
銀座の会員制高級クラブ「Nanae」が、10月30日から60日間の営業停止処分を受けたことが明らかになった。オーナーの「ななえママ」こと唐沢菜々江氏が29日、自身のYouTubeチャンネルで公表した。発端は、店と業務委託契約を結んでいたスタッフによる路上での女性へのスカウト行為。停止期間は12月28日まで。クリスマスも含む約2カ月間、店の営業が止まる。
業務委託スタッフの路上スカウト 代表取締役らも事情聴取
唐沢氏は29日、YouTubeチャンネル「わたし、銀座の女【菜々江ママ】」で「【お詫び】クラブNanaeの営業停止について」と題した動画を公開した。冒頭で、来店客や自身を応援する人、関係者に向けて、迷惑と心配をかけたことを謝罪した。
唐沢氏の説明によると、今年1月、クラブNanaeと業務委託契約を結んでいたスタッフが路上で女性にスカウト行為をおこなった。この行為について、迷惑防止条例違反として警察の捜査を受けたという。
その後、当該スタッフのほか、代表取締役らも事情聴取を受けたと説明。店舗に営業停止処分が下されたとして、期間を10月30日から12月28日までと発表した。公表の翌日から、店の営業が止まる日程となった。
てんちむも在籍した銀座Nanae 『ザ・ノンフィクション』が密着
クラブNanaeは、唐沢氏が2018年6月、東京・銀座8丁目に開いた店だ。公式サイトの開店あいさつでは、銀座で約20年を過ごした後、周囲の支援を受けて開業したと紹介している。
店内には壁一面のワイン、白いグランドピアノ、大型のシャンデリアを配置。VIPルームやカラオケ個室も備える。唐沢氏はYouTubeやInstagramで、銀座の接客や店舗経営の様子を発信してきた。
フジテレビ『ザ・ノンフィクション』も唐沢氏と店に密着し、2020年と2021年に放送した。2021年放送分の公式紹介では、取材を始めた2019年秋当時、女性キャストは50人、月の売り上げは1億円を超えていたと紹介。その後のコロナ禍で休業し、店の存続に向けて資金確保に奔走する唐沢氏の姿も伝えている。
唐沢氏はYouTube番組『令和の虎』にも出演。クラブNanaeは、YouTuberのてんちむが「モテフィット」の返金費用を稼ぐため、2020年末から約1年間在籍していた店でもある。
営業停止は12月28日まで クリスマスも期間内に
営業停止は10月30日に始まり、11月の全日と、クリスマスを含む12月28日までが対象になる。店舗の営業を止める期間は、暦日で60日間に及ぶ。
唐沢氏は動画で、営業停止の開始日と終了日を説明した。一方、停止期間を終えた後、具体的にいつ営業を再開するかについては、この動画では案内していない。
唐沢菜々江氏、法令理解と管理・教育の不足を認める
処分に至る経緯を説明した唐沢氏は、営業に関わる法令を自ら理解し、スタッフ一人ひとりに守るべきルールを伝える必要があったと述べた。
自身の勉強とスタッフへの管理が十分に行き届いていなかったと認め、「オーナーとしての認識と管理の甘さを深く反省しております」と謝罪した。
再発防止策として挙げたのは、法令の学び直しと全スタッフへの継続的な教育だ。禁止行為と守るべきルールを全スタッフに伝え、管理・教育を見直して再発防止に取り組むと表明した。



