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『ゼルダの伝説 時のオカリナ』11月5日発売 実写映画も動く、任天堂が40周年で広げる「ゲームの外」

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ゼルダの伝説
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『ゼルダの伝説』が40周年を迎え、任天堂が大きな展開を始めた。1998年にNINTENDO 64で発売された『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のNintendo Switch 2版を2026年11月5日に発売するほか、40周年特別仕様のSwitch 2も10月29日に登場する。さらに、実写映画『ゼルダの伝説』は2027年4月30日に全世界で公開される。

今回の特徴は、ゲームだけでなく、ゲーム機、映画、ミュージアムなど複数の展開を同時に進めていることだ。任天堂は、ゼルダを遊んだことがない人にも作品を知ってもらい、長く続くブランドとして次の世代へつなごうとしている。40周年の発表からは、任天堂が「ゲーム会社」の枠をどう広げようとしているのかが見えてくる。

 

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』がNintendo Switch 2で復活

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は1998年にNINTENDO 64向けに発売された。少年リンクが二つの時代を行き来しながら、ハイラルを冒険する作品だ。9月8日の「ゼルダの伝説40周年 Direct」でNintendo Switch 2版の発売日が11月5日と発表され、価格はダウンロード版7980円、パッケージ版8980円となった。

この作品がシリーズの中でも特別なのは、ゼルダが本格的に3Dへ移った作品だからだ。敵を狙ったまま移動や攻撃ができる「Z注目」という仕組みも導入され、3D空間でも遊びやすい操作を実現した。今では当たり前に見える3Dアクションの基礎を、当時の技術でどう作るか試行錯誤した作品だった。

 

40周年仕様のNintendo Switch 2も発売

ソフト発売の1週間前となる10月29日には、「Nintendo Switch 2 ゼルダの伝説 40周年 アニバーサリーエディション」も発売される。価格は6万2980円。本体やドック、Joy-Con 2には、シリーズを象徴するトライフォースの模様が入る。専用デザインのProコントローラーやキャリングケースも同日に発売される。

任天堂は、ゲームだけでなく「40周年を楽しむ体験」そのものを広げようとしている。長年のファンには記念品としての魅力があり、ゼルダをよく知らない人にはシリーズを知る入口になる。40周年を一日の記念日で終わらせず、長いイベントとして展開している点が特徴だ。

 

実写映画『ゼルダの伝説』は2027年4月30日公開

さらに任天堂は、実写映画『ゼルダの伝説』を2027年4月30日に全世界で公開する。ゼルダ役はボー・ブラガソン、リンク役はベンジャミン・エヴァン・エインズワース。監督は『メイズ・ランナー』シリーズなどを手がけたウェス・ボールが務める。

注目したいのは、任天堂が映画制作費の50%以上を出し、宮本茂氏もプロデューサーとして参加することだ。ゲームの名前だけを貸すのではなく、任天堂自身が映画づくりに深く関わる。ゲームで長年育ててきた世界観を、映画でも大きく崩さないようにしたい考えがうかがえる。

 

マリオ映画で見えた「ゲームをしない人」への入口

任天堂が映画に力を入れる背景には、すでにマリオで得た成功体験がある。2023年公開の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』について、任天堂は世界で約1億7000万人が劇場を訪れたと説明している。ゲームを普段しない人や、子どものころ以来マリオに触れていなかった人にも作品を届けることができた。

ゲームは、ゲーム機を持って自分で操作しなければ楽しめない。一方、映画ならゲームをしない人でも入りやすい。映画でゼルダを知り、そこからゲームに興味を持つ人も出てくる。任天堂がゲームの外に映画や施設を広げるのは、作品を知る入口を増やすためだ。

 

なぜ『時のオカリナ』を今よみがえらせるのか

1998年に発売された『時のオカリナ』は、現在の高校生にとっては生まれるずっと前の作品だ。「昔の名作」として語られるだけでは、新しい世代が実際に遊ぶ機会は少なくなる。現在のゲーム機で遊べる作品として出し直すことには、シリーズの歴史を次の世代へ渡す意味がある。

ここに、今回の40周年施策の狙いが見える。映画や施設でゼルダを知る人を増やしながら、中心にはゲームを置く。昔からのファンには懐かしさを、新しい世代には初めて触れるきっかけをつくる。任天堂が40周年で進めているのは、過去を祝うだけではなく、ゼルダを次の世代へどう残していくかという取り組みなのである。

 

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ライター:

Webライター。きれいごとだけでは済まない現実を、少し距離を置いて綴っています。

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