
高校サッカー屈指の強豪・青森山田高校(青森市)のサッカー部員十数人が、飲酒や喫煙をしたとして停学処分を受けていたことが明らかになった。処分対象には主力選手も含まれるという。
学校側は7月25日に福島県で開幕するインターハイへ出場する方針だが、処分を受けた部員が大会登録選手に含まれているのか、試合に出場する可能性があるのかは分かっていない。
十数人を停学処分 行為の時期や場所は公表されず
デーリー東北によると、飲酒や喫煙を理由に停学となったのはサッカー部員十数人で、主力選手も含まれる。青森山田は6月の青森県高校総体で優勝し、全国大会への出場権を獲得していた。
一方、飲酒と喫煙に関与した人数の内訳、行為があった時期や場所、酒やたばこの入手経路、停学期間などは明らかにされていない。
学校は7月13日にインターハイ出場選手の壮行式を開き、サッカー部を含む11競技の選手を送り出している。ただし、今回の問題と停学処分が壮行式の前後どちらで判明したのかも不明だ。
7月18日夜までに、学校公式サイトと青森県サッカー協会の公式サイトでは、本件に関する学校側の説明や再発防止策を確認できない。
JFAは28人の選手名を掲載
日本サッカー協会(JFA)の大会ページには、青森山田が出場校として掲載され、28人の選手名が公開されている。
大会規定では、試合に登録する選手20人に加え、予備登録選手8人を登録できる。現在公開されている28人がこの大会登録枠に当たるが、停学処分を受けた部員と登録選手との対応関係は公表されていない。
前回は2021年 学校説明と部員証言に食い違い
青森山田サッカー部で酒類をめぐる問題が報じられるのは今回が初めてではない。
2021年2月、サッカー部員の寮にある冷蔵庫から酒類が見つかり、約10人の部員が購入を認めた。学校は関与した部員を無期停学としたが、反省文を提出させたうえで約3週間後に処分を解除している。
当時、学校事務局は日刊スポーツなどに対し、飲酒した形跡は確認できなかったと説明した。一方、デイリー新潮は部員や学校関係者の証言として、寮内で飲酒が行われ、当時の監督から保護者や友人に話さないよう求められたと報じた。
同誌の取材に校長は、酒類が置かれていたことと少量の飲酒があったとの報告を認めたが、飲酒の常態化や隠蔽の指示は否定している。前回は、飲酒の有無を含めて学校側の説明と部員側の証言が一致しないまま終わった。
問われる学校の説明責任
JFAが公開している大会情報では、在籍状況、高体連への加盟、予選での出場資格獲得などが参加条件として示されている。学校内で停学処分があった場合に、チーム全体を自動的に出場停止とする記載は確認できない。
しかし、同じサッカー部で酒類をめぐる問題が繰り返された以上、出場方針だけを示して終わらせることはできない。なぜ再発を防げなかったのか、処分対象者と無関係な部員をどのように区別したのか。学校が大会開幕前にどこまで説明するかが問われる状況だ。



