ログイン
ログイン
会員登録
会員登録
お問合せ
お問合せ
MENU

法人のサステナビリティ情報を紹介するWEBメディア coki

ゆいぴす氏「LAST CALL COLLECTION 2026」不参加を表明 マンジャロ炎上が影響か

コラム&ニュース コラム ニュース
リンクをコピー
ゆいぴす氏 LAST CALL COLLECTION不参加表明
画像出典:ゆいぴす氏 X

華やかなステージを直前に控えた降板劇は、SNS時代のインフルエンサーが抱える光と影を浮き彫りにした。人気キャバクラ嬢であり、多大な影響力を持つインフルエンサーのゆいぴす氏が、28日にTOYOTA ARENA TOKYOで開催予定の大型イベント「LAST CALL COLLECTION 2026」への参加辞退を電撃的に表明した。

SBC湘南美容クリニックが特別協賛として名を連ねる同イベントは、多くのファンが心待ちにしていただけに、ネット上では突然の発表にさまざまな憶測が飛び交っている。

 

Instagramでの不参加表明と返金対応。Xは沈黙を継続

事の顛末は、ゆいぴす氏自身のInstagramストーリーへの投稿によって明らかになった。「昨日放送のラストコールをご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。番組内で発表がありました『ラストコールコレクション』につきまして、私は参加を辞退させていただくこととなりました」という淡々としたテキストとともに、不参加の事実が告げられた。続けて、別のストーリー投稿では「返金対応は可能ですので、下記のメールアドレスまでご連絡ください」とし、イベント運営(event@lastcall.jp)を窓口とする案内を掲載。楽しみにしていたファンへの謝罪と、オフ会については別途自身から案内する旨を綴っている。

一方で、同氏の主戦場の一つでもあったXのアカウントは、不気味なほどの沈黙を保っている。5月28日に公園のベンチでうつむく自身の写真とともに「もう限界。誰を信用していいかわからない」と投稿したのを最後に、一切の更新が途絶えているのだ。この投稿には自身のYouTube動画へのリンクが添えられており、すでにゆいぴす氏が精神的に限界を迎えていたことが窺える。華々しいイベントの辞退と、直前のSNSでの悲痛な叫び。これらが無関係であると考えるのは不自然であろう。

 

薬機法違反の指摘も。糖尿病治療薬「マンジャロ」を巡る炎上騒動

同氏を追い詰めた要因の一つとして推測されるのが、直近で引き起こしたSNS上での大炎上である。発端は、2型糖尿病治療薬「マンジャロ」のダイエット目的での使用や、その広告塔としての活動に関する同氏の発言だった。

5月25日、ゆいぴす氏は自身のXにおいて、批判に対する反論として「リスクは個人的に使ってるので分かりますし、経験してます。あとは、私はそもそも医者でもないですよ。医者でなければ医薬品に関わってはいけないのですか?ただのアンバサダー(広告モデル)なんですが」と投稿。さらに「日本人ってなぜここまでマンジャロに批判的なのでしょう?世界中での売り上げはご存じですか?」と強気な姿勢を見せた。

しかし、この発言は火に油を注ぐ結果となった。Xの機能によるコミュニティノートの記載によると、日本イーライリリー株式会社などが製造販売元であるマンジャロは本来2型糖尿病の治療薬として承認された医療用医薬品であり、疾病の伴わないダイエット目的での処方は適応外であること、そして厚生労働省や独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)、日本糖尿病学会などから注意喚起が出されている事実が記されている。さらに致命的なのは、医師以外の無資格者が医療用医薬品を推奨・広告することが医薬品医療機器等法(薬機法)に抵触する可能性が指摘されている点だ。影響力のあるインフルエンサーによる、医療用医薬品の軽率な広告行為への世間の風当たりは想像以上に強く、ゆいぴす氏のアンバサダーとしての資質そのものが厳しく問われる事態となっていた。

 

YouTube動画で吐露した人間不信と詐欺まがいの契約トラブル

炎上の最中である5月28日、ゆいぴす氏は自身のYouTubeチャンネルに「弱音吐かせて。誰を信用していいかわからなくてもう限界。」と題した動画を公開している。そこで語られていたのは、強気なSNSの裏に隠された、過労による疲弊と深刻な人間不信であった。

動画内で同氏は、朝から晩まで撮影や店舗での勤務に追われる過酷なスケジュールを明かし、知人から「タピオカみたいに急激に人気になって急激に人気なくなるぞ」と指摘されたことで、睡眠薬を手放せないほど精神的に追い詰められている現状を吐露した。

さらに深刻なのは、同氏の知名度を利用しようとする大人たちとのビジネス上のトラブルである。アパレルブランドの立ち上げという魅力的な誘いを受け、契約の直前まで話が進んだものの、いざ契約書を確認すると「自身が炎上した際に仕入れた価格を全て賠償し、さらに3倍の金額を支払え」という、明らかに同氏に不当な責任を押し付ける内容だったという。ゆいぴす氏によれば、こうしたインフルエンサーを狙った詐欺まがいの手法は業界内で横行しており、他の有名インフルエンサーたちも被害に遭っているという。現在、同氏は弁護士を介入させていることを明かしており、「どう『ゆいぴす』をうまく調理して俺たちの利益を上げようかみたいなのがマジで最近めっちゃ伝わってきて……今は誰を信用したらいいのかもわかんない」と、孤独と恐怖を口にしていた。

 

急激な人気上昇がもたらした代償と今後の動向

「LAST CALL COLLECTION 2026」への不参加は、こうした複合的な要因が限界点に達した結果と見るのが妥当だろう。キャバクラ嬢としての本業に加え、YouTube、モデル活動、そして数々のコラボ案件。急激に拡大したゆいぴす氏というコンテンツに対し、同氏自身の処理能力と、周囲のサポート体制が追いついていなかったことは想像に難くない。

現代のインフルエンサーは、時に一企業を凌駕するほどの影響力を持つ。しかし、その背後には法務やコンプライアンスを担う専門の部署があるわけではなく、一個人がすべての責任を背負い込んでいるケースがほとんどである。今回のマンジャロを巡る炎上も、薬機法という複雑な法規制に対するリテラシーの欠如が招いた結果とも言える。周囲の大人たちが同氏を適切な方向へ導くどころか、その影響力を搾取しようと群がっていたのだとすれば、同氏が人間不信に陥り、公の舞台から一旦距離を置く決断をしたことも無理からぬことかもしれない。

SBC湘南美容クリニックという巨大なスポンサーがつく大舞台の降板は、ゆいぴす氏の今後のキャリアに少なからぬ影響を与えるだろう。しかし、動画の終盤で「何してもついてきてくれる人たちがいるってすごい運がいい」「明日から頑張ります」と前を向く姿勢も見せていた同氏が、この沈黙の期間に何を思い、どのように再起を図るのか。今はただ、事態の推移を静観するほかない。

Tags

ライター:

Sacco編集・ライター。企業に直接出向く取材が中心。扱う記事はサステナビリティ、エンタメ関係が多め。

関連記事

タグ

To Top