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日本自動ドア(株)の本物のCSR|としまNPO推進協議会柳田代表が語る企業の社会的責任

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日本自動ドア(株)のCSRについてとしまNPO推進協議会代表柳田氏が語る
「企業の社会的責任」と訳されるCSR(Corporate Social Responsibility)とは、企業が会社の利益以外に、ステークホルダーである従業員、顧客、株主、投資家、取引先、その他社会全体に対して与える影響について責任を持つことを意味しています。

CSR活動には、「企業のイメージアップ」「株主や投資家からの信頼向上」「認知向上や採用面での効果」「社内コミュニケーションの活性化」などさまざまなメリットがあるといわれ、多くの企業がCSR活動に取り組んでいます。しかし、本業とは別枠で予算と人手をかけて実施するCSR活動はコストがかさむほか、社内からの異論が出やすい面も否めません。

そうした難しい側面も持つCSR活動に全社が一体となり真摯に取り組んでいるのが「日本自動ドア株式会社」です。今回は日本自動ドア株式会社の取引先であり、「特定非営利活動法人としまNPO推進協議会」の代表理事を務め、社会貢献分野のプロフェッショナルの柳田好史さんに、日本自動ドア株式会社のCSR活動や、柳田さんがNPOを発足した経緯などを伺いました。

「本物」のCSR活動の条件~日本自動ドアの社会貢献活動

特定非営利活動法人 としまNPO推進協議会 代表理事 柳田好史さん

特定非営利活動法人 としまNPO推進協議会 代表理事 柳田好史さん

—日本自動ドア株式会社との出会いの経緯を教えてください。

10年ほど前に日本自動ドア株式会社代表取締役社長の吉原二郎さんと初めてお会いしたのですが、すぐに「本物のCSR活動を実践している方だ」と分かりました。CSRで大事なのは、社員の納得感です。トップがいかに社員たちを巻き込めるかが勝負。これができないと、「トップの勢いで総務や広報の中にとりあえずCSR部門が置かれ、CSR活動の優先順位が不明瞭なまま推進され、担当者が変わるごとに方針や戦略が変わる」という悪状況に陥ってしまいます。本物のCSRかどうかは社員を見れば一発で分かります。

—多くの企業がCSRに苦戦していますが、日本自動ドア株式会社のCSRはいかがでしょう?

本物です。社員の方々が「社長にやらされている感」ではなく、「生き生きと」していました。会社の本業や売り上げを守りながら、地域・社会課題に真摯に取り組む吉原社長の姿勢がしっかりと社員の方々に伝わっているようでしたね。そうした姿勢や情熱が事業展開として現れているのが本物のCSRです。社会貢献に関わるNPOを運営する身として、吉原社長率いる日本自動ドア株式会社とは長くお付き合いをさせていただきたいと思いました

—日本自動ドア株式会社のCSR活動は、2014年のスマトラ島沖地震の津波災害における復興支援や、スリランカでの人材育成、3.11東日本大震災以降の300件を超えるドアの復旧活動など多岐にわたっています。

「素晴らしい」の一言しかありません。特に、スマトラ島沖地震での住宅寄付を含む一連の復興支援などは常人では考えられない吉原さんの行動力のなせる技だと思います。一過性ではなく継続的に支援を続け、活動に意義やストーリー性があるからこそ社員の方々も納得するのだと思います。

また、吉原さんは日本自動ドア株式会社としての本業においても、社会への貢献という視点を常に持っています。コロナ禍の現在では、日本自動ドア株式会社の手を触れなくても開閉できる非接触スイッチやアルコール消毒器等を自動ドアと連動させた公衆衛生自動ドアシステムなどが非常に注目されると思います。ウイルス対策をはじめとした公衆衛生についてアカデミックに研究され、エビデンスも蓄積されているので、私から見ると「吉原さん、もっと前に出た方が良いのでは?」と思うほどです。

いずれにしても、CSR関係の社会事業に対してトップクラスの考え方を持っている日本自動ドア株式会社さんは、我々にとってリーダーシップを発揮してくれる存在ですね。

—日本自動ドア株式会社とはどのような協働を行ってきたのでしょう?

初期の頃は、雑誌対談やセミナーの実施です。としまNPO推進協議会の理念にも共感していただき、私たちが運営する「社会貢献活動見本市(※1)」の協賛企業にもなっていただきました。豊島区の地域活動団体を支援する「としま情熱基金」の副代表も務めていただいております。NPOの中には、寄付金を目当てに多くの企業と協働する団体もありますが、私たちは自分たちの理念に理解と共感していただけた企業と一緒に活動していきたいと思っていますので、我々の想いを汲み取ってくださる日本自動ドア株式会社の存在は非常にありがたいです。

※1「社会貢献活動見本市」

豊島区を中心に社会貢献活動に取り組んでいるNPO法人、任意団体、学生サークル、CSR活動を行っている企業などが一堂に会して、日頃の活動内容を発表するとともに新しいネットワークを築いていく「場」。

—今後、日本自動ドア株式会社とどのような関係性を築きたいですか?

