
タレントの明日花キララが11月1日、人気スクイーズブランド「Mellojoy(メロジョイ)」のダンス企画をめぐる不満をTikTokでぶちまけた。公開された依頼DMには、一般募集より5日前の日付と、店舗招待・特別ギフトの記載。自作の仮装で踊った本人の訴えが、招待の選び方をめぐる騒動に飛び火している。
仮装も段ボールも自作 踊った末に「シカトされました」
「メロジョイから踊ってほしいとDMがきて、誰よりも仮装も段ボールも頑張って作ったのにシカトされました」
明日花が公開した動画では、公式キャラクター「メロイア」の衣装をまとい、商品のパッケージを再現した段ボールのセットに入って踊っている。その手前に重ねられたのが、メロジョイ日本公式アカウントから届いたというDMの画面だ。
メッセージは10月10日付。「この度、公式企画『メロダンス』を開催することとなりました」と切り出し、明日花のダンス投稿や雰囲気が企画のイメージに合っていると伝えていた。
協力内容として並んでいたのは、メロダンスへの参加とTikTokへの動画投稿。提供内容には「Mellojoy World 原宿POP UPへのご招待(店舗体験)」「ご来店時の特別ギフト」と記されていた。
招待とギフトを示して投稿を依頼された明日花が、仮装もセットも手作りして応じた。それでも本人が公にしたのは、「シカトされました」という不満だった。
一般募集の5日前に“招待付きDM” 告知に選考基準なし
メロジョイ日本公式Xが「#メロジョイダンス」チャレンジの開催を告知したのは10月15日。明日花へのDMから5日後だった。
参加方法は、公式動画と同じ音源で振り付けをまね、指定のハッシュタグを付けて動画を投稿するというもの。公式動画とのデュエット投稿と、自分で撮影した動画の投稿という二つの方法が案内された。
その先に掲げられていたのが、原宿のポップアップショップへの入店と、特大スクイーズ「贅沢スフレ MAX」を受け取れるチャンスだ。
10月21日の追加告知でも、「素敵なダンスを投稿してくれた方は、原宿のMellojoy POP UP SHOPにご招待!」と呼びかけている。
一方、この二つの告知には、応募期間や招待人数、具体的な選考基準は書かれていない。
「一般の子供達顔晒して」 ファンから噴き出した不満
ユーチュラは11月2日、明日花のDM公開を受け、SNSで一般参加者とインフルエンサーの扱いに疑問が出ていると報じた。
「一般の子供達顔晒して頑張って踊ってるのに」
こうした不満に加え、インフルエンサーではない一般参加者は当たりづらいのかと落胆する投稿も紹介している。
メロジョイは、握るとゆっくり形が戻るハンドメイドのスクイーズを展開する中国発ブランドだ。入手困難さから「無理ジョイ」とも呼ばれる。
9月9日には、東京・原宿に世界初の実店舗「Mellojoy World」が開業。cokiは同月、店舗周辺の混雑で警察が出動し、購入をめぐるクレームで店員が泣いたとする目撃情報を伝えていた。
9月の時点でも、公式Xにはインフルエンサーへの招待コード配布をやめてほしいという抗議が寄せられていた。
一方、明日花の当初の投稿に「#メロジョイダンス」が付いていなかったとして、企画指定のタグを付けるべきだという指摘も出ている。
招待なのか“当選”なのか 広告表示にも疑問の声
SNSでは、事前の投稿依頼と特典提供がセットになっている場合、それを「当選した」と紹介してよいのかという疑問も出た。
消費者庁の説明によると、2023年10月1日に始まったステルスマーケティング規制は、広告主が表示内容の決定に関与し、一般消費者が広告だと判別できない表示を対象とする。規制対象は原則として広告主だ。
商品の提供や招待だけで違反が決まるわけではない。投稿者との具体的なやり取り、提供の目的や内容、取引関係、投稿全体の見せ方などを踏まえて判断される。



