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グローバルパートナーズ株式会社

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「受けた恩は次の世代へ返せ」グローバルパートナーズ山本社長のように”かっこいい大人”でありたい

ステークホルダーVOICE 未来世代
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武蔵野大学アントレプレナーシップ学部3年生の大武優斗さん(画像提供:大武さん)

2020年夏、新型コロナウイルス感染拡大のために最後の甲子園を奪われた元・高校球児たち。

2年経っても消化できない悔しさを胸に立ち上がったのは、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部3年生の大武優斗さんだ。

失われた夏を取り戻したい。そんな想いで大武さん自身が発起人となり、2022年の6月に「あの夏を取り戻せプロジェクト」を立ち上げた。

そして2023年11月29日、甲子園での開催にまでたどり着く。そんなプロジェクトを無償で陰から支え続けたのが、グローバルパートナーズの代表取締役社長 山本康二さんだ。

若者が本気で夢を語れば、経験も人脈もツテもすべて提供し、全力で応援してくれる山本社長は、若者にとって「ドラえもん」のようだと、大武さんは言う。

夢を失い、膝をついて涙した日々。膝についた砂を払い、再び夢を取り戻すために歩き出すまでの道のりと、GP社・山本社長の尽力について、大武さんに話を伺った。

2年経っても消えない悔しさ「あの夏を取り戻したい」

大武さんとグローバルパートナーズ・山本社長との繋がりを教えてください。

大武

僕は現在、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の3年生で、起業家精神を学んでいます。山本社長とは、僕が主催する「あの夏を取り戻せプロジェクト」の関係で出会いました。

このプロジェクトは、2020年、新型コロナウイルス感染症拡大で戦後初めて中止になった夏の甲子園を、もう一度復活させようという思いで立ち上げました。

山本社長とは知り合いの紹介で出会い、以来多方面でプロジェクトを支援していただいています。そもそもこのプロジェクトはボランティアなので、山本社長は一銭も貰っていません。

無償で、しかも自分の名前も出さずに、時間と労力を費やして応援してくれています。僕自身、以前は大人に対する不信感が強かったので、こんな大人もいるんだと驚くばかりです。

大武さんは当時、野球部で最後の甲子園を目指すはずだったのですね。大きなショックだったのでは?

大武

はい、大会が中止になると聞いたときは、大袈裟ですが、生きる希望を失ったというか、すべてを否定されたような感覚に陥りました。

いまなら仕方がないことだとわかりますが、当時は大人の都合で夢を壊された、という気持ちが大きかった。若者の声なんて届かないし、誰も聞く耳をもってくれないと……。

武蔵野大学に入って起業家精神を学んでいるのも、それがきっかけです。社長とか、立場が大きくなれば、自分の声が通るんじゃないかという単純な気持ちで、アントレプレナーシップを学ぼうとここに入学したんです。

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高校球児の大武さん。野球部では甲子園を目指して活動をしていた。(画像提供:大武さん)

そんな大武さんに、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部、伊藤学部長からメッセージが届いています。

大武優斗さんへ

  • 伊藤学部長
  • 大武優斗さん

大武くんは、before(入学時)-after(今)の変化が学部の中で一番激しい学生かもしれません。

入学当初は、寮の僕の部屋をよく訪れ、何をしたらいいか、どう考えたらいいか、というもやもやをよくぶつけていました。

やる気はあるし、おそらくそもそも行動力は持っていたと思いますが、どうしたらいいかわからず、苦しかったと思います。

その後、様々な人との出会いを経て成長し、自身で起業し、さらにこのプロジェクトに出会って動いていくうちに、すっきりと霧が晴れていき、自分が今、何をしなければいけないか、ということを明確に自覚するようになり、行動するようになりました。

そしてそれに伴い、コミュニケーション力はどんどん向上していきました。自信もついてきたと思います。

ただ、最初からずっと、彼が持つエネルギーの強さは感じており、根本は変わっていないと思います。自分が進む道が決まり、迷いがなくなったように見えています。

そう考えると、人間が成長するために、自分が目指すべきビジョンがしっかりするということが本当に大事なんだなぁと改めて感じます。

まずはその自分のビジョンに従い、強みである行動力とコミュニケーション力を活かし、突き進んでいってほしいなと思います。一方で社会ではチームで継続しながら価値を生んでいくことが求められます。

そのためには、我慢強さも必要ですし、チームメンバーの想いを受け止め、フラットに話し、ワンチームとなり進んでいく要素が必要です。

そこは既に備わっているのかもしれませんが、このプロジェクトを通して、学んでいってくれるといいな、と思っています。

こうした経験を積み重ねながら、失敗を恐れずに踏み出し、社会に価値を生み貢献していくアントレプレナーシップをもった人になっていってくれたらと考えています。

無償の愛情で支えてくれるグローバルパートナーズの大人たち

大学入学当時から、ずいぶん変わったという伊藤学部長のお言葉でしたが、自分でも実感はありますか?

大武

そうですね、大学に入った頃は、まだずっとモヤモヤしていました。甲子園の試合を直視できませんでしたし、当時のメンバーが集まれば、後輩が羨ましいよなって話ばかりで。

だから、僕たちの代で誰かが立ち上がらなければという気持ちになりました。

そのなかで、僕は起業家精神を学んでいたので、自分こそこういうときに立ち上がるべきではないかと思い、決意したんです。2年経ってようやく、自分の想いを整理できました。

GP社・山本社長は、どのようにこのプロジェクトに関わっているのですか?