日本自動ドア株式会社は私たちにとってお手本のCSR企業です特に吉原社長の、「環境もお金も誰かが取り合うものではなく、回していくもの」という考えは尊敬しています。今後は、CSR企業とNPO法人という今までの枠を超えたお付き合いをさせていただければ嬉しいですね。

ZOOM取材の様子

ZOOM取材の様子

NPO、行政、住民を繋げる「としまNPO推進協議会」

—柳田さんが代表理事を務める「としまNPO推進協議会」について教えてください。

としまNPO推進協議会は、東京都豊島区を主活動地域とするNPO法人として2014年に発足しました。地域活動を継続的に行っていく人や団体をさまざまな形で支援することで、間接的に地域課題の解決に貢献することを目指しています。具体的には、NPO法人の設立支援や創業支援や、セミナーの実施、各種社会貢献団体のネットワーク形成を目的としたイベントの実施などを行っております。

社会貢献活動に取り組む人と組織を繋ぐ後方支援

としまNPO推進協議会は、社会貢献活動に取り組む人と組織を繋ぐ後方支援の役割を担う

—どのようなきっかけで発足されたのですか?

きっかけは、今から20年以上前に、私が勤める会社の社長から言われた「駅前の放置自転車は何とからないものか?」という一言です。当時の勤め先は池袋駅西口近くのビルで、膨大な数の放置自転車に囲まれていました。20年前は自転車を放置するのが当たり前だったのです。行政に頼んでみたものの全く解決しなかったので、私が何とかしようと思いました。

—柳田さん個人で放置自転車問題に取り組もうと?

「誰かが何とかしてくれるだろう」という他人事や、「行政が何もしないのが悪い」と文句を言っているだけなのは性に合わないのです。とりあえず自転車を移動するところから始めてみたら、「人の自転車に何をするんだ!」と首根っこを掴まれたり、昼間から酔っ払いに追いかけ回されたりと大変な目にあいました。それでも毎日地道にビラ配りなどを続けたり、新聞や雑誌などのメディアで訴え続けたりした結果、多くの人の協力と時代の変化も後押しして、400台以上あった放置自転車が今では5〜10台くらいまで減りました。ビラ配りは65歳になった今でも20年以上毎日行っています。一度やり始めたことはやめないというのが信念なんですよ。

—素晴らしいです。放置自転車問題をきっかけに社会貢献活動に本格的に着手されたのでしょうか?

そうですね。「やらないと困るけれど、誰もやりたがらない問題」に取り組んでいるうちに、社会貢献の方に舵を切っていました。公共的な問題を解決するためにNPOを複数立ち上げたまでは良かったのですが、行政と住民との協働が上手くいかないという問題を当初は抱えていました。

—NPOと行政、住民の間で協働が上手くいかない原因は何だったのでしょう?

課題や価値観を共有できるネットワークが構築できていないことが原因でした。個人や個々の組織は熱い想いを持っていても、皆バラバラで情報共有もできていなかったんです。これは非常にもったいない状況だと思ったので、それぞれをつなげる中間支援組織として立ち上げたのがとしまNPO推進協議会です。非営利団体ですので、ボランティア活動が多いにもかかわらず、今まで20年以上よく多くの人がついてきてくれていると思います。有難いことですよね。

継続的に多くの人を巻き込む組織づくりの「3ステップ」

—多くの人が継続的に協働する状態をつくる秘訣は何なのでしょう?

私が「組織づくりのためのネットワークの3ステップ」と呼んでいるものがあります。それが、「①共感、②賛同、③参画」です。

まずは、ストーリー性があり、達成できたらワクワクするような課題解決の方法論やスキームを提案・計画し、周囲に共感してもらうこと。
次に、それに賛同してもらうこと。SNSでいう「イイね」を押してもらうことですね。
そして、最後は課題解決のための活動に参画してもらうことです。
この行動を起こしてもらうことが最も難しいステップで、①の共感できる内容にするということがポイントになります。いくら事業内容が良くても、地域住民の納得と理解がなければ反発と反論しか生まれません。つまり、共感がなければ誰も巻き込めないし、持続可能ではないということです。

