
妻へのDV報道で舞台を離れた歌舞伎俳優・中村児太郎(32)が、離婚協議のさなか、今度は26歳の知人女性への傷害容疑で逮捕されていた。本人は取材に逮捕と暴行の事実を認め、謝罪した。
午前4時半のラブホテル、女性は「彼女」と説明
産経新聞が10月21日、捜査関係者への取材として報じた。児太郎は同月3日午前4時半ごろ、東京都新宿区歌舞伎町のラブホテル客室で、知人女性の顔をつかみ、平手打ちをするなどの暴行を加えた疑いが持たれている。当時は飲酒しており、調べに容疑を認めているという。
女性は翌4日に新宿署へ被害届を提出し、同署が5日に逮捕した。デイリー新潮によると、児太郎は翌6日に釈放された。逃亡や証拠隠滅の恐れがないとの判断で、任意捜査が続いている。
同誌は現場を1泊約4万円のホテルと報道。女性が警察に児太郎の交際相手と説明していたことも、警視庁関係者の話として伝えている。
飲酒後の口論で暴行 本人が説明した女性との関係
児太郎は同誌の電話取材に応じ、逮捕の事実は言い逃れできないとして謝罪した。
相手の女性とは数カ月前に知り合い、精神的に頼る関係だったと説明。ホテルの室内で酒を飲んだ状態で口論になり、手を出したと語った。警察の調べでも暴行を認めたといい、釈放後は被害女性に謝罪し、弁護士を通じて示談交渉を進めているという。
両親にも今回の件を打ち明けたと話している。
妻DV報道で休演、事務所は1月に契約解除
児太郎をめぐっては、2025年6月に「週刊新潮」が妻への暴力を報じていた。2021年1月に入籍していた妻は、同年11月に路上と自宅で暴力を受け、顔面骨折などのけがを負ったと訴えている。
児太郎は翌7月、報道には自身の認識と食い違う点が多いとするコメントを出し、関係の収束に向けた話し合いを優先すると説明した。松竹は7月2日、歌舞伎座「七月大歌舞伎」の休演と3役の配役変更を発表。暴力行為について独自に調査する方針も示した。
2026年1月29日には、ZEN-A FARMが、児太郎による契約違反があったとして、双方合意で専属実演家契約を解除したと発表していた。同社の取締役も一身上の都合で辞任したという。
同年5月のデイリー新潮の記事では、児太郎側の弁護士が1億3800万円の借金を理由に、要求された慰謝料の支払い能力がないと主張した、と妻が証言している。
名門の女方、復帰を目指した先で逮捕
児太郎は1993年生まれ。九代目中村福助を父に持ち、祖父は人間国宝だった七代目中村芝翫。2000年9月に六代目中村児太郎を襲名し、歌舞伎座で初舞台を踏んだ。
坂東玉三郎の指導を受け、琴・三味線・胡弓を演奏しながら演じる難役『阿古屋』にも挑戦。2024年には松尾芸能賞新人賞を受けた。
今回の取材では、昨年の報道後に自分を見つめ直し、復帰を目指していたと説明。歌舞伎界とファンを再び裏切ったと謝罪したうえで、「二度と舞台に立てなくなったと思っています」と語った。



