
SNSフォロワー130万人を抱えるセクシー女優・るるたんさん(27)が、月収1億円に至った価格設定の中身を明かしている。 放送作家の鈴木おさむ氏との共著『るるたん・おさむの欲望のKPI』(扶桑社)が2026年9月1日に発売され、文春オンラインと現代ビジネスが連載形式で内容を公開した。
話題を呼んだ風俗店での「60分20万円」は、単純な値上げではなかった。 本体12万円に、予約を優先できる権利8万円を上乗せした二階建ての構造だったという。 19歳のデビュー時、彼女の手取りは60分8000円だった。
「60分20万円」の正体は、12万円と8万円の二階建て
るるたんさんが2025年に風俗へ復帰した際の料金は、60分12万円だった。だがこの価格でも予約が60件殺到し、本業である同人動画の制作に支障が出たという。
そこで導入したのが「優先的に予約できる権利」の販売である。価格は8万円。本体の12万円にこの権利料を加えた合計が、世間を騒がせた「60分20万円」の内訳だった。つまり値上げではなく、殺到した需要そのものを別の商品として切り出し、値段をつけたことになる。
この構造は、飲食店の優先予約枠やコンサートのファンクラブ先行販売と原理的に変わらない。供給が需要に追いつかないとき、待たずに買える権利は独立した価値を持つ。共著で鈴木おさむ氏が解剖しているのも、こうした一般のビジネスに翻訳可能な手順の部分だ。
「こんな女、2万で抱けるわ!」800万インプレッションは狙って取りに行った
「60分20万円」をXに投稿した直後、批判が殺到した。最も拡散したのが「こんな女、2万で抱けるわ!」という反応で、この一件でるるたんさんの投稿は800万インプレッションを記録している。
本人はこの炎上を事故として語っていない。「プロモーションも兼ねてやってみた」「高くしてバズらせよう」と思って投稿したと明かしており、批判を含めた露出量そのものを取りに行ったことを認めている。結果についても「無風よりはずっといい」と述べる。
価格を告知として使い、批判を拡散装置として使う。この二重の設計が意図的だったという点が、単なる高額サービスの話と異なる部分である。値付けが収益の手段であると同時に、広告予算をかけない集客の手段にもなっている。
手取り8000円から始まった7年 単価は25倍に
るるたんさんが風俗の世界に入ったのは19歳のときだった。扶桑社の発表によれば、当時の店は新橋の格安店で、料金は60分1万2000円、本人の手取りは8000円。10代で受けた被害を背景にした債務が、その出発点にあったことを本人が著書で明かしている。
その後、デリス新宿で18か月連続のナンバーワンを記録。23歳で同人AVへ活動の軸を移し、写真集の刊行、撮影会の主催、浅草ロック座での主演へと範囲を広げた。フォロワー数は2026年8月時点で130万人に達している。
手取り8000円から20万円まで、7年で単価はおよそ25倍になった計算だ。ただし本人は、この価格が単体で成立しているとは説明していない。現代ビジネスの取材には「今も私が風俗だけをやっていたのならお客様は離れてしまうかもしれません。けど今のお客様はこれまでの私の活動を応援してくれている方々」と答えている。価格を支えているのは行為そのものではなく、それまでに積み上げた活動への支持だという認識である。
1年で5000万円が1億円に なぜ値上げしても客が離れなかったのか
るるたんさんがABEMAの番組「給与明細」に出演した26歳当時は、月収800万円、法人売上の最高月収5000万円、累計売上1億2000万円だった。
そこからちょうど1年で、月収の最高額は1億円へと倍増している。この間に起きたのは、単価の引き上げではなく販路の組み替えだ。風俗の稼働は予約を絞る方向に動き、収益の主軸は同人動画の販売へ移った。時間を切り売りする労働から、一度作ったものを複製して売る事業へ重心が移動した形である。
値上げしても客が離れなかった理由も、この構造から説明がつく。稼働を減らせば希少性が上がり、希少性が上がれば優先予約権に値段がつく。そして本業の動画販売が収益を支えているため、風俗の単価を下げて客数を確保する必要がない。価格を高く保てること自体が、別の収入源を持っていることの結果になっている。
一方で、この手順がそのまま他者に再現できるかは別の話だ。130万人のフォロワーという前提を欠いたまま価格だけを引き上げれば、残るのは予約の消滅だけになる。共著が「KPI」を掲げながら解剖しているのは、その前提条件の作り方の部分だ。



