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【SDGsの取組み】ANA(全日本空輸株式会社)のサステナビリティ

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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誰しもが一度は行ったことのある旅行。旅行が趣味という人も多いのではないでしょうか?
学生などの就職希望者も「旅行に関わる仕事がしたい」ということで人気の高い航空業界。
今回は航空業界の中でも人気を誇るANA(全日本航空)のSDGsの取り組みについてご紹介します。

「ANAについてもっと知りたい」「どんなSDGsへの取り組みをしているのか参考にしたい」、そんな思いを抱いている方はぜひ読んでみてください。
SDGsの取り組みから、ANAが何を大切にしている企業なのかを読み解くことができると思います。

ANA(全日本空輸株式会社)のSDGsへの取り組み

企業名  全日本空輸株式会社(ALL NIPPON AIRWAYS CO., LTD.)
設立  2012年(平成24年)4月2日
資本金  250億円
従業員数  13,689人(2022年3月31日現在)
事業内容  航空運送事業
 旅行事業

ANAでは、グループ全体としてESG経営を推進。取り組むべき重要課題を特定し、事業戦略・計画に組み込むことで、関連するSDGsも踏まえて解決に取り組んでいます。その重要課題は以下の4つ。

  • 重要課題
    • 環境
    • 人権
    • 地域創生
    • D&I

ANAの取組は国際的にも高く評価されており、S&P Global Sustainability Awards 2022で航空業としては唯一のゴールドクラスに選定されています。(2022年は、61の産業より世界7,554社の主要企業を対象に評価を実施。
ゴールドクラスへの選定は、評価対象企業1%の75社で、日本企業は4社(ANAのほかは、住友林業、リコー、伊藤忠商事)のみです。)
今回は、ANAの取組の中で新しいものからいくつかをピックアップして見てみましょう。
※取り組み事例の中には、複数の目標にまたがる取り組みもありますが、代表的な目標を掲げて記載しています。

機内食での食のリサイクル

SDGs2の「飢餓をゼロに」
SDGs2「飢餓をゼロに」

国際線の楽しみの一つは「機内食」ですが、ANAでは2022年3月より、ビジネスクラスで提供している軽食メニューに、世界で初めておからとこんにゃくを原材料とした代替食品を使用する「ヘルシーなかつ丼」を、エコノミークラスでは、機内食の調理時に発生する食品残渣をリサイクルした堆肥を使用して育てた”ソフトケール”をサラダに加えて提供することになりました。

「かつ丼」については、大豆おからとこんにゃくを原材料としたプラントベースのDeats(ディーツ)を。お米も白米50%・Deatsブランドのこんにゃく米50%を使用しています。

また、ANAの機内食を製造するANACの工場では、調理時に出る残渣が1年間で約248トン(約25mプール1杯分)、油が約28トン(2Lのペットボトル14,000本分)発生します。2008年からこれらを100%リサイクル。堆肥や飼料にしてきました。このたび、自社で有効活用する”循環型”の取り組みとして、成田工場で発生した調理残渣由来の堆肥を使用して育てたソフトケールを国際線のエコノミークラスで提供されるサラダに加えています。
2022年3月1日より、国際線エコノミークラス(中国大陸、台北、香港、マニラ、ソウルおよび深夜便を除く)全日本発路線のミックスサラダに加える予定です。

サービス品質の肝は社員一丸となって取り組む「人財育成」

sdgs4.質の高い教育をみんなに
SDGs4「質の高い教育をみんなに」

ANAでは、経営の基盤である「安全」の堅持と、品質・サービスの源泉となる「人財」の育成のための総合トレーニングセンター「ANA Blue Base」を2020年6月から全面運用開始しました。
運航に関わる全ての社員が合同で訓練できる環境というだけでなく、見学ツアーや仕事体験ツアーも受け付けているのが特徴です。
航空会社の訓練見学施設は世界初。訓練の様子を見ることで、飛行機の運行について安心感を持ってもらうだけでなく、訓練への緊張感を高める狙いもあります。

なお、同施設では、太陽光発電、LED照明器具、高断熱・高気密ペアガラス、屋上緑化、自然換気、高効率熱源機器、ビルエネルギーマネジメントシステム等の導入による環境への配慮がなされており、建設にあたっては、2018年に公募されたグリーンボンド(環境債)から得た資金が充当されています。

ANAグループの環境への取り組み

SDGs13「気候変動に具体的な対策を」
SDGs13「気候変動に具体的な対策を」

ANAグループでは、2050年環境目標「2050年度までの航空機の運航で発生するCO2実質ゼロ」の達成やCORSIA対応など、CO2排出量削減の取り組みとして、以下の4つの柱を推進してます。

1.「SAF(Sustainable Aviation Fuel)※の活用」
2.「航空機の技術革新」
3.「オペレーション上の改善」
4.「排出権取引制度の活用」

このうち、CO2排出量削減策の中心に据えているのが環境貢献価値の高いSAFの活用です。
国内外の企業や研究施設と連携し、多くの取組を進めています。
また、燃費効率に優れた機体の導入や、飛行機の重量の軽量化のために、塗装や客室シート・備品の見直し、オペレーションの改善や独自整備車両の導入による洗浄方法の改善など、大変に細かいところから航空機の運航におけるCO2削減の取り組みを行っています。

また、ANAグループは、独自に設定した「エネルギー管理基準」に基づき、グループで所有または賃貸する施設、設備の省エネ機器へ の更新、太陽光による自社発電などの再生可能エネルギーの活用、拡大を進めており、このような取り組みが評価され、ANA、ANAケータリングサービス、ANAフーズは、経済産業省の「省エネ優良事業者(Sクラス)」に認定されています。

※SAF:Sustainable Aviation Fuel
化石燃料以外の植物油、動物性脂肪など原材料の生産・収集から燃焼までの過程で、CO2排出量が少ない持続可能な供給源から製造される航空燃料。

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