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CUTIE STREET武道館でCD販売一時停止 不法投棄と抽選付き特典商法の実態

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CUTIE STREET
CUTIE STREET 公式Xより
8月25日から26日にかけて日本武道館で単独公演を行ったCUTIE STREETは、会場周辺でCDの不法投棄が複数確認されたとして、26日にCD販売を一時停止した。
その後予約販売へ切り替えて再開したが、ファンからはマナーだけでなく販売方式自体を問う声が広がった。
 

公式発表の内容

CUTIE STREET公式アカウントは26日午前、25日に日本武道館および近隣施設でCDの不法投棄が複数確認されたため、当面の間CD販売を一時停止すると発表した。
再開は会場と施設の協議後に公式SNSで案内するとし、不法投棄は絶対にやめるよう求めた。
公演は25日と26日の2日間で、会場販売のCDや映像商品を買った来場者向けに特別抽選会が組まれていた。
停止発表の後、同日午後1時半ごろから販売と抽選会は再開された。
ただし運用は変わり、CDは全数予約販売、整理券所持者の優先案内、午後2時以降の来場者はスタッフ対応となった。公式は不便をかけるとしつつ理解と協力を求めた。
問題になったのはライブ中止ではなく物販で、公演自体は予定通り進行した。

 

ファンからの批判の声

不法投棄は廃棄物処理法などに抵触しうる行為であり、施設や近隣、他の来場者、グループ側に実害が出る。
公式がマナー違反を強調したのはその点では妥当だ。
一方で拡散した返信は、責任を個人の振る舞いに限定することへの疑問が中心だった。
代表的な指摘は、CDを何枚も必要としないのに抽選会を購入に結びつけるから余る、というものだった。
別の指摘は、特典のために何十枚、何百枚と買わせる仕組みを作りながら、捨てられた瞬間にファンのマナー違反だけで片付けるのは無責任だ、というものだった。
返信では、抽選券をCDと同額で別に売る、後日発送にする、会場に回収場所を設けるといった代替案も出た。
他方で、好きで買った以上は自分で持ち帰れ、不法投棄は犯罪だと切り返す声もあった。

 

抽選付きCD販売の歴史と実態

握手会自体は1980年代のアイドルイベントにもあった。
浅香唯やおニャン子クラブ関連の大規模握手、レコード購入者への整理券配布がその例だ。
2000年代に入るとCD不況が本格化し、モーニング娘。や嵐などが購入者限定の接触イベントを使い始めた。
転機は2008年、AKB48がキングレコード移籍後のシングルで握手券付きCDと全国握手会を本格導入したことだ。
以降、CDは音源より参加権や投票権の性格が強くなり、同一タイトルの複数買いが業界の標準に近づいた。
選抜総選挙の投票券も同じ構造を加速させた。
ライト層は数枚、中核層は20から50枚、確率を上げたい層は50から100枚、突出した層は数百枚から1000枚規模に達する。
過去の調査では、同じ曲を買った最多枚数の平均が約28枚、金額平均が約3万7000円という数字もある。
通常盤は1200円前後、中間盤は1800円、初回限定盤は3000円前後が多く、100枚なら12万円前後になる。
余った盤は発売直後から中古店に並び、回収や廃棄、今回のような投棄につながる。
CUTIE STREETの会場販売でも、1会計あたり10枚や30枚といった上限が設けられることが多く、上限まで買う層が一定数いる。

 

今回の特典内容

武道館公演の特別抽選会はハズレなしとされた。S賞は撮影可能なお見送り会参加券で、前売りチケット所持者のみ対象。
A賞は全メンバー直筆サイン入りOSHI API UNIFORM。B賞は直筆サイン入りうちわ。C賞はランダムサイン入りソロチェキ。
参加賞はデジタルメッセージ入りポストカードで、25日と26日で絵柄が異なる。
目玉はS賞のお見送り会で、口数を増やすために複数枚購入する動機になっていた。
1会計あたりの上限はイベントにより10枚や30枚と設定されることが多い。

 

他アイドルグループの特典比較

AKB48グループは個別握手とグループ握手、オンラインお話し会が中核だ。Official Shop盤では推しと日程を指定でき、複数枚をまとめて出すと接触時間を延ばせる。
生写真も定番で、全国握手と個別握手の二層構造が長い。
乃木坂46や櫻坂46など坂道シリーズは、生写真、メガジャケ、ポスター、店舗別特典など物の特典が厚い。
直接握手は相対的に少なく、生声録音やかるた、私物サインなど企画型の交流が目立つ時期もあった。
ハロープロジェクトはリリースイベント連動の個別握手やチェキに加え、お絵描き会や相談会など会話の幅を広げる企画が多い。
地下アイドルやライブアイドルは物販そのものが特典会で、チェキを枚数課金する形が一般的だ。
買えば買うほど会える設計がより直接的である。
K-POPではサイン会やヨントン応募券をアルバム購入に付ける例が多く、100枚単位の購入と廃棄が環境問題としても報じられてきた。
CUTIE STREETは握手ほど長くないが撮影可能な見送りを最上位にした点で、接触時間より記念性を前面に出した中間型と言える。
共通するのは、特典の価値がCD本体を上回りやすいことだ。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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