
10月4日に放送されたTBS系「バナナマンのせっかくグルメ!!」の高知市ロケが、放送翌日にかけて「炎上」と一部で呼ばれた。
商店街で地元グルメを尋ねた場面に別の通行人が割り込んだ様子がSNSで取り上げられ、批判の投稿が目立つと報じられた。
一方で、内容が広がるにつれて「見てみたが炎上させるほどではない」「助け舟に見えた」という反応も増え、意見の分かれ方がはっきりした。
放送で起きたこと
問題とされたのは、Snow Manの深澤辰哉とお笑いコンビ「ザ・たっち」が高知市の商店街で街頭インタビューをした場面だ。
声をかけたのはSnow Manのファンとみられる女子4人組で、おすすめの地元グルメを尋ねられたものの、すぐに答えられずスマホを見ながら考え込んでいた。
その最中、少し離れた場所でロケを見ていた中高年の女性が「市場から直送の生きた魚がある店がある」と声をかけた。
女性は夫が漁協関係だとして店を案内し、番組は高知市廿代町の「うおとっと」を紹介した。
店では藁焼きカツオのタタキ(980円から)と金目鯛の炙り(1980円から)が取り上げられ、仕入れ状況で値段が変わる点も公式投稿で触れられた。
スタジオの設楽統は「急に横から」と反応した。
紹介先は通常持ち帰りが中心の店で、今回は特別にその場で食べられたという。
「炎上」と呼ばれた理由
放送後、XやThreadsでは「最初に声をかけた4人が置き去りに見えた」「図々しい」「女の子たちが可哀想」といった投稿が相次いだ。
まとめアカウントの一部は「批判殺到」「炎上」とタイトルを付け、視聴者の不満を集めた形で拡散した。
スポーツ紙は10月5日、「ロケ割り込みが物議…ネット大論争に発展」と報じ、批判の声と「助け舟に見えた」という擁護の両方が上がっていると伝えた。
週刊誌も同日、「女子4人組置き去り」という見出しで記事を出し、割り込んだ女性への「出しゃばり」という指摘を紹介した。
同時に「これはTBS側に問題がある。最初に聞いていた4人組に紹介させてあげないと」という投稿や、スタッフが会話を全員に戻す配慮が足りなかったという関係者の指摘も載せた。
日村勇紀が休養中で、住民とのやり取りを自然に拾う役割が手薄だった点にも触れている。
拡散後に増えた「どこが問題?」
内容が広がるにつれ、実際に番組を見た人から「困っていたところへの助け舟に見えた」「炎上させるほどのことなのか」という反応が増えた。
女子4人組が地元の店をすぐ答えられず、スマホを見ながら考え込んでいた点を挙げ、「見学していた人が具体的な店名を出しただけ」と受け止める投稿が目立つようになった。
街ブラ番組では通行人の声かけ自体が珍しくなく、番組がカットせず放送した時点で制作側が採用した内容だという指摘もあった。
批判の中心は、割り込んだ女性個人のマナーというより、最初にインタビューした相手の会話が途中で途切れたように見えた点に移った。
店の印象が悪くなったのではないかと心配する声や、「想像以上に反応が大きくて世の中が怖い」という投稿もあったが、個々の反応数は限定的で全面的な非難一色にはならなかった。
さらに、紹介された店が通常は持ち帰り中心で、今回は特別にその場で食べられたという経緯が伝わると、「結果として高知の魚を紹介できた」という受け止めも加わった。
最初の4人組がSnow Manのファンで喜んでいた点と、おすすめをすぐに出せなかった点の両方が指摘され、「かわいそう」と「仕方なかった」が並ぶ形で意見が分かれた。
拡散が進むほど、タイトルだけで反応した層と、該当シーンを確認した層の温度差がはっきりした。
報道と実態の差
一部のウェブメディアやまとめサイトが「物議」「賛否」として取り上げた一方、テレビのニュース番組で扱う規模には至っていない。
公式コメントや視聴率への影響、スポンサーの動きに触れた続報も出ておらず、SNS上の投稿を引用して意見が分かれていると整理する内容が中心だった。
街ブラ番組で通行人が会話に加わる場面はこれまでも度々あり、編集で残すかどうかは制作側の判断に委ねられてきた。
過去にも「事前に話を通しているのではないか」「インタビュー相手が急に変わった」といった指摘がSNSで一時的に広がった例はあるが、多くは数日で沈静化し、放送自体の継続に影響したケースは確認されていない。
今回も最初に声をかけた相手の意見が活かされなかった印象が不快感を呼んだ点は事実だが、女子側が明確に拒絶した様子は放送上なく、拡散が進むにつれて「助け舟に見えた」「炎上と呼ぶほどではない」という反応が目立つようになった。
番組公式の告知投稿が広く反応を集めたのに対し、批判や擁護の個別投稿の広がりは相対的に小さく、議論の規模は一部のSNS上のやり取りに収まっている。



