
動画ではトラックの前に急接近して急ブレーキを踏む行為などが確認され、被害者やネットユーザーの不満が爆発。
警察の対応の遅れも指摘され、県議会で弁明する事態となった。
事件の発端 危険運転動画の拡散
徳島県小松島市周辺の道路で、2026年6月頃から白いシビックType Rが他の車両に異常接近するあおり運転のドラレコ映像が動画投稿サイトやXに相次いで投稿された。
内容は車間距離を極端に詰める、幅寄せを行う、追い越し車両の前に急に入って急ブレーキを踏むなど危険なものが多く、中にはトラックを後続に誘導して追突を狙うような行為も映っていた。
ナンバープレートが明確に写っており、地元住民や被害者と思われるユーザーにより拡散が加速した。
投稿は数万回の閲覧を記録し、全国的な注目を集めた。
SNS上では早々に運転手は農業を営む63歳男性と特定され、複数の車両を使い分けて同様の行為を繰り返していたとの情報も浮上した。
この段階で「極悪あおり運転」「小松島の危険運転手」などのキーワードがXトレンド入りし、注意喚起の投稿が相次いだ。
SNS上の炎上と世論の高まり
動画の拡散に伴い、Xでは被害報告や警察への不満が爆発的に増加した。
被害者側は「ナンバーがはっきりしているのに捜査が進まない」「顔が映っていないから動けないという説明はおかしい」との声が多く、運転手がナンバーを変更したとの情報が加わるとさらに炎上が激化した。
ユーザーからは「徳島県警は動く気がないのか」「警察関係者では」との憶測も飛び交い、Threadsなど他プラットフォームにも波及した。
6月下旬には関連投稿が数十万インプレッションを超え、ネット番組やまとめサイトでも取り上げられた。
63歳という年齢や農業従事者という点も「無免許や免停中なのに運転を続ける無敵さ」として批判の的となり、集団訴訟を求める意見や今後の事故リスクを懸念する投稿が目立った。
こうした世論の圧力が、事件の全国的な認知度を高める結果となった。
警察の対応と議会での弁明
徳島県警に対する批判が高まる中、6月23日から24日にかけて県議会総務委員会で問題が取り上げられた。
県警側は「あおり運転関連で必要な措置は既に講じている」と答弁し、捜査の進捗を主張したが、具体的な逮捕や書類送検の動きが見えない状況が不信を増幅させた。
被害届の受理状況やナンバーからの車両特定について説明を求める議員の質問に対し、県警は「運転者の特定に努めている」と繰り返したものの、ネットユーザーからは「遅すぎる」「実効性がない」との声が続いた。
この時期、X上では県警公式アカウントへのメンションが急増し、警察の対応能力を疑問視する意見が主流となった。
議会での弁明後も即時解決に至らなかったことが、7月8日の逮捕発表時の「やっと動いた」という反応につながっている。
今回の逮捕と今後の焦点
7月8日、徳島県警交通指導課は小松島市在住の63歳農業男性を道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕した。
容疑者は免許停止処分を受けていたにもかかわらず軽乗用車を運転しており、報道ではあおり運転動画の人物との関連を捜査中とされている。
逮捕は午前中に実施され、容疑者は無免許運転を認めているとのこと。
X上では逮捕ニュースが即座に拡散され、「無免許だったのか」「過去の動画の危険行為を考えると驚き」「被害者救済を」との声が殺到した。
累積違反の点数や妨害運転罪の適用可能性、今後の民事賠償などが議論されている。
将来的にはあおり運転関連の追加処分や、再犯防止策が焦点となり徳島県警の対応が改めて問われることになるだろう。



