
FIXERは28日、生成AI(人工知能)を活用して、診療報酬のデータなどをもとに病院の経営を分析・改善するレポートを短時間で作成するサービスを始めると発表した。職員によるレポートの編集や修正などを含めても、作成時間は従来の4分の1以下に当たる2時間程度に短縮できる。
AI活用を通じて、職員の負担軽減や業務効率化につながるほか、レポートの転記ミスなどを防ぎ、分析の精度や正確性を高める。
多くの病院では、審査機関による診療報酬請求書(レセプト)の査定結果や収支状況などのデータを週次や月次でレポートで整理し、経営会議や診療科長会議などで報告。経営状況を分析し、改善につなげている。しかし、こうしたデータは従来、すべて手作業で集計してきた。特に診療報酬請求業務で得られる「増減点連絡書」「返戻通知書」などの大量のデータの集計・分析には時間がかかり、担当者らはレポートを仕上げるために丸一日以上を費やしていた。
新しいサービスではAIが診療報酬関連のデータを取り込み、2分程度で原案を作成。担当者らが原案を確認し、チャット形式でAIに修正指示を出したり、特定のグラフを追加したりすることができる。FIXERは「今後は病棟別、ドクター別など一段と細かい分析にも対応していく」としている。



