本多選手は2021年東京五輪男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得し、日本競泳界を代表する選手として活躍してきた。パリ五輪では予選敗退を喫したものの、今シーズンは2年ぶりに日本代表へ復帰し、復活への期待も高まっていた。
その矢先に明らかとなった今回の起訴と代表辞退は、競泳界にも大きな衝撃を与えている。
一方で、日本水泳連盟は事故の発生日や起訴時期、事故態様について公表を控えている。そのため現時点では、「危険運転致傷」とされた具体的な経緯や、代表選考との時系列などは明らかになっていない。今後の司法手続きや連盟からの追加説明によって、新たな事実が判明する可能性があり、競泳界のみならずスポーツ界全体でも対応が注目されそうだ。
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