—「共感、賛同、参画」が、柳田さんの社会貢献活動に多くの人が長年にわたって協力してくれるポイントだったのですね。

社会貢献活動と仰々しく言っていますが、「困っている人がいたら助けたい」というのは誰もが感じる感覚ですよね。その困りごとを他人事と思うか、私みたいに何でも自分事として考えるかの違いです。責任のなすりつけ合いや、不平不満を言って悪者探しをする前に、「自分は何ができるのだろう?」と考えてみると今までとは違ったものの見方ができるようになります。

—「自分事として考える」というのは重要なキーワードですね。

あらゆることを自分事として考えていった結果、今の自分や活動があると思います。私は自分を「池袋お助けマン」と呼んでいます(笑)。

社会課題解決を目指す池袋お助けマンのルーツは「寺」にあり!?

—さまざまな課題を自分事として考え、解決に向けて直接的・間接的に尽力するという柳田さんの「池袋お助けマン」としてのルーツはどこにあるのでしょう?

両親の影響が大きいと思います。私の実家は寺で、母が幼稚園の先生だったということもあり、大人が農作業をしている間に子どもを預かる場所としても機能していました。田舎の寺でしたから、地域の困りごとが何でも持ち込まれていたんです。子どもも大人も、困りごともイベントも、何でも集まるのが私の実家でした。子ども心に「こんなことまで?」と驚いていましたね。

—驚いたことというのは?

小学校高学年の時に、ある人が若い女性をうちに連れてきたんです。彼女は精神を病んでおり徘徊行動もあるため、自宅で面倒をみることが難しいということでした。どうするのかな?と思っていたら、私の両親は彼女を預かり、徘徊しないように深夜でも注意して見てあげていたりしていたんですよね。

その光景を見て当時はいろいろな感情が湧きました。しかし、家族も手に負えないような問題も引き受け、何とか解決してあげようとする両親の姿勢には多くの影響を受けました。両親には及ばないかもしれませんが、私もできることにはどんどん挑戦したいと思っています。あと10年間は社会貢献活動に自分の情熱や時間をかけたいですね。

—今後どういった課題に取り組みたいとお考えですか?

これからチャレンジしたいのは、生きづらさを抱えた人の支援です。社会でマイノリティと言われている人たち、例えば障がい者やLGBTQ、シングルマザーや不登校、引きこもりの方々はさまざまな生きづらさを抱えているので、それらの課題に注力したいと思っています。特に不登校や引きこもりの人たちには関心があります。私は家にいても良いと思うんですよ。ただ、周囲や社会とコミュニケーションはとった方が本人のためになると思うので、その一つの解決策としてeスポーツを活用することを考えています。

—ひと昔前なら何としてでも外出させるという方法もありましたが、柳田さんたちが考えているのは新しいやり方なのですね。

時代はどんどん変化しているので、方法論も変えないといけません。一方で、新型コロナウイルスに伴う急速な変化に対応できない人たちも大勢います。油断していると手からこぼれ落ちてしまう人たちを、どうサポートするかを真剣に考えていかないと日本はまずいと思いますよ。その鍵となるのが先ほども申し上げた自分事にするという考え方です。自分事だと思えば、誰一人取りこぼさない方法論を模索するようになりますよね。

現代社会にはさまざまな解決すべき問題がありますが、政府が悪い、社会が悪いと言っていても何も変わりません。課題を自分事に捉えて、共感・賛同を得るようなストーリーの中で行動を起こし、多くの人を巻き込みながら地域や社会全体に広げていくことが非常に重要です。私もまずは自分にできることから、小さな一歩でも踏み出していきたいと思います。
柳田 好史さん
<プロフィール>
柳田 好史
特定非営利活動法人 としまNPO推進協議会 代表理事
池袋駅前放置自転車対策、マンション問題などをきっかけに、社会貢献活動に参画。地域活動を活性化するために、社会貢献活動団体の中間支援組織の必要性を痛感し、民設民営の中間支援組織としまNPO推進協議会を設立。地域サロン「みんなのえんがわ池袋」などを運営するサラリーマン。自称【池袋お助けマン】

<概要>

特定非営利活動法人 としまNPO推進協議会
https://www.toshima-npo.org
所在地   〒171-0041 東京都豊島区池袋3丁目30番21号 マルモビル1F
代表者   柳田 好史 (やなぎだ よしふみ)
TEL     03-5951-1508
FAX     03-6754-5468
メールアドレス  en@toshima-npo.org
設立年月日        2009年3月17日

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WRITER
ライター
佐野 友美
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1991年東京生まれ。中央大学法律学部出身。卒業後は採用コンサルティング会社に所属。社員インタビュー取材やホームページライティングを中心に活動中。

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