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【SDGs取組事例】スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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企業や団体におけるサステナビリティの追求として、SDGs達成に向けた事業や取り組みをアピールするケースが増えてきました。

実際にSDGsへの取り組みを行うとなると、どの目標に向けてどのような施策を企画したら良いか悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。

cokiでは、みなさまのサステナビリティ・トランスフォーメーションのお役に立つべく、SDGsに対して積極的な企業の取り組みをピックアップしてご紹介しております。

今回取り上げる事例は、スターバックス コーヒー ジャパンです。

1996年に日本に上陸したスターバックスは、日本国内で1,700店舗以上を展開、2024年末には2,000店舗に増やす計画をしており、とても身近な存在となっています。

SDGsに向けた取組を先駆けておこなうスターバックスの事例を参考にすることで、事業のサステナビリティトランスフォーメーションを進めるヒントになれば幸いです。

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スターバックス コーヒー ジャパンのSDGsへの取り組み


スターバックス コーヒー ジャパンのミッション(企業理念)

人々の心を豊かで活力あるものにするためにーひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから

このミッションのもと、2020年には、地球から得るよりも多くを返す「リソースポジティブカンパニー」になることを宣言しました。

2030年までに、排出するCO2や水、廃棄量をそれぞれ50%削減するといった明確な目標を掲げ、行動に移しています。

宣言の翌年、2021年の日経BPが実施した「第2回ESGブランド調査」において、総合3位に選出されました。

サステナビリティへの取組みは非常に多岐に渡ります。
ここでは最近の取り組み事例をSDGsの目標に当てはめてピックアップしました。

目標2「飢餓をゼロに」への取り組み

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目標2の ゴール は「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」です。

2020年1月、スターバックスは地球から得るよりも多くを返す「リソースポジティブカンパニー」を目指すと発表。2030年までに廃棄物を50%削減することも目標のひとつです。

最近のニュースで注目を集めたのが、スターバックスのフードロスを減らす取り組みです。

閉店が近づいて廃棄が見込まれる商品があるなど在庫状況に応じて、20%OFFで販売することでフードロスの削減を目指します。

売上の一部は、こども食堂の普及に取り組む認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえに寄付をし子どもたちの食と未来を支援していきます。

また、スターバックスの店舗から出る食品廃棄物のうち、約7割を占めるのがコーヒーを抽出した後に残る豆かすです。

これを活用できないかと始めたのが、コーヒー豆のかすをたい肥や飼料にして野菜や牛を育て、フードやドリンクになって戻す仕組み「コーヒー豆かすリサイクルループ」です。

例えば、人気メニューの「抹茶 ティーラテ」この抹茶の茶葉を育てる肥料や店舗近隣の公園の花壇にも、コーヒー豆のリサイクルたい肥が使われています。

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(出展:コーヒー豆かすリサイクルループ:スターバックスHP

目標12「つくる責任つかう責任」への取り組み

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目標12の ゴール は「持続可能な生産消費形態を確保する」です。
スターバックスでは、販売する多くのドリンクにミルクを使用します。

空のミルクパックは年間約1,000トンにもなるため、ひとつひとつを洗って、乾かして、たたんでリサイクルされています。

これらは、トイレットペーパーやスターバックスで使用するペーパーナプキン、スターバックス キャンパスリングノートの表紙と裏表紙などに生まれ変わっています。

目標15「陸の豊かさも守ろう」への取り組み

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目標15の ゴール は「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、並びに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」です。

スターバックスのペーパーカップは、国際的な森林認証制度のひとつ「FSC(R)認証」を取得した「FSC(R)認証紙」が使用されています。

FSC(Forest Stewardship Council)では、『森林の持続可能性を求める』ということだけでなく、労働者の権利や地域社会との関係も加味した幅広い視野での森林管理の評価・認証を行っています。

しかし、地球環境のためにできる一番の対策は、可能な限り紙の使用を減らすこと。そこで、スターバックスではタンブラー利用での割引きサービスや、リユースにも取り組んでいます

2021年11月からは繰り返し使えるカップを提供する「借りて・返して・再利用する」循環型プログラムの実証実験が東京都内・丸の内エリアのスターバックス10店舗でスタートさせ、カップをリユースする文化の定着を目指します。

さらに、2021年12月には、世界自然保護基金(WWF)と共同策定した環境配慮型店舗のための国際認証「Greener Stores Framework」を取得したグリーナーストア日本1号店が皇居外苑 和田倉噴水公園に出店。

リユース/リサイクルを基本とする国内店舗初のサービススタイルです。

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(出展:より環境に配慮した店舗「Greener Stores」日本1号店:スターバックスHP

cokiは、SX(サステナビリティトランスフォーメーション)を支援します

cokiは、法人のサステナビリティをステークホルダーの声で可視化するメディアです。

「社会の公器」を体現する企業を増やし、サステナブル社会を実現することをミッションとし、企業や法人のSX支援をしています。

ステークホルダーの個別インタビューをおこない、サステナビリティの観点から企業価値を高める情報発信をおこなったり、想いを同じくする会員の企業・団体・個人との交流を可能にするビジネスコミュニティをご提供しています。

cokiを通じて、 自社のSXをはじめてみたい方は、ぜひ下記の無料相談フォームより、お申し込みください。

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SDGsの目標への取組事例~cokiの記事より

coki では、サステナビリティについて考え、実際に取り組んでいる様々な団体・企業への取材をおこなっています。

SDGsの目標に取り組む、他の企業事例をご覧になりたい方は、下記記事も一緒にご一読いただければ幸いです。

<編集:水戸湊>

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