
GMOインターネットグループ代表・熊谷正寿氏の、不正アクセス問題をめぐるXでの対応に批判が寄せられている。INTERPOLへの相談報告に笑顔の自撮り写真を添えたほか、モザイク付きの画像投稿やGMO公式文を引用した批判投稿に対し、刑事告訴を警告した。
INTERPOLへの相談報告に笑顔の自撮り
熊谷氏は10月27日夜、「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセス問題について、警視庁が捜査していると伝える47NEWSの記事を紹介。「日本だけではありません」と書き、国際刑事警察機構(INTERPOL)にも相談済みだと説明した。
添付されていたのは、青い旗やINTERPOLのロゴを背景にした本人の写真だった。黒いジャケットに白いシャツを着た熊谷氏が、腕を伸ばし、カメラに笑顔を向けている。
この投稿に対し、Xでは「なんで笑顔の自撮りをここで載せるの・・・」「なぜ自撮りが必要??」との反応が続出した。
モザイク付き画像の投稿者に削除要求
一方、GMO公式と熊谷氏は、攻撃者側のものとされるサイトのスクリーンショットを掲載した一般アカウントに、投稿の削除を要求した。
対象となったのは27日午後の投稿だ。個人情報が公開されたとする文章に、サイト上で「被害者 第1号」と記されたページの画像を添えていた。顔写真や氏名の部分にはモザイク加工があり、自身が先に投稿したニュース映像を引用する形だった。
GMO公式アカウントは同日夜、関連する外部サイトの閲覧を促す内容だと指摘。プライバシー侵害や不正利用、詐欺などの二次被害を防ぐためとして、28日午前10時までの削除を求めた。悪質な情報拡散者については、開示請求や刑事告訴・告発などの準備を進めているとも伝えた。
熊谷氏も28日未明、この投稿を引用し、指定の時刻までに削除されなければ刑事告訴すると警告した。
投稿者はその後、個人が特定されないようモザイクで配慮したと説明し、「何の罪での刑事告訴をお考えでしょうか」と質問。他のアカウントにも同様の投稿があるなか、自分が削除を要求された理由についても回答を求めた。
熊谷氏は別の投稿で、幹部が情報を公開された家族を訪ね、謝罪したと説明している。GMOは公式発表でも、個人情報の転載や再投稿、その情報へ誘導するリンクの共有を控えるよう呼びかけている。
GMO公式文を引用した批判投稿にも「本気です」
熊谷氏の警告は、攻撃者側のサイト画像を掲載した投稿だけに向けられたものではなかった。
27日夜、別の一般アカウントがGMO公式の削除要請を引用し、「GMOが嫌われる理由が詰まってて素敵。」と皮肉を投稿した。添付画像も、GMO公式が送った削除要請文のスクリーンショットだった。
熊谷氏はこの投稿にも、期限までに削除されなければ刑事告訴すると警告。「本気です」と記し、遊び半分で被害者情報を拡散することは許さないとの姿勢を示した。
熊谷氏の警告投稿には、引用先がGMO公式の注意喚起であり、被害者情報を直接拡散した内容ではないと指摘するコミュニティノートが表示された。



