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YOASOBIでもチケットが売れない? 幾田りらが8年ぶり路上ライブ、ドーム公演前の異例行動に注目

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YOASOBI
幾田りら 公式Xより

世界的人気を誇るYOASOBIのボーカル・幾田りらが、札幌の路上で8年ぶりに歌った。11月には同じ札幌でドーム公演を控えているが、チケットの販売状況を心配する声も広がっている。大勢のファンを魅了してきた幾田が、なぜ今、街角でギターを手にしたのか。

 

YOASOBI幾田りら、札幌で8年ぶり路上ライブ ファンから驚きの声

10月17日、札幌市中央区の創成川公園に現れたのは、音楽ユニット「YOASOBI」のボーカル・ikuraこと幾田りらだった。ギターを手にした幾田は、通りかかった人たちを前に歌声を披露。事前にXでライブを予告するような投稿をしていたものの、世界的な人気アーティストが突然街中で歌い始めるという光景は、多くの人を驚かせた。幾田はライブ後、自身のXに「8年ぶりのストリート。裸の心で、また夢をみることができました」と投稿。ファンからは「世界のikuraになってもやってくれるの嬉しい」「私も死ぬまでに一回生で見たい」といった声が寄せられた。

幾田はYOASOBIとして活動する以前から、東京都内などで路上ライブを行ってきた。2019年に音楽プロデューサーのAyaseとYOASOBIを結成し、「夜に駆ける」でブレーク。その後も「群青」「アイドル」などのヒット曲を生み出し、国内外に活動の場を広げてきた。現在では大規模な会場に立つ機会も多く、路上で歌う姿を目にすること自体が貴重になっている。今回のライブでは、そんな幾田が観客との距離を一気に縮めた。一方、彼女は路上で11月の札幌ドーム公演も告知していた。原点回帰を思わせる光景は、思わぬ形でドーム公演のチケット販売状況にも注目を集めることになった。

 

札幌ドーム公演のチケットが販売中 1万4000円は高いのか

YOASOBIは10月24日からアジアツアー「超惑星」を開催し、11月14日と15日には札幌の大和ハウス プレミストドーム(旧札幌ドーム)で公演を行う。指定席のチケット価格は税込1万4000円。Smart FLASHによると、10月19日時点で札幌公演には販売枠が残っていた。さらに大阪、名古屋、福岡でもチケットの販売が続いていると報じられたことから、SNSではYOASOBIほどの人気でもドームを埋めるのは難しいのかと驚く声が上がった。

注目したいのは、ファンにとって1万4000円という価格がどのような意味を持つかだ。東京や大阪から札幌に遠征する場合、航空運賃や宿泊費を合わせれば数万円の出費になる。北海道内でも札幌から離れた地域に住む人は、移動に時間と費用がかかる。さらに、人気アーティストのライブでは、購入時点で希望する座席を細かく選べない販売方式も珍しくない。高い料金を払ってもステージから遠い席になる可能性があるとすれば、購入をためらうファンがいても不思議ではない。楽曲が好きであることと、遠征費を含めて数万円を支払うことは、別の判断なのである。

 

なぜ今、路上ライブなのか 幾田りらの行動が注目された理由

今回の路上ライブが話題になった背景には、幾田の知名度とライブの規模との大きな落差がある。YOASOBIはすでに海外でも公演を行い、楽曲が世界中で聴かれる存在となった。そのボーカルが、札幌の公園でギターを弾き、自らドーム公演を告知する。テレビCMやSNS広告を通じて何万人にも情報を届けられる時代に、あえて街角で直接歌うという行動は印象的だった。しかも、路上ライブなら偶然通りかかった人も無料で楽しめる。YOASOBIを普段から聴いているファンだけでなく、たまたまその場を訪れた人にも音楽を届けられる機会となった。

路上ライブは、チケット販売のために行ったのだろうか。幾田本人は、販売状況を理由として説明していない。ただ、ライブ後の投稿では8年ぶりの路上ライブへの思いをつづるとともに、翌月のドーム公演を告知し、観客との再会を呼びかけている。実際にYOASOBIの公式Xも路上ライブを報告し、札幌公演のチケット販売を案内した。音楽を届けたいという本人の思いと、公演を知ってもらうための活動が重なった形だ。かつて路上で歌っていた幾田が、ドーム公演を目前に同じスタイルで歌い、観客を会場へ誘う。今回の行動には、一般的な広告宣伝とは異なる説得力があった。

 

YOASOBIほどの人気でもドーム集客は難しい? 今後の注目点

そもそも、音楽の楽しみ方は大きく変わっている。現在は定額制の音楽配信サービスやYouTubeを利用すれば、好きな楽曲を何度でも楽しめる。YOASOBIの「アイドル」が国内外で大きな反響を呼び、ファンの裾野を広げたことは確かだ。しかし、無料や低額で音楽を聴く人の全員が、ライブ会場に行くわけではない。特にドーム公演では、会場の規模に見合う人数を集める必要がある。人気曲を知っている人を、実際にチケットを購入する観客へとつなげる難しさは、YOASOBIに限らず多くのアーティストが抱える課題だ。

だからこそ、幾田の路上ライブは興味深い。数万人規模の会場で歌えるアーティストが、数メートル先にいる観客に直接歌声を届け、次はドームで会おうと呼びかけた。会場が大きくなるほど観客との物理的な距離は広がるが、今回のライブではその距離が一気に縮まった。偶然歌声を聴いた人が実際にチケットを購入したかどうかは分からない。それでも、幾田が札幌の街角に立ったことで、YOASOBIのドーム公演は新たな関心を集めた。11月14、15日の札幌公演でどれほどの観客を動員するのか。8年ぶりの路上ライブが、どのような反響につながるのか注目される。

 

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ライター:

Webライター。きれいごとだけでは済まない現実を、少し距離を置いて綴っています。

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