
シンガーソングライターの岡崎体育(36)が、心身の体調不良を理由に当面の間、活動を休止する。年内に予定していた公演・イベント出演はすべて見送るといい、RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO、音楽と笑いのフェス「DAIENKAI 2026」など複数の出演予定にも影響が広がった。10周年イヤーを走っていた岡崎体育にとって、大きな転機となる。
「療養が必要との判断」──Pangea EXPOから始まった2週間
岡崎体育の不調が公に知られたのは2026年6月12日だった。所属事務所のソニー・ミュージックアーティスツは公式サイトを更新し、「心身の体調不良のため療養が必要との判断に至り、明日6月13日(土)に出演を予定しておりました『Pangea EXPO 2026』への出演をやむを得ず見送らせていただくこととなりました」と発表した。
翌日がイベント当日というタイミングでの急告だったため、ファンや関係者に少なくない驚きが広がった。Pangea EXPO 2026の公式Xも出演キャンセルを告知し、「ご回復を心よりお祈り申し上げます」とコメント。あわせて、出演キャンセルに伴う払い戻しは行わないと案内した。
「心身の体調不良」という表現は、身体面と精神面の双方を含みうる広い言葉である。この段階では、どの程度の療養期間が必要なのか、今後の公演にどこまで影響が出るのかは明らかにされていなかった。
それから約2週間後の6月24日、年内の公演・イベント出演をすべて見送り、当面の間、活動を休止する方針が明らかになった。体調不良の影響は、2026年内の活動全体に及ぶこととなった。
ネット発のMVから10年、笑いと音楽を融合したキャリア
岡崎体育は1989年7月3日生まれ、京都府宇治市出身の男性ソロプロジェクトである。2016年5月発売のアルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビュー。同アルバム収録曲「MUSIC VIDEO」は、ミュージックビデオの定番演出を自ら解説していく自己言及的な作品として大きな話題を呼び、第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞を受賞した。
その後も、音楽と笑いを高い精度で組み合わせる作風を武器に、独自の立ち位置を築いてきた。国内主要フェスへの出演に加え、テレビ番組、ドラマ、CMなど音楽以外の領域にも活動を拡大。NHK連続テレビ小説『まんぷく』への出演、KBS京都『岡崎体育の京の観察日記』など、ミュージシャンの枠に収まらない才能を印象づけてきた。
2026年は、メジャーデビュー10周年の節目にあたる年だった。10周年特設サイトも開設され、インディーズ・ベスト『盆地テクノ』の配信・パッケージ発売や、10周年ツアーなどが予定されていた。節目の年に活動を休止することは、本人にとっても、長年応援してきたファンにとっても想定外の事態だったといえる。
RSR26・DAIENKAI 2026も影響──年内フェスの予定は白紙に
今回の活動休止で影響が出た出演予定の中でも、特に注目されたのがRISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZOとDAIENKAI 2026だ。
RISING SUN ROCK FESTIVALは、北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージで開催される国内最大級の野外音楽フェスの一つである。岡崎体育は2026年の出演者として名を連ねており、夏フェスでのステージを楽しみにしていたファンも多かった。キャンセルの知らせを受け、SNS上には「寂しい」「心配している」「まずは休んでほしい」といった声が広がっている。
DAIENKAI 2026は「音楽と笑いのフェス」を掲げるイベントで、岡崎体育のキャラクター性と親和性の高い場でもあった。音楽とユーモアを同時に成立させる岡崎体育のスタイルは、同イベントのコンセプトとも重なっていたため、出演見送りを惜しむ声は少なくない。
年内の公演・イベント出演がすべて見送りとなったことで、10周年イヤー後半の活動予定は大きく組み替えられることになる。



