
北海道電力の総務・環境部企業行動室法務グループに所属していたとされる山崎航太郎容疑者(31)が、16歳未満の少女への不同意性交の疑いで逮捕され、別の女性との性行為を無断で撮影した疑いでも再逮捕された。押収されたスマートフォンから約50分間の動画が見つかったといい、警察は余罪を調べている。
NEWSポストセブンは8月14日、山崎容疑者から無断撮影の被害を受けたと訴える女性の知人証言を報じた。山崎容疑者は「20代で独身」と説明し、北海道電力の名刺を見せていたという。同誌は、山崎容疑者が31歳の既婚者だったと伝えている。
16歳未満の少女とSNSで知り合う 別件の事情聴取から被害判明
札幌東署は7月1日、不同意性交の疑いで山崎容疑者を逮捕した。逮捕容疑は2025年9月29日から30日ごろ、空知管内の16歳未満の少女に性的暴行を加えたというものだ。
北海道新聞によると、2人はSNSで知り合った。警察が山崎容疑者から別の事件について話を聞く過程で被害が判明したという。山崎容疑者は「家に泊めたが、暴行したかは分かりません」と容疑を否認している。
刑法は、相手が13歳以上16歳未満の場合、行為者が5歳以上年長であれば、同意の有無にかかわらず不同意性交等罪の対象としている。山崎容疑者は31歳で、この年齢差の要件に該当する。
バレンタインデーの夜に約50分撮影か 押収スマホから動画
山崎容疑者は7月21日、性的姿態等撮影処罰法違反の疑いで再逮捕された。
北海道文化放送によると、2月14日午後7時40分ごろから同8時30分ごろまで、自宅で女性との性行為を許可なく撮影した疑いが持たれている。スマートフォンを隠し、約50分間にわたって撮影していたとされる。
動画は、不同意性交容疑で押収されたスマートフォンから見つかった。山崎容疑者は無断撮影について「覚えていません」と否認しており、警察は端末の解析を続けている。
「20代・独身」と説明 北海道電力の名刺を見せ社宅へ
NEWSポストセブンが報じた別の女性の知人証言によると、女性は冬に札幌を訪れた際、宿泊先を確保できずSNSで相談したところ、山崎容疑者からDMを受け取った。山崎容疑者は勤務先の名刺を示し、「20代で結婚していない」と説明。2人は北海道電力の社宅とされる住居へ向かったという。
女性はその後も山崎容疑者と連絡を取り、3月に再び札幌を訪れた。山崎容疑者が寝た後にスマートフォンを確認すると、死角から撮影された自身の動画や、複数の女性とのやり取り、性的な動画や写真が見つかったと知人は証言している。
女性は自分が撮影された動画を周囲に共有して相談し、帰宅後に北海道警へ被害を申告したという。逮捕容疑となった2件とは別の訴えであり、報道された証言について警察から捜査結果は公表されていない。
法令遵守を担う企業行動室 北海道電力は公式発表なし
NEWSポストセブンが入手した名刺には、「総務・環境部 企業行動室 法務グループ」と記されていた。北海道電力の公式サイトによると、企業行動室は社長を委員長とする企業倫理委員会の事務局を担い、コンプライアンス教育や相談窓口の運営を進める部署である。法務グループについても、事業活動の適法性と適正性を確保し、コンプライアンス経営を推進する部署と紹介している。
同社は2026年1月に実施した全従業員アンケートで、95.4%が「ほくでんグループCSR行動憲章」を念頭に業務を進めていると回答したと公表している。一方、8月15日までの公式発表には山崎容疑者の逮捕に関する記載はなく、在籍状況や社内処分の有無も明らかにされていない。



