
2014年デビュー以来12年目で初のメンバー離脱となる。
2人はグループ活動の方向性と、自らが目指してきたアイドル像とのズレを理由に挙げた。
8月9日の重岡大毅・濵田崇裕の結婚発表からわずか3週間というタイミングも重なり、ファンの悲しみ、応援、批判が同時に広がっている。
「誠実ではない」と自ら認めた2人の決断
事務所発表によると、グループの今後を協議するなかで2人から「新たな形で活動したい」との申し出があり、メンバーは意思を尊重した。
脱退時期は未定で、2人はSTARTO所属のまま活動を続ける。
ファンクラブでは小瀧望が「目指してきたアイドル像とグループの価値観が少しずつズレていき、このズレを抱えながら活動するのはファンの皆様、そして自分にとっても誠実ではない」と説明。
藤井流星は「グループの活動と自分が思い描いていた方向との間に少しずつ違いを感じるようになった」と述べた。
高身長の2人は関西ジュニア時代からツインタワーと呼ばれ、親しい関係でも知られていた。
結婚ラッシュから3週間、加速したとされる脱退の背景
WEST.は2025年1月に桐山照史、同年10月に神山智洋が結婚。2026年8月9日には重岡大毅が第1子誕生も同時に報告し、濵田崇裕も結婚を発表した。
7人中4人が既婚者となった。報道では「この結婚発表の時期から脱退に向けた動きが加速した」との関係者の声も伝えられる。
公式は結婚を直接の原因とはしていないが、ライフステージの変化がグループの空気や価値観の差を意識させるきっかけになった、との見方は強い。
残る独身は中間淳太と、今回離脱する2人だった。
「7人でいること最優先」と言っていた2人の心境変化
2人はこれまで「7人でいられてよかった」「できる限り長く」とグループ愛を語ってきた。
デビュー前に4人発表から7人へ直談判した経緯もあり、人数そのものがアイデンティティだった。
数カ月前までの発言と今回の決断の落差が、ファンの戸惑いを大きくしている。
一方で2人は俳優業でも評価を広げており、グループより個人の表現を優先する時期に入っていた可能性もある。
小瀧はWEST.を「かけがえのない宝物」と呼び、藤井は「想像していなかった未来で不安しかない」としつつ、ファンの笑顔を原動力に前を向くと記した。
悲しみと応援が交錯するファン、既婚組への厳しい視線
発表直後からファンの反応は一枚岩ではなかった。まず目立つのは喪失感だ。
「ショックで涙が出る」「7人のWEST.しか好きじゃなかった」「もうあの景色は見られない」といった声が相次いだ。
デビュー前から7人で勝ち取った結成の物語を知る層ほど、人数そのものがアイデンティティだっただけに衝撃は大きい。
ライブの一体感や、ツインタワーと呼ばれた藤井流星と小瀧望の立ち位置が消えることへの寂しさも強い。
同時に、2人個人への応援は早い段階で立ち上がった。
「これからも小瀧望が大好き」「流星を応援する」「ズレを認めた判断は誠実」との投稿が目立つ。
小瀧が自ら「誠実ではない」と書いた点を、ファンへの向き合い方として評価する人もいる。
グループを離れてもSTARTOに残る方針が伝わったことで、俳優業や個人活動への期待に気持ちを移す動きもある。
一方、残る既婚メンバーへの視線は厳しい。
特に8月9日の重岡大毅・濵田崇裕の同時発表、しかも重岡は第1子誕生済みだった点が、信頼の揺れとして語られる。
「先に結婚して空気を変えた」「アイドルとしてなし」「壊したことを許さない」といった表現が繰り返し出てくる。
2025年の桐山照史、神山智洋の結婚時点ですでに温度差を感じていた層が、今回の離脱で堰を切った形だ。
祝福できない自分を責める声と、既婚組を責める声が混ざる。
批判の核は私生活そのものより、報告のタイミングとグループ内の共有感覚にある。
「人生があるのはわかる。そうじゃない」との書き込みが象徴的だ。
ファンはメンバーの幸せを否定したいわけではなく、7人で続ける前提が共有されていないと感じたときに怒りへ転じやすい。
独身の2人が先にグループを手放した構図が、「残った側が空気を変えた」という読みを強めた。
もちろん全員が批判一色ではない。
結婚を人生の自然な変化と受け止め、残る5人を見守る声もある。
ただ発表当日の空気としては、2人への応援と既婚組への不信が同時に強く、感情の整理が追いついていない状態が続いている。
残る5人の方針が出たとき、この入り乱れた感情はさらに分かれる可能性がある。
残る5人の協議と、7人体制が終わったグループの行方
残るのは中間淳太、桐山照史、濵田崇裕、重岡大毅、神山智洋の5人。
グループ継続か終了かは協議中だ。
10月31日と11月1日のKAMIGATA EXPO PARK FES 2026は7人出演が困難となり、返金対応が決まった。
6月の全国ツアーを終えた直後の転換だけに、今後のライブや作品の扱いも焦点になる。
2人の俳優業と、5人のWEST.がそれぞれどんな形を選ぶのか。
12年守ってきた7という数字が消えたあとの答えは、まだ出ていない。