大武

僕はこれまで野球しかしてこなかったので、プロジェクトを立ち上げてもわからないことばかりでした。どうやってお金を集めればいいのか、どうやって運営していったらいいのかなど、毎日迷ってばかりで。

そんな僕に、山本社長は無償で自分の時間を使って、実際に動いてくれるんです。

山本社長から具体的にアドバイスを受けることも多いのでしょうか。

大武

もちろんです。いまこのプロジェクトの課題になっているのは、クラウドファンディングでの資金集めやメディアへの露出などです。

山本社長は、メディアへの営業のかけ方を教えてくださったり、実際に手数料交渉をしてくださったり、多方面で動いてくださっています。ときには本気で叱ってくださることもあり、本当にありがたいですね。

それに、GP社の社員の方々もすごく応援してくださります。

初めて会う方でも、「あの夏を取り戻せプロジェクト、応援してるよ」って声をかけてくださるんです。おそらく山本社長が社員の方々に話をしてくださってるんじゃないかな。

本当に、愛がありますよね。「無償の愛」を親以外の大人からかけてもらうことなんて、今までありませんでした。

僕は甲子園が大人の判断で中止になってから、「大人」という大きな枠を嫌っていました。「大人のせいで自分の夢が潰された」という気持ちが正直強くあって。

でも、この学部に入学して、僕を応援し、助けてくれる大人にたくさん出会えました。

どうしたらこの恩をお返しできるのかとよく考えるのですが、山本社長は「自分にではなく、次の世代に返せばいい」とおっしゃいます。

だから僕は、山本社長やGP社の方々のように、次の世代に自分が受けた恩を渡していきたい。そんな大人になりたいですね。

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山本社長(右)と大武さん(左)(画像提供:グローバルパートナーズ)

山本社長は若者の「ドラえもん」。夢を語ればきっと応援してくれる

大武さんにとって、山本社長はどんな存在ですか?

大武

僕にとって山本社長は、「ドラえもん」みたいな存在です(笑)。

ドラえもん、ですか?

大武

はい、それが一番しっくり来ますね(笑)。山本社長からはなんでも出てくるんです。知識も、経験も、人脈も、なんでも。

山本社長の前で、自分の夢を真剣に語れば、全力で応援してくれる。山本社長を信じてついていけば、自分の夢は叶うんだって本気で思っています。

若い方にもそれは伝えたいですね。「本気で夢を語れば、応援してくれる大人がきっといる」と。山本社長のように、無償の愛で支えてくれる大人はきっといるし、僕自身もそんな大人になりたいと思っています。

大武さんご自身の夢は、叶いそうですか?

大武

はい。おかげさまで、2022年6月に立ち上げた「あの夏を取り戻せ」プロジェクトは順調に進んでいます。じつは、2023年の11月29日に甲子園で、夢を実現できることになりました。

現在全国46チーム(2023年4月時点)の参加が決まっています。もちろん一日で全チームが戦うことはできないので、別日を使って兵庫県内の球場で交流戦をおこないます。

広報活動やクラウドファンディングなど、まだまだ課題はありますが、山本社長やGP社の方々の支えのおかげで、ようやくここまでたどり着きました。

本当に、感謝しかありません。

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あの夏を取り戻せ(画像提供:大武さん)

「大好きです」って、伝えてください。

GP社や山本社長に対して、期待していることや今後こうあってほしい、という点があれば教えてください。

大武

感謝ばかりなので、これ以上期待することは思い浮かばないのですが……。

強いて言うならば、山本社長には、とにかく体を大事にしてほしい。ヘビースモーカーで酒豪なので、体調は大丈夫なのかなって、いつも心配しています。

本当に山本社長には長生きしてほしいから、タバコやお酒は控えて、健康に気をつけてください。それだけです。

確かに、それは大事ですね(笑)。では、最後に大武さんの今後についてお聞かせください。

大武

まずは、このプロジェクトを成功させること。そのあとは、次の世代のために、自分自身がロールモデルになりたいと思います。

たとえば、実業家のホリエモン(堀江貴文氏)さんはすごい方ですが、若者にとっては遠い存在です。堀江さんだからできるんだろうって、思うことがあるでしょう。

でも、僕がこのプロジェクトを成功させて、他にも挑戦して成功する姿を見せることで、「自分でもできるかも、自分もやろうかな」って思ってもらえるかもしれません。

僕はこのプロジェクトで、山本社長やGP社の方々に支えてもらって、夢を叶えるまでの道筋を具体的に見せてもらいました。

どこから、何を積み重ねていけば実現するのかが見えてきたんです。だから、自分もそれを自分の次の世代の若者に伝えていけるようになりたいと思います。

僕はいま二十歳ですが、この歳になったら、大きな夢なんて語っちゃいけないと思っていました。

でも、実際に行動すれば、どんどん協力者が増えて、夢が現実味を帯びてくる。無償の愛で応援してくれる方々がいることに気づきました。だから、たとえ80歳でも、夢を語っていいと僕は思います。

山本社長のように、誰かの夢を応援できるかっこいい大人になりたいです。山本社長にはこの記事をとおして、ぜひ「大好きです」って伝えてください!

◎プロフィール
大武優斗
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部3年、「あの夏を取り戻せプロジェクト」主催者。
東京都城西大学付属城西高校にスポーツ推薦で進学、野球部出身。2020年の新型コロナウイルス感染症拡大によって甲子園出場の夢を挫かれる。
2021年武蔵野大学アントレプレナーシップ学部に入学、2022年6月に「あの夏を取り戻せプロジェクト」を立ち上げる。2023年11月29日、甲子園にて幻の甲子園大会を実現する予定。

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ライター:

フリーライター・リーガルライター。静岡県浜松市在住。 立命館大学法学部卒。2008年から2021年まで13年間パラリーガルとして法律事務所に勤務。破産管財から刑事事件まで、各分野の法律事件に主任として携わる。独立後は主に法律メディアでの執筆やインタビュー取材などを中心に活動中。

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