
電撃的な「DJ社長としての活動終了」宣言からわずか数日。各種SNSアカウントも突如として姿を消し、今後の動向が注目されている元DJ社長(Repezen Foxx)だが、その裏でかつての支援者たちとの間で複雑な金銭トラブルが進行していることが判明した。
ビジネス番組「令和の虎」に出演し、2025年6月に急死した実業家・青笹寛史氏(享年29)の事業を引き継いだ兄の雅史氏が、YouTube動画を通じて衝撃の現状を明かしている。事態は単なる未返済問題にとどまらず、「訴訟」の可能性にまで発展しているという。
総額1億円超の貸付と、遺族に重くのしかかる「相続税問題」
雅史氏の動画およびこれまでの報道から明らかになったのは、青笹兄弟から元DJ社長への多額の貸付という事実だ。
生前、弟の寛史氏が2023年から24年にかけて約6,500万円を貸し付けた後、事業を引き継いだ雅史氏自身も、年末のライブ資金やAI関連事業費として約4,000万円を追加。貸付総額は1億500万円にのぼり、これまでの返済は150万円程度にとどまっているという。
さらに深刻なのが、遺された会社と家族への影響だ。雅史氏によれば、現在の売上はピーク時の3分の1ほどまで落ち込んでおり、「何も変わらなければ年内危ないような状況」とのこと。加えて、遺言がなかったため、未返済である「6,500万円」も会社の資産として計上され、寛史氏の妻に多額の相続税が課せられてしまっているのだ。
「弟が残した問題によって、奥様にいろんな困難を押し付けてしまっている。相続税だなんだで数億円単位でキャッシュが出ていってしまっている」
雅史氏が動画で会社の内部事情を明かした背景には、苦境に立たされる遺族を守りたいという強い思いがあった。
「友人としての付き合いをやめたい」すれ違う両者の主張
8月8日の元DJ社長の活動終了発表を受け、雅史氏は10日に「6,500万円が未返済である」という現状報告の動画を公開。これに対し、元DJ社長側からも反応があったという。
雅史氏の明かしたところによれば、元DJ社長は「(自分が)本当に返そうとしてないやつみたいな映り方してるじゃないか」と、動画内での見え方に苦言を呈したとのこと。ともに事業を進めようとしていた経緯への言及がないことに不満を抱いたようだ。
そして、元DJ社長から「友人としての付き合いをやめたい」「債権者と債務者としてお互い関わろう」と、ビジネスライクな関係への移行を提案されたという。雅史氏は「正直すごい悲しくて」と心情を吐露しつつも、個人的な関係を解消するのであれば、期限を過ぎている貸付金については契約どおり返してほしいと毅然とした態度を示している。
青笹氏側の関係者に「訴訟」の連絡? 泥沼化する事態
事態がさらなる急展開を見せたのは、8月17日のことだ。雅史氏が山奥から緊急で回した動画の中で、驚きの事実が語られた。
なんと、元DJ社長側から、青笹氏側の関係者に対して「訴えたい」という連絡が来たというのだ。関係者が動画内で発した「一部の嫌がるような表現」が名誉毀損等にあたると判断した可能性がある。
これに対し雅史氏は、動画内で強い困惑を示している。
「借りてる側の立場で多少嫌な表現があったからと言って訴えるってどういうことってまず思いますし、シンプルに加えて言うなら、そもそもそんなことしてる暇もあるの?っていうことなんですよ」
自らの活動をリセットし、再起に向けた準備期間にあるはずの元DJ社長。雅史氏にしてみれば、関係者への訴訟に時間と労力を割くくらいなら、本業に注力して少しでも借金返済に充ててほしいというのが本音だろう。「友人関係を解消」し、ドライな債権者・債務者になったのであれば、なおさら優先すべきは法的措置よりも経済的な立て直しではないか、という疑問が残る。
訴訟よりも再起を。恩人が送る「成功して返してほしい」というエール
言葉の表現を巡って法的措置がチラつくなど、かつての協力関係からは想像もつかないほど泥沼の様相を呈している今回の騒動。しかし、雅史氏の心底にあるのは、元DJ社長への純粋な期待だ。
雅史氏は動画の終盤、家族で訪れたサンリオの展示に目を輝かせる子供たちの姿と、現在の状況を重ね合わせ、「やっぱ悲しくなる」とこぼしている。
「あの頃の輝きをもう一度取り戻してほしい。(中略)自分の活動に注力してほしい。これが僕の本当の願いです。で、それでがっつり成功して稼いでもう返しに来てほしい。それだけです」
亡き弟の遺志を継ぎ、税金問題で苦しむ未亡人を支えながらも、最後は「成功して返してほしい」とエールを送った雅史氏。
訴訟という強硬手段で対立を深めてしまうのか、それともこの声を受け止め、再び圧倒的なエンターテインメントで世間を魅了し、恩を返してみせるのか。今後の元DJ社長の決断に、多くのファンと関係者が注目している。



