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「指示は一切ない」江別大学生集団暴行死 川口侑斗被告と川村葉音被告の証言が対立

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北海道江別市の公園で2024年10月、大学生の長谷知哉さん(当時20歳)が男女6人の集団暴行を受けて死亡した事件で、強盗致死などで起訴された川口侑斗被告(事件当時18歳)と当時17歳の少年の裁判員裁判が札幌地裁で続いている。

主犯格とされる川口被告は7月15日の被告人質問で遺族に謝罪する一方、暴行の指示を否定した。前日に証人として出廷した川村葉音被告の証言とは食い違っている。

 

「この裁判で正直に話す」川口侑斗被告が起訴内容認める

7月13日の初公判で、川口被告と当時17歳の少年はいずれも起訴内容を認めた。川口被告は「本当にひどいことをした」と謝罪し、「この裁判で正直に話します」と述べた。

15日の被告人質問では、面識のなかった長谷さんに対し「ゆがんだ正義感」から暴行を加え、命を奪ったとして遺族に謝罪した。

UHB北海道文化放送によると、川口被告は長谷さんと八木原亜麻被告の交際トラブルを自身の家族に起きた出来事と重ね、解決しようと考えたと証言。話がかみ合わないことに腹を立て、長谷さんの腹を蹴ったと説明した。

 

川村葉音被告「やれと言われた」川口被告は指示を否定

7月14日には、懲役30年判決を受けて控訴中の川村被告が証人として出廷した。

HTB北海道ニュースによると、川村被告は、川口被告が長谷さんを蹴って倒した後に「やれ」と言われたため、長谷さんの背中を1回、腰を2回踏んだと証言した。

これに対し川口被告は、川村被告から「八木原さんが許さないと言っている」と伝えられ、八木原被告からも「もっとやって」と言われたため暴行を続けたと説明した。川村被告らに暴行を指示したことは否定している。

起訴内容自体には争いがないものの、誰が暴行を主導したかをめぐって両者の供述が割れた。

 

「通行人がとどめを刺したと思った」死亡後の認識を証言

川口被告は、長谷さんが大量に出血していても死亡するとは考えなかったと述べた。過去に自身が9人から暴行を受けても死亡しなかった経験が、その理由だと説明している。

長谷さんの死亡を知った際には、自分が殺したのではなく「通行人とかがとどめを刺したと思った」と証言した。

川口被告は、長谷さんのキャッシュカードで引き出した12万7000円のうち、最も多い9万円を受け取っていた。「おれが一番頑張ったべや」と発言した理由を検察側から聞かれ、「一番暴力を振るったという意味」と答えた。

法廷では、長谷さんが震える声で謝罪を強いられる中、撮影していた川口被告が「飯行くぞ」と発言し、周囲が盛り上がる音声も再生された。

 

当時17歳少年、55回前後の暴行を「ストレス発散」と説明

7月16日には当時17歳の少年に対する被告人質問が行われた。少年は遺族に謝罪し、長谷さんが受けた暴行を、自分なら死を選ぶほどの時間だったと述べた。

一方、検察側から55回前後に及ぶ暴行の理由を聞かれると、川村被告からの束縛や周囲からばかにされたことで抱えたストレスを発散していたと説明。「やり返してこないから、こいつにしてもいいだろうと思った」と供述した。

 

川村葉音被告は懲役30年、川口被告らの判決は8月7日

先に審理された川村被告には懲役30年が言い渡されたが、検察・弁護側の双方が控訴しており、刑は確定していない。

滝沢海裕受刑者の懲役20年と、事件当時16歳だった少年の懲役9年以上13年以下の不定期刑は、双方が控訴せず確定した。

元裁判官の内田健太弁護士はUHB北海道文化放送の取材に、川口被告が主犯格と認定された場合、共犯者より厳しい判決が予想されると解説している。川口被告と当時17歳の少年への判決は8月7日に言い渡される予定だ。

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ライター:

東京都出身。一日中ネットに張り付いている。

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