
赤信号無視の加害者側過失を薄めるような内容で、遺族から「不勉強にもほどがある」と痛烈に批判された。議員としての責任が問われる事態だ。
事故の概要 赤信号無視の乗用車が青信号のバイクに衝突 19歳青年が死亡
2026年1月14日午前6時35分頃、埼玉県川口市北園町の信号機付き市道交差点で悲惨な事故が発生した。さいたま市南区円正寺在住のトルコ国籍・解体業のクルト・ハイリ容疑者(29歳)が運転する普通乗用車が、赤信号を無視して交差点に進入。
青信号で直進していた山本優生さん(当時19歳、さいたま市緑区在住の会社員)のスクーター型バイクに左側面から激しく衝突した。衝突の衝撃は大きく、ブレーキ音が聞こえなかったとする近隣住民の証言もあり、優生さんは胸部を強打して病院に搬送されたが死亡が確認された。
警察は同日、クルト容疑者を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。後に過失致死容疑でさいたま地検に送致されたが、容疑者は任意保険に加入し正規在留資格を持ち日本の運転免許を所持していたとして保釈されている。
遺族側が公開したドライブレコーダー映像などでは、加害者側の信号無視が明らかで、救護・通報義務違反の疑いも指摘されている。同県南部ではトルコ国籍者による交通死亡事故が相次いでおり、遺族は「加害者側の過失がほぼ100パーセント」と強く主張。
初公判の日程は2026年5月15日時点で未公表だが、刑事裁判を注視する姿勢を示している。
岡本さゆり氏の問題投稿詳細 デマを引用し被害者側に責任を転嫁
岡本さゆり氏は2026年5月13日頃、事故に関するデマ拡散アカウントの投稿を引用する形で問題の投稿を行った。
内容は「この事故は一方的でない」「双方に過失がある」「外国人属性を強調する排外的な利用はおかしい」といった趣旨で、被害者青年の信号無視をほのめかすような記述が含まれていた。
具体的に、デマ投稿では「バイクが赤信号で突っ込んだ」「無免許ひき逃げ」などの誤情報が混在しており、岡本氏はこれを事実確認なしに拡散。議員として公的な影響力を持つ立場で、事故を「排外主義の利用」として政治的に利用するような文脈にすり替えた点が特に問題視されている。
遺族の母親はこれに対し、直接反論する形でXに投稿せざるを得ない状況となった。
岡本氏はその後、亡くなった方への哀悼の意を述べつつも明確な謝罪や投稿削除には至らず、議論の終了を宣言する対応に終始したとされる。
被害者遺族の怒りの投稿 「現役市議の所業とは思いたくありません」
事故被害者・山本優生さんの母親は、岡本氏の投稿に対し5月13日頃に強い怒りを込めた反論を投稿した。
「不勉強にもほどがあります。わたしはこの交通死亡事故の被害者遺族です。現役市議会議員の所業とは思いたくありませんが、残念ながらこれが事実です」との文面で、事実誤認によるデマ拡散が遺族の傷をえぐる行為だと指摘した。
遺族は警察からの情報やドライブレコーダーなどの証拠を基に、加害者側の赤信号無視を詳細に説明。議員による軽率な発信が、亡くなった息子の名誉を傷つけ、家族の悲しみを増幅させたと痛切に訴えた。
この投稿はX上で急速に拡散され、多くのユーザーから「遺族の声こそ一次情報」「議員として恥ずべき行為」との支持を集めている。他の市議からも「傷口をえぐる行為」との苦言が出るなど、市議会全体に波紋が広がっている。
岡本さゆり氏の議員活動スタイル
岡本さゆり氏(1989年生まれ、3児の母、無所属)は2026年2月の川口市議補欠選挙で初当選した新人議員だ。中央大学法学部通信課程に在学中で、反ヘイト・多文化共生を活動の軸に据えている。
街頭でのNO RACISMスタンディング、クルド人コミュニティとの交流イベント、ヘイト街宣へのカウンター参加を繰り返し、「差別は絶対に許さない」「誰も排除しない川口」をスローガンに掲げてきた。
クルド人経営のヤード視察では「適切に管理されている」と評価し、地元住民の治安懸念や騒音・不法投棄などの苦情より、クルド人側の「安心」を優先する発言が目立つ。
SNSではInstagram、X、TikTokを駆使した日常発信を積極的に行い、支援者とのつながりを重視する草の根スタイルを展開。しかし、この一方的とも言える姿勢が、今回の事故投稿のような事実誤認を招いているとの批判が強まっている。
岡本氏は別件でも自民党市議に対するデマ拡散疑惑で懲罰申し入れを受けるなど、情報発信の在り方が問題視されている。
X上で広がる厳しい批判の声 議員辞職や懲罰を求める意見が殺到
X(旧Twitter)では、岡本氏の問題投稿に対する批判が圧倒的。
「遺族を冒涜した」「被害者遺族を加害者扱い」「事実確認ゼロのデマ拡散」との非難が相次ぎ、「議員として不適切」「辞職レベル」「厳罰をお願いしたい」といった厳しい意見が多数寄せられている。
「人の心はないと思います」「反日極左」「地元住民の声より外国人優先」との投稿が拡散。
遺族の反論投稿が一次情報として引用されることで、批判の勢いはさらに加速している。自民党市議による別デマ問題とも連動し、岡本氏への不信感が一気に高まっている状況だ。
YouTube動画やまとめサイトでも「クルド犯罪擁護デマ拡散で遺族冒涜」として取り上げられ、広く共有されている。この一件は、議員のSNS発信における事実確認の重要性と、被害者遺族の尊厳を守る責任を改めて浮き彫りにした。
初公判の日程公表が待たれる中、岡本氏の今後の対応と市議会の動きが注目される。



