
終了方向との見方が強まる中、不定期開催の可能性を残す方針だ。
THE Wの歴代優勝者一覧
大会は2017年にスタートし、2025年まで全9回実施された。優勝者と主な特徴は以下の通り。
- 2017年:ゆりやんレトリィバァ(初代女王)
- 2018年:阿佐ヶ谷姉妹
- 2019年:3時のヒロイン
- 2020年:吉住
- 2021年:オダウエダ
- 2022年:天才ピアニスト
- 2023年:紅しょうが
- 2024年:にぼしいわし(過去最高903組エントリー)
- 2025年:ニッチェ(過去最多1044組エントリー、マセキ芸能社初の優勝、芸歴21年目で悲願達成)
優勝賞金は1000万円。副賞として冠番組や日本テレビ系出演機会が与えられた。出場資格はプロ・アマ問わず、女性芸人であれば所属事務所、芸歴、年齢、人数に制限がなく、幅広い参加を可能としていた。
視聴者反応はネガティブ寄り
THE W終了の背景には、視聴者から根強く寄せられた「面白くない」という評価がある。
ネット上では「見てて面白くない」「力の差がありすぎて勝敗がわかりやすい」「M-1グランプリなどに比べてレベルが低い」「学芸会レベル」といった声が目立った。
女性限定形式に対しても「性別で括る必要がない」「一般レースで十分に活躍の場がある」との指摘が多かった。視聴率も低迷を続け、2024年大会では史上最低の6.6%を記録。
2025年大会も1桁台にとどまった。TVerなどの見逃し配信で一定の数字を稼いだものの、全体的な注目度は高くなかった。
2025年大会で話題の粗品審査員コメント 「もっと見たかった」声も
2025年大会では霜降り明星の粗品が初審査員を務め、大きな反響を呼んだ。
事前に「面白くないものは面白くないと言う」と宣言した通り、「正直1秒も面白くなかった」「賞金1000万円にしてはレベルの低い大会」「質の悪い客の前でしか試せていない」といった辛口コメントを連発。
具体的なアドバイスを交え、会場を凍りつかせる場面が相次いだ。ネットでは「粗品の講評が一番面白かった」「粗品効果で続けばよかったのに」「来年も粗品審査員が見たかった」との声が多数上がった。
一方で「言い過ぎ」「しんどい」との賛否も分かれた。粗品の存在が一時的に視聴者の興味を引きつけたものの、大会の根本的な魅力不足を補うには至らなかった。
地上波主要お笑い賞レースの現状 女性参加に性別制限なし
THE Wが一時休止となる中、他の地上波お笑い賞レースは2026年も活発に展開されている。主な大会と特徴は以下の通りで、いずれも性別による参加制限はない。
- M-1グランプリ(日本テレビ系、漫才):年末の最高峰。女性コンビや男女コンビの決勝進出例が増加中。
- キングオブコント(TBS系、コント):秋開催。女性芸人の上位進出が目立つ。
- R-1グランプリ(フジテレビ系、ピン芸):3月決勝。女性ピン芸人の活躍が顕著。
- THE SECOND~漫才トーナメント~(フジテレビ、ベテラン漫才):結成16年以上対象。
- ダブルインパクト(日本テレビ系、二刀流):漫才とコント両方を披露可能。
- ツギクル芸人グランプリ(フジテレビ、次世代):地上波レギュラーなし対象。
- ABCお笑いグランプリ(朝日放送テレビ、若手):芸歴10年以内対象。
これらの大会では女性芸人が積極的に参加・好成績を収めており、THE Wの役割が相対的に低下したとの分析もある。
今後の女性芸人活躍の場
THE Wの終了により、女性限定の大型地上波賞レースがなくなる可能性が高まった。
一般賞レースでの機会拡大が期待される中、ヨネダ2000などのM-1決勝進出が象徴するように、性別を超えた評価が主流となりつつある。
日本テレビ側は不定期開催の余地を残しているが、視聴者ニーズの把握とコンテンツの質的向上が不可欠だ。
お笑い界全体の多様化が進む2026年以降、女性芸人たちは一般レースを中心にさらなる飛躍を目指すことになるだろう。



