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イオンモール熊本爆発で22歳店員死亡 母親の悲しみと「会社は真実を」訴え 避難後に金庫へ入金指示で戻ったか

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熊本地震 イオンモール熊本 爆発

2026年7月28日の熊本地震直後、イオンモール熊本で起きた爆発事故によりテナント従業員7人が死亡した。
そのうち雑貨店「ハビタ」の女性従業員2人が、一時避難後に売上金を金庫に移すよう会社から指示を受けて館内へ戻り、命を落としたことが2日、同社幹部の取材対応で明らかになった。
22歳の大竹玖瑠美さんの母親は「会社は真実を話してほしい」と訴え、弟さんも会見の内容と食い違うと指摘していた。
ネット上で批判が広がる中、会社側がようやく指示の事実を認めた形だ。

 

女性が戻った理由と遺族が語った最期の言葉

イオンモール熊本では地震発生の約1時間20分後に大規模な爆発が起き、建物の2階部分などが崩落した。
死者7人はすべて専門店の従業員だった。
大竹玖瑠美さん(22)はイオンモール熊本2階の雑貨・コスメ店「ハビタ」の従業員。
母親や親族によると、地震直後に一度外へ避難し、駐車場で偶然会った親戚に「会社の人から頼まれた」「レジのお金を金庫に入れに行かないといけない」と話した。
弟さんのInstagram投稿では、さらに具体的に「姉と同僚に、レジのお金を金庫に入れて来てと店長から電話で指示があり、中に入り爆発に巻き込まれた」と記されている。
親戚が必死に止めたにもかかわらず店内へ戻り、約5分後に爆発に巻き込まれた。
母親は「どこかで避難しているのではないかと思っていた」と当時を振り返り、「きつかったと思う」と娘の最期を思いやった。
弟さんは「本当は避難も済んで助かった命が、そこ数万のお金で命を奪われたので許せない」と訴えている。

 

ハビタが指示を認め謝罪 遺族の訴えは届くか

母親は「入金のために、お金のために」と繰り返し「会社には真実をはっきり話してほしい」と強く求めていた。
弟さんも「イオンモールの記者会見では、爆発で中に取り残された人は貴重品などを取りに戻ったと発言されていた。
姉は職場の店長の指示で入ったのにもかかわらず、その事実を隠そうとしている」と主張していた。
イオンは29日の会見で「7人が館内にいた理由は不明」としていたが、8月2日、ハビタの幹部2人が取材に応じ「売上金を金庫に移すため、会社側が館内に戻るよう指示した」と初めて認めた。
幹部らは大竹さんの通夜に参列して遺族に謝罪し、経緯をまとめた書面を渡した。
母親は「(娘は)帰ってこないんですよ」と泣きながら訴え、営業部長は「今から考えると、命に代えるものではない」と述べた。
親会社とされる同仁グループのサイトからハビタの情報が削除されたとの指摘も出ていた中での対応となった。

 

死者7人のうち指示で戻ったとされる1人の位置づけ

イオンモール熊本の死者7人のうち、3人はアパレル大手オンワードホールディングスの従業員であることが公式に確認されている。
同社は地震当日に勤務していた7人全員がいったん屋外へ避難したことを確認したと発表し、その後連絡が取れなくなった3人が1階搬出入口付近で発見されたと説明した。
一方、大竹玖瑠美さんは「ほか4人のうちの1人で、別の店舗で働いていた」と報じられ、勤務先は株式会社ハビタであることが明らかになった。
オンワードとは異なるテナントである点が明確に区別されている。
全体として専門店従業員が犠牲になった背景には、各テナントごとの判断やマニュアルの違いがあった可能性が残る。
一度は避難を完了したにもかかわらず、一部の従業員が館内に戻った事実はイオン側が「一旦避難したら館内に戻らない」というルールを掲げていたことと対照的だ。

 

ネットで特定班動き出す 命より数十万円かと批判殺到

大竹さんの氏名と勤務先が報じられ、弟さんのInstagram投稿がXで拡散されるとネット上で批判が急拡大した。
「店長の電話指示で戻らされた」「声明も出さず傘下から打ち切って逃亡か」「従業員は逃がさないのに会社は逃げる」「たかだか数万円のために命を危険にさらすのか」といった声が相次ぎ、代表の上野景真氏の名前も取り上げられている。
YahooコメントやXでは「真相を明らかにすべき」「謝罪会見を開くべき」との要求が強まっている。
命を守る避難を完了させた後に売上管理を優先させる判断が本当にあったのか。
警察や労働基準監督署による調査が進む中、遺族の「真実を話してほしい」という声に企業がどう応えるのかが問われている。
同様の悲劇を繰り返さないための危機管理見直しも、急務だ。

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ライター:

酒場で耳にした小さな違和感から企業不祥事、SNSトレンド、エンタメ、グルメまで幅広く追いかけるライター。

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