
兵庫県警は2026年9月11日、勤務時間中に警察署内などで性行為をし、職務を怠ったとして、男性巡査長(29)と女性巡査(21)をそれぞれ減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。2人は西播方面の同じ警察署の生活安全部門に所属する。男性巡査長は既婚者で、2人は不倫関係にあった。
妻に発覚し6月3日に上司へ報告、その後も関係継続
神戸新聞によると、男性巡査長は6月3日に妻に不倫を知られ、同じ日に上司へ関係を報告した。報告を受け、県警の監察部門が調査していた。
時事通信は、男性が上司に女性巡査とは会わないと説明した後も、関係を続けていたと報じている。処分の対象となった署内などでの性行為は、2025年11月23日から2026年7月14日にかけて繰り返されていた。
今春から同じ当直班、2人で持ち場を離れる
行為に及んだ場所は、警察署の執務室や会議室に加え、署付近の駐車場に止めた男性巡査長の通勤用の車内だった。
多くは男性巡査長が当直に入っていた日で、仮眠の時間帯に持ち場を離れていた。2026年春から同じ当直班になり、それ以降は2人で持ち場を離れていたという。
持ち場を離れてから長くても約1時間で勤務に戻っており、県警は「業務に直接的な支障はなかった」と説明している。
勤務中のLINEは1日平均約160通、男性は上司から注意も
読売新聞によると、2人が勤務中にLINEで交わした私的なメッセージは、1日平均約160通に上った。性行為に加え、こうした勤務中の私的な連絡も処分の理由となった。
MBSニュースは、日勤の勤務時間中にもやり取りがあったと伝えている。男性巡査長は、問題が発覚する前に勤務中のスマートフォン使用について上司から注意されていた。
兵庫県警の懲戒処分、今年は10人に
関西テレビによると、聞き取りに対して男性巡査長は周囲に迷惑をかけたことを反省し、女性巡査は申し訳ないことをしたと話している。
兵庫県警では2024年4月26日にも、パトロール中に交番で性行為をしたとして、阪神地域の警察署に勤める男性巡査部長(当時35歳)と女性巡査長(当時27歳)が減給10分の1(1カ月)の処分を受けている。2人はいずれも既婚者だった。
神戸新聞によると、同じ地域部門に勤務していたこの2人は2023年8月23日、勤務員が不在の交番の休憩室で性行為に及んだ。交番に滞在していた時間帯については、パトカーで巡回していたと報告していた。2024年2月、職場で2人の親密さが話題となり、上司による聞き取りで発覚した。
兵庫県警では2025年、懲戒処分を受けた人数が過去最多の50人に上った。2026年は今回の2人を含めて10人となる。
大上健二監察官室長は、警察職員としてあるまじき行為として厳正に処分したと説明し、職員への職務倫理教育を徹底して再発防止に取り組むとした。



