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年収1030万円超の杉並区議・吉田あい氏、数年前の居眠り映像が再拡散 太田光代「ご説明お願いします」

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「まじでポテンシャル高いので全国の皆さん注目して下さい!」──皮肉を込めたこの一文とともに投稿されたXのポスト。画像に写っていたのは杉並区議会の吉田あい議員(自民党会派)が、議席に座ったまま居眠りしているように見える姿だった。このポストに、お笑い界のビッグマネジャーとして知られる太田光代(@ota324)が反応。「どういう意味ですか?」「ご説明お願いします」と直接問いかけた。

 

きっかけはフジテレビの突撃取材企画

投稿に添付された写真の出所はフジテレビだった。

遡ること4年。2022年10月13日の「イット!」(フジテレビ系)で「独自 政治家を勝手に観察してみた 年収1030万円超え杉並区議」と題した企画が放送された。

翌2023年6月19日の「しらべてみたら」でも、「年収1030万円超え杉並区議 議会中の政治家を勝手に観察してみた」として追跡報道が行われており、ここでは宮司愛海アナウンサーが「宮司が目撃”目を閉じる議員”」という形で吉田議員の議会中の様子を伝えた。

番組内で繰り返し使われたフレーズが「議会中は居眠りの時間」だ。テレビカメラが議会傍聴席から捉えた映像の中で、吉田あい議員が着席したまま目を閉じ、うなだれるような姿勢が5日間連続で確認された。年収1030万円超えという議員報酬の数字とセットで報じられたことで、「税金を受け取りながら議会で寝ている」という批判が可視化された。

この映像キャプチャを引用した投稿が太田光代の引用によって拡散し、数年前の報道が再燃した形だ。

「貴方だけの問題ではないですね」──杉並区民・太田光代の怒り

太田光代は爆笑問題・太田光の妻であり、タレント事務所タイタンの代表として知られる。杉並区在住であることを書き添えた上での投稿は、「芸能プロ社長」という立場を超えた「地域住民としての怒り」の表れだ。

「どういう意味ですか」「ご説明お願いします」「貴方だけの問題ではないですね」という言葉は、法律論でも政策批判でもなく、シンプルな住民感情の言語化だ。区民が血税から払う議員報酬を受け取りながら議会中に眠っている事実への素直な憤りが拡散した。

別の女性議員は居眠りから覚めると「物件探し」に勤しむ

問題視されたのは吉田あい議員にとどまらない。フジテレビの取材によると、吉田議員と共に居眠りが指摘された井口かづ子議員(元議長)は、議会中にスマートフォンで物件の間取り図を閲覧している様子が映っていた。議題とは無関係なネット検索だ。

井口議員はその後、こうした行動について「区の物件の相場を調べるため」という趣旨の説明をしたとされる。「出身地の水害対策に関する国会議員からの要望を調べていた」という説明が別の機会に出たという情報もある。いずれにせよ、「議会中に別件をネット検索していた」という行動そのものは否定されていない。

年収1030万円という数字は、杉並区の場合、議員報酬月額約67万円に期末手当が加わった総支給額だ。議員はこの報酬の対価として区民の代表として議会で議論し、審議に集中することが求められている。「居眠り」や「物件探し」が繰り返し記録・報道され、ネットで再拡散され続けるのは、「その報酬に値する仕事をしているのか」という問いへの答えが、映像という形で可視化されてしまっているからだ。

 

「犯罪でもない。リコールしたら?」と有権者感情の温度差

地方議会・区議会の議員報酬と職務態度の問題は全国共通の課題であり、居眠り議員も珍しくはない。しかし動画・静止画として証拠が残り、フジテレビという全国ネットで報じられ、太田光代という知名度のある人物が取り上げることで、ローカルな政治問題が「全国に可視化された象徴的事例」として機能した。

「なぜクビにならないのか」という率直な疑問はYahoo知恵袋にも投稿されているが(2023年8月)、回答は「当選しているし、犯罪を犯したわけでもない。リコール運動したらいかがですか?」というものだった。法的には何も違反していない。しかし「法的に問題がないこと」と「有権者が納得できること」の間にある溝が、SNSの炎上という形で毎回あぶり出される。太田光代の「ご説明お願いします」は、その溝を埋める答えを今も待っている。

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ライター:

東京都出身。一日中ネットに張り付いている。

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