
渋谷・宮下パーク近くのパーソナルジム「BVEATS渋谷宮下パーク」のトレーナーとされる男性らをめぐり、女性側に飲食代を負担させたとする告発がSNS上で拡散している。運営会社のBVEATS株式会社は2026年6月29日、東京地方裁判所に自己破産を申請したばかり。破産申請直後の企業名とSNS告発が結びつき、芦名勇舗氏が率いたジムをめぐる騒動が広がっている。
「トイレに立った隙に全員逃げた」Threadsでの告発
発端は、被害を受けたとする女性がThreadsに投稿した告発だった。投稿によると、BVEATS渋谷宮下パークのパーソナルトレーナーとされる男性5人組が女性3人組をナンパし、一緒に飲食。女性たちがトイレに立った隙に男性5人全員が走って逃げ、会計を女性側に押し付けたという。投稿には割り勘の計算をしたとみられる電卓画面のスクリーンショットなどが添えられ、「年上のくせに走って全員逃げるとかガキかよ」「筋肉育てる前に常識を身につけろよ」と強い憤りの言葉が並んだ。
この告発をXのまとめ系アカウントが取り上げたことで拡散。店舗のGoogleマップの口コミ欄にも「誘っといて食い逃げってありえますか」などと批判的なレビューが書き込まれる事態となった。
会社への連絡で謝罪・返金 告発者は「この件は終了」
Threadsの一連の投稿によれば、女性側は男性らのInstagramアカウントを特定し、運営会社に連絡。その結果、当事者本人から謝罪があり、返金も行われたという。告発者は「本日会社にご連絡させていただき無事にご本人から謝罪と共に返金があったのでこの件は終了です」と報告し、投稿を削除する意向を示した。金銭面では決着した形だが、拡散されたスクリーンショットは今もSNS上に残り続けている。
なお、当事者の氏名や、5人全員が実際に同店のトレーナーであったかどうかについて、運営会社からの公式な発表は確認できていない(2026年7月6日時点)。
破産申請直後の炎上という追い打ち
BVEATS株式会社は、2026年6月29日付で東京地方裁判所に自己破産を申請した。既報によると、負債総額は約2億3000万円。同社は会員制パーソナルジム「BVEATS」を展開し、渋谷、恵比寿、目黒、新宿などで店舗を運営してきた。代表の芦名勇舗氏は「プルゴリ」の愛称で知られ、破産申請について自身のXで「経営者である私の判断の甘さによるもの」と説明している。
従業員の「私生活」も企業リスクになる時代
勤務時間外の従業員の行動であっても、SNSで所属先が特定されれば、瞬時に企業の看板を傷つける。パーソナルトレーナーは顧客と一対一で向き合う、信頼そのものが商品といえる職業。告発が事実であれば、失われたのは数千円の飲み代ではなく、ブランドへの信頼だった。
破産手続きの渦中にあるBVEATSにとっては泣きっ面に蜂となった「ナンパ食い逃げ」告発。企業の信用は、経営者だけでなく、看板を背負う従業員一人ひとりの振る舞いの上に成り立っている。



