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「おでんツンツン男」娘の運動会で再炎上 タトゥー露出に批判殺到、翌日謝罪で見えた10年後の変化

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豊嶋悠輔
豊嶋悠輔氏 公式Xより(一部抜粋)

2016年にコンビニのおでんを指でつつく動画を投稿し、全国的な批判を浴びた「おでんツンツン男」こと豊嶋悠輔氏が、10年後の今、再びSNSで注目を集めている。きっかけは娘の運動会。タトゥーが見える服装で参加した豊嶋氏が「子供の運動会でも隠さなきゃいけないの?」とXに投稿したところ、批判が殺到した。翌日には一転して謝罪。かつて世間を騒がせた男性が、父親となった今、突きつけられたものとは何だったのか。

 

「娘の運動会でタトゥー丸見え」X投稿が200万回超表示

発端は10月20日のX投稿だった。豊嶋氏は娘の運動会に半袖・半ズボンで参加したところ、タトゥーが見える服装についてInstagramのダイレクトメッセージで多数の指摘が届いたと明かした。本人としては、ごく普通に娘の運動会を見に行っただけだったという。しかし、周囲からは服装を疑問視する声が相次いだ。これに対して豊嶋氏は「タトゥーが入ってる親って、子供の運動会でも隠さなきゃいけないの?」と問いかけ、世間ではそれほど問題視されることなのかと疑問を投げかけた。

ユーチュラによると、投稿は21日までに200万回以上表示され、大きな反響を呼んだ。批判の中心となったのは、タトゥーの存在そのものより、学校行事に参加する父親としての配慮だった。子どもが周囲からどう見られるかを考えるべきだという意見が相次ぎ、運動会という場所にふさわしい服装を求める声が広がった。自身の外見を気にせず娘を応援したいという思いから生まれた投稿は、親の責任をめぐる議論へと発展した。

 

10年前の「おでんツンツン事件」から現在は経営者に

豊嶋氏が世間に知られるようになったのは2016年。愛知県内のコンビニで、おでんを指でつつく様子を撮影し、SNSに投稿したことが発端だった。動画は瞬く間に拡散され、食品を扱う店での迷惑行為として激しい批判を浴びた。当時、威力業務妨害などの疑いで逮捕され、その後不起訴となっている。閉店後の店舗で廃棄予定のおでんを使った行為だったと後に説明しているが、ネット上では「おでんツンツン男」という呼び名が定着した。

現在は愛知県を拠点にスケートボードショップとパークを経営し、子どもたちの指導にも関わっている。格闘技イベント「BreakingDown」への出場や、講演活動なども行ってきた。2022年にはYouTubeチャンネルを開設し、過去の騒動について自ら説明している。かつての迷惑行為によって知られた豊嶋氏は、地域で事業を営み、子どもの成長を支える立場へと生活を変えていた。それでも10年前の印象は強く残り、今回の騒動でも過去の行動と結びつけて評価する声が見られた。

 

Xでは「娘のことを考えて」批判の一方で擁護も

今回の投稿で目立ったのは、娘への影響を心配する声だった。Xでは、本人がタトゥーを入れることは自由でも、学校という場所では周囲への配慮が必要だという意見が寄せられた。特に、ほかの保護者がどう受け止めるかによって、子どもの友人関係に影響するのではないかという懸念が広がった。一方で、娘本人が気にしていなければ問題ないとする声や、タトゥーがあるだけで親として不適切だと決めつけるべきではないという考え方も見られた。

議論には、BreakingDownに関わる村田将一も参加した。村田は自身も娘の運動会を控えているとしたうえで、長袖・長ズボンで参加するとXに投稿。「これが普通です」と自身の考えを示した。村田もタトゥーがあることで知られる人物だけに、この発言は注目を集めた。タトゥーを入れている人の間でも、学校行事では隠すという選択があることを示した格好だ。今回の騒動は、タトゥーへの賛否から、親としてどこまで周囲に配慮するかという問題へと広がっていった。

 

翌日に謝罪「自分らしさ」と「周囲への配慮」

批判を受け、豊嶋氏は10月21日に改めてXを更新した。運動会での服装について、不快に感じたり配慮が足りないと受け止めたりした人に謝罪。これまでは周囲の目を気にしすぎず、自分らしく生きることを大切にしてきたと説明した。そのため今回も、娘の運動会を楽しみにする気持ちが先に立ち、自分が周囲からどう見られるかまで深く考えていなかったという。そして、自分の自由を大切にするのと同じように、周囲の価値観も尊重する必要があると考えを改めた。

さらに、自身がスケートボードを通じて多くの子どもたちと関わっていることにも言及した。自分の振る舞いによって、指導してきた子どもたちが偏見の目で見られる事態を避けたいという思いを示している。タトゥーそのものを否定する考えはなく、今後も自分らしさを大切にする姿勢は変わらない。ただ、その自由には周囲への配慮も伴うという認識に至った。投稿の最後では、今回の意見を今後の行動に生かしていくと説明している。

 

過去の迷惑行為は息子にも影響 父親として背負うもの

豊嶋氏と家族をめぐっては、今回以前にもSNS上で議論が起きていた。2025年3月には、中学校を卒業した息子の卒業アルバムに書かれた寄せ書きを公開。その中には「食べ物ツンツンするなよ」など、父親の過去の騒動を連想させる言葉も含まれていた。豊嶋氏は息子に謝罪する投稿をしたが、子どもの個人的な出来事をSNSで公開したことにも批判が集まった。本人が過去を乗り越えようとしても、その出来事が家族にまで結びつけられる現実が浮かび上がった。

今回の運動会でも、批判の矛先は豊嶋氏の服装から娘の学校生活へと向かった。子どもへの影響を心配するという理由で、SNS上に家族への否定的な言葉まで広がっていることも気になる。父親の行動を批判することと、子どもをその評価に巻き込むことは別の問題である。豊嶋氏が周囲への配慮を考える必要があるのと同様、周囲の大人たちにも子どもを偏見から守る責任がある。過去の出来事を知っているからといって、その子どもまで同じ目で見ることが許されるわけではない。

 

タトゥーを隠すべきか 運動会騒動で見えた本当の問題

タトゥーに対する考え方は世代や環境によって異なる。ファッションや自己表現の一つとして受け止める人もいれば、威圧感や恐怖を覚える人もいる。運動会は、さまざまな価値観を持つ保護者や子どもたちが集まる場だ。だからこそ、服装を自由に選ぶ権利と、周囲が安心して過ごせる環境への配慮がぶつかることもある。豊嶋氏に寄せられた意見の多くは、タトゥーを消すことより、学校行事という場所での振る舞いを考えてほしいというものだった。

10年前、豊嶋氏はSNSへの投稿をきっかけに生活が一変した。そして今回も、自分では問題ないと考えていた行動が、SNSを通じて大きな議論になった。ただ、今回には大きな違いがある。豊嶋氏は批判を受け止め、翌日に自ら考えを改めた。かつて炎上によって知られた男性が、父親となり、子どもを指導する立場にもなった。自分らしく生きることと、誰かのために行動を変えること。その両方をどう実現するかが、これからの姿勢に表れるだろう。

 

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ライター:

Webライター。きれいごとだけでは済まない現実を、少し距離を置いて綴っています。

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