
企業や個人が抱く「想い」や「構想」を、戦略立案だけで終わらせず、実行・改善まで一気通貫で支えるフォワード・クリエイション。顧客から寄せられた「相談先というより、もう社内の一員ですね」という言葉には、その姿勢が端的に表れている。後継者不足や人手不足で失われかねない事業や地域の雇用、文化にも目を向けながら、誰かが一歩を踏み出せる状態をどうつくろうとしているのか。
「相談先」ではなく、「社内の一員」と言われる距離まで
「ここまで一緒にやってくれると思わなかった」「相談先というより、もう社内の一員ですね」。フォワード・クリエイションが顧客から受け取った言葉の中でも、特に心に残っているという二つの言葉だ。
同社が大切にしているのは、提案だけを行って終えるのではなく、現場に入り、手を動かし、結果が出るまで伴走すること。顧客からこうした言葉を受け取ったとき、自分たちが大切にしている姿勢が伝わっていたのだと実感したという。外から助言するだけではなく、実行する場面にも関わることが、同社の仕事の進め方に組み込まれている。
その起点にあるのが、企業や個人が持つ「想い」や「構想」だ。徹底したヒアリングで本質を捉え、戦略立案だけで終わらせず、現場で機能する形まで落とし込む。さらに実行、改善まで一気通貫で伴走することで、事業が前へ進む実感を届けたいと考えている。
社員やパートナーから寄せられた「想いを尊重しながらも、ちゃんと前に進めてくれる会社だ」という言葉も印象に残っているという。相手の考えを尊重することと、実際に動かすこと。その両方を大切にする姿勢は、フォワード・クリエイションの複数の事業領域にも通じている。
領域を横断し、目の前の課題に実働で向き合う
2024年7月1日に設立されたフォワード・クリエイションが手がけるのは、ビジネス・サポート事業(コンサルティング)、フード&ヴィバレッジ事業、イベント・プロデュース事業、ブライダル事業、地域ブランディング事業だ。
扱う領域は異なるものの、同社はそれぞれを通じて、目の前の課題に実働で向き合っている。企業や個人の構想を聞き取り、その内容を現場で機能する形へ落とし込むという姿勢が、事業を横断する共通点になっている。
そこで届けたいのは、単なる成果物ではない。その先で顧客や利用者が感じる“共感”や“感動”、そして事業が前へ進む実感までを含めて、価値として捉えている。サービスを提供して完了するのではなく、その先にいる人の感情や体験にも目を向ける考え方だ。
顧客だけでなく、社員やパートナーとも立場を超えて同じ目線で向き合い、信頼関係の中で価値を共につくる。そうした瞬間に、社会とのつながりや、自分たちが必要とされている手応えを感じるという。領域を横断する事業の背景には、相手の想いを聞き、必要な形へ動かしていくという一貫した向き合い方がある。
「誰かに支えられた」経験が、事業の原点になった

フォワード・クリエイションが向き合っている社会課題の一つが、後継者不足や人手不足によって、本来価値のある事業や地域の雇用、文化が失われてしまうことだ。こうした状況に課題意識を持っている。
もう一つ見つめているのが、能力があっても、環境や立場の違いによって自分らしく力を発揮できない人がいることだ。事業を残すことと、人が力を発揮できる機会をつくること。現在の取り組みの背景には、この二つの問題意識が置かれている。
その原動力には、人生の中で思うようにいかない現実や心ない言葉に直面してきた経験がある。一方で、誰かの理解やホスピタリティに支えられることで、人は前へ進めるとも実感してきた。そこで生まれたのが、今度は事業を通じて誰かの一歩を支える側でありたいという想いだった。
事業についても、単に売上や規模を追うものではなく、人の想いや可能性を社会につないでいく営みだと考えている。だからこそ、目の前の課題を解決することだけに目を向けず、その先にいる人の感情や体験まで大切にする。顧客の構想を実行まで支える仕事のあり方と、「誰かの一歩を支えたい」という原点は、ここで重なっている。
9月18日、ビストロと事業承継のギフトショップが加わる
フォワード・クリエイションは2026年9月には自社ブランドでビストロを、事業承継という形でギフトショップをオープンした。もともとの事業領域にはフード&ヴィバレッジ事業があり、今回、新たに自社ブランドのビストロを展開することになる。
ギフトショップは「事業承継という形」でのオープンだ。同社は、後継者不足や人手不足によって価値ある事業や地域の雇用、文化が失われてしまうことを社会課題として挙げている。長期的にも、事業承継支援や事業伴走支援を通じて、中小企業や地域に根ざした事業の灯を絶やさず、雇用や文化、技術を次世代につないでいきたいと考えている。
ビストロとギフトショップという二つの動きは、コンサルティングだけに閉じず、フード&ヴィバレッジや地域ブランディングなど複数の領域を手がける同社の事業の広がりの中にある。企業や個人の「想い」や「構想」を起点にしながら、現場で機能する形へ落とし込むことは、同社が事業全体で大切にしている姿勢だ。
事業承継についても、将来の支援領域として掲げるだけではなく、ギフトショップという具体的な事業が始まる。事業の灯を次世代につなぐという方向性とともに、フォワード・クリエイション自身の事業も動き始めている。
「実行の壁」を越え、自分らしく挑戦できる社会へ
5年後、10年後に実現していてほしいと考えているのは、想いや可能性があるにもかかわらず、「実行の壁」によって前へ進めなかった人や企業が、自分らしく挑戦できる社会だ。
事業承継支援や事業伴走支援を通じて目指すのは、中小企業や地域に根ざした事業の灯を絶やさず、雇用や文化、技術を次世代につないでいくこと。同時に、性別や年齢、ライフステージに関係なく、一人ひとりが力を発揮できる働き方や機会も広げていきたいという。
読者に向けたメッセージでも、やりたいことがあるのに形にできていない人や、もっと自分らしく挑戦したい人に「ぜひ一歩を踏み出してほしいです」と呼びかけている。自分たちもまた、誰かの挑戦に本気で寄り添い、共に悩み、共に動き、未来を形にしていく存在でありたいと考える。
顧客から届いた「相談先というより、もう社内の一員ですね」という言葉は、相手の想いを聞くだけでなく、実行の場まで共に動く同社の姿勢と重なる。フォワード・クリエイションが見据えるのは、想いや可能性を持つ人や企業が、自分らしく挑戦できる社会だ。「これから出会う皆さまと、新しい価値を共につくっていけたら嬉しいです。」という言葉にも、誰かの挑戦に寄り添い、共に動こうとする考え方が表れている。



