
約1億5700万円の脱税で執行猶予付きの有罪判決を受けた美容系インフルエンサー「宮崎麗果」こと黒木麗香被告(38)が7月18日、Instagramで謝罪した。
同日、夫で元EXILEの黒木啓司氏(46)も発信。脱税を「全く知らなかった」と述べた上で、1月から子どもたちに会えていないことや離婚協議、約1500万円の借金、会社を辞めた現状を明かした。
宮崎被告が信頼回復への意向を示したのに対し、黒木氏は家庭と事業の分断を公表した。同じ日に出された夫婦の声明は、大きく異なる内容となった。
宮崎麗果「信頼を少しずつ取り戻せるよう、誠実に歩む」
宮崎被告はInstagramで、一連の事態について謝罪。「地に足をつけ、日々の行いを大切にしながら、皆様からの信頼を少しずつ取り戻せるよう、誠実に歩んでまいります」と記した。
判決後に本人が公表した謝罪だが、架空の業務委託費を計上した経緯や、夫が明かした離婚協議、会社からの辞任、子どもたちとの別居には触れていない。
宮崎被告は華やかな私生活や育児、美容事業をInstagramで発信し、約44万人のフォロワーを抱えてきた。高級車やブランド品、海外旅行を交えた「成功した経営者」としての発信が支持を集めただけに、約1億5700万円に及ぶ脱税には厳しい批判が続いている。
架空の業務委託費で所得約4億9600万円を隠す
共同通信によると、宮崎被告は2021年1月期と2023年1月期、2024年1月期の計3年間に架空の業務委託費を計上し、広告代理業「Solarie」の所得約4億9600万円を隠した。
免れた法人税は約1億2600万円。2022年2月から2024年1月までに消費税約3100万円も免れ、脱税額は計約1億5700万円に達した。
東京地裁は7月15日、宮崎被告に懲役2年6月、執行猶予4年を言い渡した。検察側の求刑は懲役2年6月だった。宮崎被告が代表を務めるSolarieには、求刑5000万円に対して罰金4000万円とした。
黒木啓司「脱税は全く知らなかった」
黒木氏はInstagramのストーリーズで妻の脱税事件を謝罪し、「夫として脱税に関して全く知らなかったことではありますが責任を感じております」と記した。
さらに黒木氏は、東京・恵比寿の植物療法サロン「herbacie LABO」やハーブティーブランド「herbacie」を展開する株式会社Vitolaboについて、宮崎被告から代表取締役を辞任するよう求められ、今年1月に辞任したと説明した。ただ、7月19日時点でも、同社の公式サイトの会社概要には代表者として、オンラインストアには販売責任者として、黒木氏の名前が掲載されたままとなっている。
また、宮崎県内に開設した農園については閉鎖したと明かし、「夢だったお店」を利用した客への感謝もつづった。ただし、恵比寿の「herbacie LABO」は同日時点で営業を続けており、黒木氏は店舗の閉店を明言していない。
黒木氏は2022年10月に芸能界を引退し、宮崎被告と事業を展開してきた。脱税への関与は否定したものの、経営者として夫婦で発信してきた過去があるため、「全く知らなかった」という説明にはSNSで疑問も寄せられている。
1月から子どもに会えず、離婚協議と借金も告白
黒木氏は続く投稿で、「自分は今、1月から子供達とも会えない状況で離婚に向けて話し合いをしています」と公表した。
HERBACIE LABOを設立した際の借金約1500万円が残り、返済のために別の仕事をしているという。「会社はクビになり、自分が作った会社から請求されてマジでうける。マジ言ってくること893。まさに転落人生」と記し、「まだまだ言いたいことは沢山ある」と今後も発信を続ける姿勢を示した。
2人は2021年12月に結婚。宮崎被告は前の結婚までに3人の子どもをもうけ、黒木氏との間には2023年7月に第4子、2024年9月に第5子が誕生している。黒木氏は結婚当時、宮崎被告の子どもたちとも家族として歩むと表明していた。
宮崎被告が信頼回復への意向を示す一方、黒木氏からは子どもたちとの断絶、離婚協議、事業撤退、借金が相次いで明かされた。夫婦そろっての謝罪ではあるが、再出発の足並みがそろった発信ではなさそうだ。



