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斉藤慎二被告の不同意性交等裁判、8月5日に論告求刑へ 女性は「本当に怖かった」

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元「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告(43)が、テレビ番組のロケバス内で初対面の20代女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交等と不同意わいせつの罪で起訴された裁判が東京地裁で続いている。斉藤被告は女性の同意があったと考えたとして無罪を主張。女性は法廷で「本当に怖かった」と証言し、実刑を望む意思を示した。

裁判は第5回公判までの証拠調べと被告人質問を終え、次回は8月5日に論告求刑などを経て結審する予定。

 

ロケバス内で複数回の性的接触

起訴内容によると、斉藤被告は2024年7月30日、東京都新宿区内に駐車していたロケバスで、番組収録に参加していた初対面の女性の胸を触り、別の時間帯には性交等に及んだとされる。

警視庁は同年10月7日、斉藤被告を不同意性交等と不同意わいせつの疑いで書類送検した。同日、吉本興業は斉藤被告とのマネジメント契約を解除。ジャングルポケットは太田博久とおたけの2人体制へ移行した。

東京地検は2025年3月26日、斉藤被告を不同意性交等と不同意わいせつの罪で在宅起訴した。

2026年3月13日の初公判で、斉藤被告は「私の行為に同意してくれていると思った」と起訴内容を否認。弁護側も、女性が行為を受け入れていると考えていたとして無罪を主張した。

「仕事への影響が不安で声を上げられなかった」

3月17日の第2回公判では、女性がビデオリンク方式で証人尋問に応じた。

テレビ朝日などによると、女性は斉藤被告から肌を褒められ、頬と顎をつかまれて突然キスされたと証言。「いきなりキスをされ、本当に怖かった」と述べた。

女性は、斉藤被告が妻子のいる著名芸能人であり、強く拒絶すれば今後の仕事に影響するとの不安があったため、その場で声を上げられなかったと説明した。その後の性的接触にも同意していないとして、斉藤被告側の主張を否定した。

事件後にはPTSDを発症し、フラッシュバックや不眠に苦しみ、休職したとも証言している。斉藤被告からの示談の申し入れには応じず、「罪を認めてほしい。実刑を求めます」と述べた。

 

母親に送られた事件直後のLINE

同じ公判では、女性の母親も証人として出廷した。

母親は、収録中の娘から斉藤被告にキスを迫られたとのLINEが届いたと証言。帰宅後に詳しい被害を聞くと、娘は性被害を報じるニュースに触れながら、同じ被害に遭った人の気持ちが分かったと話し、「もう死にたい」と漏らしたという。

FNNプライムオンラインによると、母親は事件後の娘について、眠ることを怖がり、睡眠薬が不可欠になったと説明。日によって感情の変動も大きくなったと訴えた。

事件直後に母親へ送られたLINEと帰宅後の言動は、女性の証言が後から作られたものではないとする検察側の証拠の一部となっている。

番組関係者も事件前後の様子を証言

5月の公判では、収録に参加していた番組関係者も証言した。

日刊スポーツによると、女性の仕事関係者は、収録終了後にロケバスへ戻るよう促した際、女性が「私はここで大丈夫です」と遠慮するような反応を見せたと説明。それでもスタッフが戻るよう勧めたため、女性は斉藤被告がいる車内へ入ったという。

一方、斉藤被告が帰る際には、女性が収録中に話題となった飲食店について尋ねていたとの証言も出た。弁護側は女性の事件後の振る舞いも同意を認識した根拠の一つとしているが、女性側は仕事を止めることへの不安から平静を装ったと説明している。

関係者はいずれも、ロケバス内での性的接触を直接目撃していない。

 

「好意を持たれていると思った」斉藤被告が説明

6月2日の第5回公判では、斉藤被告に対する被告人質問が行われた。

斉藤被告は、女性から容姿や服装を褒められたため、「好意を持たれていると思った」と証言。ロケが順調に進んで気持ちが高揚し、女性も性的接触を受け入れていると考えたと主張した。

女性から押し返されたり、やめるよう言われたりしたことはなかったとも述べた。車内の映像や音声が残っていないと弁護士から聞いた際には、同意があったことを示す証拠になると考えていたため、絶望したという。

無罪主張を維持する一方、「Aさんの気持ちをくみ取れず申し訳ない」と謝罪した。

日刊スポーツによると、示談金は当初の300万円から2300万円へ増額されたが、女性側は応じなかった。3月の公判では2500万円と報じた媒体もあり、示談額の報道には差がある。

8月5日に論告求刑、判決は後日

本件の行為時における不同意性交等罪の法定刑は、5年以上の有期懲役だった。2025年6月に導入された拘禁刑ではなく、行為時の懲役刑が適用される。

執行猶予は原則として、言い渡される刑が3年以下の場合に限られる。酌量減軽によって刑が3年以下になれば執行猶予の余地はあるため、本件について、有罪判決が直ちに実刑を意味するわけではない。

毎日新聞によると、次回公判は8月5日に開かれ、検察側の論告求刑などを経て結審する予定。判決期日はその後に指定される。

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ライター:

東京都出身。一日中ネットに張り付いている。

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