顧客と社員を「笑顔」にするスリーエーコンサルティング

まずは、御社の事業概要をお聞かせください。

1999年の創業以来、ISO／Pマークの取得・運用を目指す顧客企業の社内工数を限りなくゼロに近付ける強力なサポートをリーズナブルな費用で提供しています。

新規認証に向けた申請書の作成はもちろん、認証後の運用においても煩雑な作業を全て請け負うので、顧客企業の担当者の方が頭を悩ませる必要は一切ありません。

専門家であるコンサルタントがしっかりと伴走するため、本業に集中していただけます。

煩雑な作業を全て請け負うという手厚いサポート体制は、御社の強みでもあるのでしょうか。

その通りです。ただし、我々だけで勝手に申請・運用作業を進めるということはありません。

各種認証を取得・運用することで顧客企業がどんな効果を期待しているかを十分に聞き取って理解し、それを実現するために必要な取り組みなどを丁寧に説明しながら手続きをするよう心掛けています。

コンサルタントは顧客企業に対して長年のパートナーのような伴走支援に徹しているため、各種認証に関する業務をきっかけに先方が抱える経営上の課題などが見えてくることもあります。

実際に、そのような課題解決に向けたコンサルティングも求められることが多いのですが、我々が今まで培ってきた3,100社を越える顧客企業の事例を活かしてワンストップで分かりやすく伝えることができているのも強みですね。

こうしたことが、各種認証の取得・運用のコンサルティングに関しては業界トップクラスの実績につながっていると自負しています。

盤石のコンサルティング体制が備わっているのも、御社のミッションの実現に大きく寄与しているのではないかと思います。

80人ほどに上る弊社のコンサルタントの平均年齢は27歳程度と若いのですが、1人当たり40社から60社を担当しています。

応対してくださるのはコンサルタントと親子ほど年齢の離れた管理職や役員の方が多いのですが、通常業務のやり取りでコンサルタントの知識不足などによる不信感を持たれることは全くありません。

ビジネスマナーを含めて顧客企業の皆様に絶大な信頼を寄せていただけているのは、体系的に実施している社内の教育体制がしっかりしているからです。

具体的には、どんな教育を取り入れているのですか。

新卒者には入社が内定した段階でスキル表を渡しています。仕事の知識や技術を身につける上で、自分が何をすれば良いのかを把握してもらうためです。

入社後は新卒者が月1回集まり、タイピングタッチのスピードやビジネスマナー、ショートカットキー暗記など、さまざまな分野で競い合うミニイベントも行っています。

また、毎月の方針勉強会では、仕事の進め方や会社の方針を役員が解説。幹部や経営者を目指す社員向けに外部講師を招いた勉強会に、自らのキャリア形成をイメージしやすくなる給与体系勉強会もあります。

社員自身が掲げた計画・目標を達成するごとに会社が手当を支給するユニークな制度も好評です。

なるほど。改めて御社の経営理念と、ご自身の座右の銘をお聞かせください。

コーポレートステートメントは「Consulting! For Assurance,Ambition,A Smile.」で、「コンサルティングしよう！自信や、志や、笑顔のために」という意味です。

自分の判断・行動を信じ、自社の経営・事業のあり方に確信を持てれば、大きな志や望む未来に向かってためらうことなく飛翔できます。

最短・最速で目的地に到達するために全力を尽くし、為すべきことを為せば毎日が充実し、人を笑顔にできる。それこそが、我々のコンサルティングです。

会社としての行動指針に「超速行動」「共感」「プロ意識」を掲げている中で、私自身は「考より行」を座右の銘にしています。

あれこれ考えるより先に行動するということですが、会社経営は楽しいことも多いですよ。従業員及び会社関係者の皆様のおかげで、前期は売上高、収益とも過去最高を記録しました。

短・中期的な経営ビジョンがございましたら、ぜひ教えていただきたいのですが。

優秀な社員がピラミッドの上部でダイナミックに活躍できる場をつくるため、現在は1社にとどまっているグループ会社を増やしたいと考えています。

多種多様な業界でコンサルティングのビジネスモデルを培ってきた中で、ホールディングス化を推し進めて事業を横展開できるというイメージは持っていますね。

一方、社内組織に関しては新規顧客の開拓と解約防止のため、現場の部門長の裁量権をさらに拡大し、迅速かつ大胆に行動できる体制づくりを強化する方針です。

また、業務拡大の流れに合わせては、これまでのような労働集約型の組織運営からの脱却も目指さなければなりません。

顧客が増えればコンサルタントの人数を増やせばいいとだけ考えるのではなく、人材育成のスピードもいかに速められるかが重要になります。

さまざまな経営ビジョンの実現に向け、どのような人材を採用したいとお考えでしょうか。

今後はISO27001やP マークの需要増が予測される半面、SDGsやESG（環境・社会・ガバナンス）、DX認定などさまざま認証規格の存在感が増しています。

国がスタートアップの育成に力を入れる中、我々も新たな規格の取得・運用にチャレンジする必要がありますし、海外規格のグローバル認証の実績もつくらなければなりません。

既存の事業基盤をさらに固めた上で、自社独自のナレッジ開発を加速させる考えです。

こうした状況の中で、我々が求めているのは「あれこれ考えずに、まずは『やってみます！』と言える」ポジティブな人。

「今何ができるか？」という学力や能力よりも、「挑戦したい」「成長したい」という気持ちに基づく伸びしろの大きさを重視しています。

もちろん、社員には自分がやりたくない仕事、情熱を持てない仕事をしてほしくありません。

つまらないと思われる仕事より、自分が成長できると実感できる仕事をしてもらいたいので、経営者としてはそのための環境づくりに全力を注ぐつもりです。

入社１年目のメンバーであっても、自分の会社の魅力、心から好きだと思えることを何かひとつでも言える。そんな会社をつくりたいですね。

公式サイトの採用ページには有給休暇取得率が100％と記載されています。社員のワーク・ライフ・バランス向上にも力を入れているのでしょうか。

そうですね。産前・産後休業や育児休業、育休後の復職率も100%です。管理職に占める女性の割合も26%に上ります。

ちなみに、社員の月平均残業時間は5.5時間。午後7時には全員が退社しております。

このように全ての社員が働きやすい環境づくりを追求してきたからこそ、社員の夢を応援できる会社になれたと考えています。

就職活動を始める学生の皆さんに伝えたいことはありますか。

時代はどんどん変わっていますが、その流れに身を任せることも大切です。新たな潮流に乗ろうとする社員から「こんなことに挑戦してみたい」という声が上がれば、喜んで応援します。

自分の人生は自分で決めるものなので、楽しまなければ損です。人生の大半の時間を費やす仕事を自分の責任で楽しいものにしてほしいと思います。

そのために「この会社の仲間と一緒に働きたい」「新たなことにチャレンジしたい」という気持ちがあれば、ぜひ採用活動にエントリーしてみてください。

何事も自分で決めたことに結果が伴うのが一番楽しいですし、楽しくするのもつまらなくするのも自分です。

人生を楽しむためにどうすれば良いかを自ら考えることが重要なので、就職活動も存分に楽しみながらいろいろな企業を見てほしいと願っています。

ありがとうございます。最後に、未来の顧客企業に向けてメッセージをお願いします。